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攻めの栄養療法を科学する44~消化管の状態と選択できる経腸栄養剤の種類
―「どこまで消化・吸収できるか」で考える― 経腸栄養剤を選択する際に最も有用なのが、 消化・吸収機能に応じた「窒素源(たんぱく質の形)」による分類 です。これは「消化管がどこまで働いているか」を評価し、 最小の負担で最大の栄養効果を得る ための考え方です。 ① 成分栄養剤|消化・吸収機能が高度に低下している場合 成分栄養剤 は、窒素源が 結晶アミノ酸のみ で構成され、化学的に明確な成分からなることが特徴です。 特徴 すべての成分が 上部消化管で吸収 され、残渣がほとんど生じない 消化機能低下・吸収障害 のある病態で有用 注意点 浸透圧が高く、 浸透圧性下痢 を起こしやすい 投与速度の調整が必須 改善しない場合は 溶解水量を増やして浸透圧を下げる 脂質含有量が極めて少なく、 長期単独使用では必須脂肪酸欠乏に注意 必要に応じて脂肪乳剤の経静脈投与を検討 アミノ酸特有の におい・苦味 があり、フレーバーによるマスキングが必要なことが多い 主な適応 クローン病急性期・再燃期 重症膵炎(早期経腸栄養) 短腸症候群 吸収不良症候群(膵外分泌不全など) 👉
1月15日読了時間: 3分


攻めの栄養療法を科学する21~はじめに|栄養療法は「治療の基盤」
栄養療法は、健康の維持・増進のみならず、生活習慣病やさまざまな疾患の 治癒・改善を支える重要な治療の一部 です。患者が何らかの栄養障害に陥った場合、 適切な栄養スクリーニングと栄養アセスメントを行い、早期に栄養状態を維持・改善する方策を講じること は、医療の基本とされています。 近年の研究により、栄養療法は以下の点で患者予後を改善することが示されています。 創傷治癒の促進 感染症合併の予防 治療反応性の向上 在院日数の短縮 医療費の削減 病期(セッティング)によって異なる「攻めの栄養療法」 2018年度の厚生労働省・病床機能報告では、平均在院日数の中央値は以下の通りでした。 高度急性期:9日 急性期:14日 回復期:51日 慢性期:234日 このように 医療のセッティングによって在院日数・患者背景・関与する職種・ゴール設定は大きく異なります 。そのため、「攻めの栄養療法」の対象患者や適応も、セッティングごとに考える必要があります。 本稿では、 急性期医療における栄養療法の考え方 を中心に解説します。 急性期医療における栄養療法の特徴 ICU患者に
2025年12月21日読了時間: 5分


栄養管理を科学する64~経腸栄養剤は何に気をつければいい?
〜「下痢より嘔吐」が危険な理由とは?〜 経腸栄養剤を使っているとき、「何に気をつければよいですか?」というご質問をよくいただきます。特に在宅医療の現場では、ご家族や介護スタッフの方々が 限られた情報と環境の中で判断 しなければならない場面も少なくありません。...
2025年4月8日読了時間: 2分


栄養管理を科学する63~経管栄養 Step Down の方法
〜経口摂取への移行は、段階的にがポイント〜 経管栄養を行っている患者さんが、少しずつ経口摂取へと移行していく過程を「 Step Down(ステップダウン) 」と呼びます。 この過程では、 一気に経口摂取へ切り替えるのではなく、段階的に進めていくこと...
2025年4月7日読了時間: 2分
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