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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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パーキンソン病を科学する3ー②~ミトコンドリアの異常がカギ?
パーキンソン病とPINK1・Parkin遺伝子の関係とは パーキンソン病は、脳内のドパミン神経細胞が徐々に減少していくことで、手のふるえ(振戦)や動作緩慢、筋固縮などの症状が現れる神経変性疾患です。 この病気の原因のひとつとして、ミトコンドリアの機能異常に注目が集まっていま...
5月20日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する2~パーキンソン病の原因は「ひとつ」じゃない― 酸化ストレス仮説と在宅医療から見た現実 ―
パーキンソン病の原因は、ひとつの明確な因子によるものではありません。現在の医学的な理解では、**複数の要因(複合因子)**が関与していると考えられています。 その中でも注目されているのが「 酸化ストレス仮説 」です。ドパミンは私たちの運動機能に深く関わる神経伝達物質ですが、...
5月18日読了時間: 2分


睡眠薬の新しい選択肢「オレキシン受容体拮抗薬」~ベルソムラ錠からデエビゴ錠への変更について
〜ベンゾジアゼピン系からの切り替えを進めています〜 こんにちは。さくら在宅クリニック院長の内田です。 最近、睡眠薬の選択に変化が出てきています。これまで主流だった ベンゾジアゼピン系睡眠薬 は、 依存性 、 認知機能への影響 、 転倒リスクの増加...
5月17日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する1~多因子疾患としての理解からスタート~
こんにちは、さくら在宅クリニック院長の内田です。今回から数回にわたり、「 パーキンソン病 」について、在宅医療の視点も交えながら、科学的にわかりやすくお伝えしていきたいと思います。 ■ 原因はひとつじゃない? パーキンソン病というと、ドーパミン不足が原因の運動障害というイメ...
5月17日読了時間: 2分


高齢者の薬の「効きすぎ」を防ぐには?
クレアチニンクリアランスで腎機能を正しく評価する大切さ 高齢になると、腎臓の働きが少しずつ弱くなってくる方が多くなります。そんな中、 腎臓で代謝される薬 をそのままの量で使ってしまうと、体からうまく排泄されずに 血中濃度が上がり、効きすぎてしまう ことがあります。そのため、...
5月14日読了時間: 2分


褥瘡を科学する28~在宅医療における「褥瘡ケア」の重要性
限られた環境でも、高い判断力とケアを 在宅医療の現場では、ベッド上で長時間過ごす患者さんが多く、**褥瘡(じょくそう:床ずれ)**の予防と治療は日常的な課題です。特に在宅では、病院とは異なり使用できる医療資源が限られているため、...
5月13日読了時間: 2分


【症例紹介】ステロイドが奏功したRS3PE症候群の一例
■症例概要 89歳女性。以前より肩関節周囲炎で近医にて加療中でしたが、改善せず大学病院を受診。診断は同様で、NSAIDsが処方されました。ところが、その後より両下腿の浮腫が悪化し、歩行困難となり、当院の往診を受けることになりました。 ■当院初診時の所見(令和5年3月)...
5月12日読了時間: 2分


後頚部ハイドロリリースによるめまい・複視の改善例 ~解剖と臨床の交差点~
私自身、某SNS上で「ハイドロリリース研究会」を主宰しております。メンバーは現在、約1,000名に迫っており、日々、海外文献や最新知見を共有しております。なお、内容の専門性とプライバシー保護の観点から、 非公開の研究会 としています。 最近、非常に興味深い...
5月11日読了時間: 2分


褥瘡を科学する19~褥瘡や創傷治療における「主薬」の役割とは?
在宅医療の現場では、褥瘡やさまざまな創傷に対する適切な処置が欠かせません。その中心となるのが「主薬」と呼ばれる外用製剤です。 主薬には以下のような重要な機能があります: 壊死組織の除去(デブリードメント) 感染のコントロール 湿潤環境の調整(吸水、保湿、補水)...
5月4日読了時間: 1分


【高齢者の不眠と転倒リスク】「非ベンゾジアゼピン」って本当に安全?
超高齢社会を迎えた日本では、高齢者の 転倒・骨折 が大きな問題になっています。特に 夜間の転倒 は、 大腿骨骨折 や 急性硬膜下血腫 など、命に関わる重篤な事故につながることもあります。 そのため、病院や介護施設では 抑制同意書...
5月3日読了時間: 3分


