#離人症#現実感消失#自我意識の障害#うつ状態#うつ病#精神症状#在宅医療#訪問診療#さくら在宅クリニック ① 離人症とは 離人症は、自分の体が自分自身のものではないように感じられます。 患者さんの多くはよく、現実感がなくなるという表現をされます。しかし、この言葉は正常な人にとってはピンとこないかもしれません。実際に体験していないと想像しにくい症状だからこそ、患者さんが使う比喩から理解を試みることが役に立ちます。 ② 「現実感がなくなる」とはどんな感覚か 現実感がなくなるという感覚は、周囲が生き生きと感じられなくなって、白黒に見えるような感覚に近いようです。色があるはずの世界から彩度が抜け落ちてしまったような、そんな体験だと考えると近いのかもしれません。 ③ 患者さんが語る3つのイメージ 離人症を語るとき、患者さんからは次のような表現が聞かれます。 いずれも共通しているのは、自分と自分自身の間、あるいは自分と世界の間に、一枚の隔たりができてしまっているという感覚です。前回の記事で触れた「自己を認識する4つの様式」でいえば、自分と外界は別物であると