認知症は治せるか~認知症治療の羅針盤16~右半球優位の前頭側頭型認知症(rtvFTD)とは?「人の顔を覚えられない」「こだわりが強くなった」が初期サイン
- 6 日前
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右半球優位の前頭側頭型認知症(rtvFTD)とは?「人の顔を覚えられない」「こだわりが強くなった」が初期サイン
うつ病・強迫症・自閉症スペクトラムと間違われやすい認知症——「相貌失認(顔が覚えられない)」「記憶障害」「行動異常」の3つを特徴とする右半球優位の前頭側頭型認知症(rtvFTD)について解説します。
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前頭側頭型認知症(FTD:Frontotemporal Dementia)は、前頭葉・側頭葉が変性する神経変性疾患の総称です。rtvFTDはその中で、右側頭葉を中心とした萎縮・血流低下が優位な亜型で、左側頭葉が優位に障害される意味性認知症(SD)との鑑別が重要です。


現時点での知見では、rtvFTDの三大症状は以下の3つです。経過の中で噂語困難・呼称障害・抑うつなどが加わり、最終的には8割の症例で言語異常が目立つとされています。



rtvFTDは特に初期において、行動異常・うつ・強迫症状のみが目立つことがあり、精神疾患との誤診に注意が必要な認知症です。


rtvFTDの臨床症状はbvFTDとSDの双方の特徴を混在して呈するため、臨床症状のみからの診断は難しいとされています。右側頭葉に優位な萎縮および代謝低下所見、そしてアミロイド病理の確認が診断の手順として重要です。

rtvFTDでは病識が乏しく、本人は「問題ない」「認知症ではない」と思っていることが多いです。そのため支援を拒否したり、「認知症でないという診断書を書いてほしい」という要求が続いたりすることがあります。ご家族の精神的負担が非常に大きい認知症のひとつです。




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