風邪に葛根湯?実はタイミングと体質が大切です
風邪の漢方薬といえば「 葛根湯(かっこんとう) 」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ですが、漢方は 病名に対して使う薬ではありません 。その人の 体質 や 病状のタイミング に合っているかが非常に大切です。 葛根湯が合うのはどんな人?...
4月25日読了時間: 2分


褥瘡が感染したら?〜消毒薬がNGな理由と正しい治療法〜
褥瘡(じょくそう)が感染しているかどうかを見極めるには、「感染の4徴候」を確認します。 熱感(熱を持っている) 発赤(赤くなっている) 腫脹(腫れている) 疼痛(痛みがある) これらのサインが褥瘡周囲にある場合、感染の可能性があります。 消毒薬はNG!その理由とは?...
4月24日読了時間: 2分


褥瘡を科学する4~浸出液を適切に管理するためのドレッシング材とは?
褥瘡や慢性創傷のケアにおいて、「浸出液のコントロール」は非常に重要です。創部に滲出する液体が多すぎると感染や周囲皮膚の浸軟を引き起こし、治癒の妨げになります。 このような浸出液を吸収し、保持する機能に優れた被覆材として、下記のようなドレッシング材が挙げられます。 ■...
4月19日読了時間: 1分


褥瘡(じょくそう)に対する進化した湿潤療法「開放性ウエットドレッシング療法」とは?
病院勤務時代、術後の創部治癒が遅れそうな患者さんには「カラヤヘシブ」という高機能な創傷被覆材を使用していました。非常に優れた素材ですが、コストが高く、一般には入手困難なため、在宅や褥瘡治療では使いにくいのが現実です。 一方、褥瘡に対しては家庭で簡便に実践できる「ラップ療法(...
4月17日読了時間: 3分


褥瘡(じょくそう)治療の本質とは?
「褥瘡の治療」と聞くと、多くの方は「軟膏を変えてみる」「創傷被覆材(そうしょうひふくざい)を変えてみる」といった対応をイメージするかもしれません。 しかし、本質はそこではありません。 褥瘡をしっかりと治すためには、 なぜ褥瘡ができるのか...
4月16日読了時間: 2分


傷にラップを当ててもいいの?専門家の見解と在宅医の視点から
「傷口に食品用ラップを当てておくと早く治るって本当?」最近、そんな話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 朝日新聞デジタルに掲載された記事では、日本熱傷学会が「ラップは絶対に使ってはならない」、一方で日本褥瘡学会は「やむを得ない場合は考慮してもよい」と見解を示...
4月10日読了時間: 3分


【症例紹介】長期治癒しなかった褥瘡が完治!在宅医療でのVAC療法の力
今回は、 昨年5月に筋層に達する重度の褥瘡を発症された方の症例 をご紹介します。 この方は体動困難が続き、褥瘡は進行。私たちが関わるまでの約4カ月間、様々な治療が行われたものの、創部は一向に改善せず、当クリニックにご相談がありました。...
4月6日読了時間: 3分


「消毒しない」キズの治療法をご存じですか?在宅医療で大切な褥瘡ケアの話
かつて脳外科医として病院勤務していた頃、創部感染や脳卒中患者さんの褥瘡(じょくそう=床ずれ)は、日常的に悩まされる問題でした。研修医の頃は、毎朝せっせと傷を消毒し、ガーゼを交換するのが大切な日課。これが自分の存在意義だと信じていたものです。...
4月3日読了時間: 3分


がん性皮膚潰瘍とは? ~見えないつらさに寄り添うケアを~
がんが皮膚に広がったり、再発や転移によって体表面に現れると、皮膚が潰瘍化してしまうことがあります。これを「 がん性皮膚潰瘍 」と呼びます。 がん性皮膚潰瘍は、転移性がん全体の約5〜10%に見られ、 特に乳がんや頭頚部がん での発生率が高いといわれています(※1)。...
3月24日読了時間: 3分


慢性難治性疼痛に対する脊髄刺激療法を科学する11
治療メカニズムについて 脊髄刺激療法は、ゲートコントロール理論に基づいて考案されました。痛みのある場所に刺激感(パレステジア)が重なるようにして痛みが和らぐと言われています。 ごく単純に理解するならば、右足が痛い時に反対の左足をつねると右足の痛みが軽減すつことを科学的に説明...
3月3日読了時間: 1分
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