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リウマチを科学する46 関節リウマチ治療のガイドライン

10 分前
読了時間: 3分

関節リウマチ治療のガイドライン

〜これまでの薬が、どの順番で使われるのか〜

対象:患者さん・ご家族/医療・介護スタッフの皆さん

関節リウマチの治療は2000年代以降、急速に進歩してきました。次々に新しい薬や研究成果が出るのに合わせて、国内外のガイドラインも数年ごとに改訂されています。今回は、日本リウマチ学会の「関節リウマチ診療ガイドライン2024」にある薬物治療アルゴリズムを、ざっくりと理解できるよう簡略化してご紹介します。

1治療の流れ(簡略版)

日本リウマチ学会「関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂」の薬物治療アルゴリズムを、出典書籍の簡略図をもとに当院で再構成(さらに簡略化しています)
日本リウマチ学会「関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂」の薬物治療アルゴリズムを、出典書籍の簡略図をもとに当院で再構成(さらに簡略化しています)

2いちばん大切な4つのポイント

フローチャートは情報が多く見えますが、流れはこれまでご紹介してきた早期治療(window of opportunity)とTreat to Target(T2T)の原則そのものです。押さえたいのは次の4点です。

ガイドラインにはこのほか、メトトレキサートの副作用を防ぐための葉酸の併用、合併症がある場合の対応、手術やリハビリテーションの推奨なども記載されています。
ガイドラインにはこのほか、メトトレキサートの副作用を防ぐための葉酸の併用、合併症がある場合の対応、手術やリハビリテーションの推奨なども記載されています。

フェーズ

使う薬

詳しくは

I

メトトレキサート(±ほかのcsDMARD)

「メトトレキサート」「従来型抗リウマチ薬」の回

II

+生物学的製剤 または JAK阻害薬

「生物学的製剤」「JAK阻害薬」の回

III

生物学的製剤・JAK阻害薬の変更

同上

3リウマチ治療に残されている課題

すべての方にガイドラインに沿った治療を届けるのが理想です。しかし現実には、さまざまな理由でそれができず、リウマチがこじれて難しくなってしまうケースが後を絶ちません。その背景には、患者さん自身や社会的な事情に加え、医療資源の問題もあります。地域によってはリウマチ専門医が足りなかったり、そもそもいなかったりすることもあります。

また、適切な治療を受けられずに難しくなる場合だけでなく、適切な治療を受けていても、どの薬も効かずに難しくなる場合もあります。こうした難治性の関節リウマチはD2T RA(Difficult to Treat Rheumatoid Arthritis)と呼ばれ、近年注目されているテーマです。

#関節リウマチ#診療ガイドライン#治療アルゴリズム#メトトレキサート#生物学的製剤#JAK阻害薬#T2T#windowofopportunity#D2TRA#専門医連携#在宅医療#さくら在宅クリニック

※本記事は一般的な医学情報をわかりやすくお伝えするために内容を簡略化しています。治療の流れは、日本リウマチ学会「関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂」の薬物治療アルゴリズムを、出典書籍の簡略図をもとに再構成したものです。実際の治療方針はお一人おひとりの状態によって異なります。詳しくはガイドライン原文をご参照いただき、必ず主治医にご相談ください。

 
 
 

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