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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する21~創傷ケアの基本:やさしい洗浄で感染リスクを減らす
創傷ケアでは、「洗う」こともとても大切なステップです。付着した滲出液(しんしゅつえき)や軟膏をやさしく取り除き、創面(きず)を清潔に保つことで、感染のリスクを減らすことができます。 ◆ 洗浄の目的 創傷面やその周囲の皮膚にダメージを与えないよう注意しながら、細菌や、その“え...
7月1日読了時間: 3分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する20~ドレッシング材・テープ類の正しい剥がし方
〜皮膚を守るやさしいケアのために〜 創傷ケアでは「貼る」だけでなく、「剥がす」ことにも大切なポイントがあります。間違った剥がし方は、せっかく治りかけた創部や周囲皮膚を傷つけてしまう原因になります。今回は、ドレッシング材や絆創膏・フィルムを剥がす際の基本的なコツを紹介します。...
6月30日読了時間: 3分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する19~【皮膚のバリア機能と褥瘡ケア:浸軟にご注意】
褥瘡(じょくそう)周囲の皮膚は、創部からの滲出液(しんしゅつえき)に長時間さらされやすく、**「浸軟(しんなん)」**という状態に陥りやすくなります。 🔍 浸軟とは? 皮膚が水分に長く接することで角質層がふやけ、細胞同士の結びつきが緩む現象です。これは例えば、お風呂に長く...
6月29日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する32~パーキンソン病の「動作緩慢・無動・寡動」とは?
パーキンソン病の身体所見として代表的なものに、「動作緩慢(ブレイディキネジア)」「無動」「寡動」といった運動機能の低下が挙げられます。これらは日常生活の中でもさまざまな形で現れます。 ◆ こんな場面で気づけるサイン 椅子に座るまでの動作が異常にゆっくり →...
6月29日読了時間: 2分


パルスオキシメーター、正しく使えていますか?
在宅医療やご家庭でも広く使われている「 パルスオキシメーター 」ですが、その 測定方法や注意点 を正しく理解していますか? 今回は、**より正確にSpO₂(動脈血酸素飽和度)**を測るためのポイントをご紹介します。 ◆ パルスオキシメーターとは? パルスオキシメーターは、...
6月27日読了時間: 2分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する18~【褥瘡ケア】痛みを伴う創部へのやさしい対応とは
〜患者負担を軽減するドレッシング材の選び方〜 褥瘡の治療では、 創の状態に加え、「痛み」の有無も材料選択において非常に重要なポイント です。今回のケースでは、「d2-e1-s6-i1-g0-n3-p0(DESIGN-Rスコア)」の状態=...
6月27日読了時間: 3分


【褥瘡(じょくそう)の感染をどう見極める?どう治療する?】
褥瘡(床ずれ)が感染しているかどうかは、以下の「感染の4徴候」があるかで判断します。 熱感(触ると熱い) 発赤(赤くなっている) 腫脹(腫れている) 疼痛(痛みがある) これらのサインがある場合、褥瘡感染を疑うべきです。 【感染しているからといって“消毒”していませんか?】...
6月26日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する30~パーキンソン病の振戦とは?
~特徴的なふるえの見分け方~ パーキンソン病の身体所見の中でも、**最もよく知られている症状が「振戦(ふるえ)」**です。この振戦にはいくつかの特徴があり、他の疾患と鑑別するうえでも重要な観察ポイントとなります。 👀 パーキンソン病にみられる振戦の特徴まとめ...
6月26日読了時間: 2分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する16~【症例で学ぶ褥瘡ケア】柔らかい壊死と感染創への外用剤選択
〜創の状態に合わせた適切な局所療法を考える〜 褥瘡治療において、創の性状に応じた外用剤の選択は、治癒経過を左右する重要な要素です。今回は「柔らかい壊死組織を伴う創」と「感染兆候を伴う仙骨部褥瘡」の症例を例に、適切な外用剤の選択とその理由について解説します。 Case...
6月25日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する29~パーキンソン病の問診で見逃してはいけない「非運動症状」
~診断の質を高める視点とは~ パーキンソン病と聞くと、「手の震え」や「動きの遅さ」といった 運動症状 が思い浮かびますが、実は**非運動症状(自律神経・精神・睡眠関連)**も患者さんの生活に大きな影響を与えています。 問診の段階でこれらの症状をしっかり拾い上げることが、...
6月25日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する28~パーキンソン病の診断で大切な「問診」の視点
~運動症状に注目することの意義~ パーキンソン病は、加齢とともに発症頻度が増加する神経変性疾患です。その診断の第一歩は、 「問診」=患者さんの声を丁寧に聞くこと にあります。 🎯 運動症状が主訴となるケースが多い パーキンソン病の初期には、 手足の震え(振戦)...
6月24日読了時間: 2分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する15~【症例で学ぶ】浅い潰瘍と良性肉芽へのドレッシング材の選び方
〜DESIGN-Rスコアに基づく実践的判断〜 褥瘡ケアでは、 創の深さや滲出液量、肉芽の状態などに応じて適切なドレッシング材を選択することが重要 です。今回は「浅い潰瘍」と「良性肉芽(d2)」の2つのケースを例に、材料の選択とその理由を解説します。 🟤 Case...
6月23日読了時間: 3分


【在宅診療での腹部膨満感への対応】〜腹水だけじゃない、イレウスの可能性にも注意を〜
がん患者さんの「お腹の張り」は、消化器がんに限らず婦人科がんや泌尿器がんなど、多くのがん種でみられます。しかし、腹部膨満=腹水と短絡的に考えるのは危険です。 ■ 腹部膨満の裏に潜む「イレウス(腸閉塞)」 がん患者さんの腹部膨満感の原因として、**イレウス(腸閉塞)やサブイレ...
6月22日読了時間: 4分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する14~【写真で学ぶ褥瘡ケア】紅斑・紫斑や水疱をどう評価し、何を使う?
褥瘡(じょくそう)は進行すると深部組織まで損傷し、感染や慢性化のリスクが高まります。 しかし、早期に適切なケアを行えば進行を食い止めることが可能です。 今回は**DESIGN-Rで言う「d1(紅斑・紫斑)」と「d2(水疱)」**の症例をもとに、ドレッシング材の選択とその理由...
6月22日読了時間: 3分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する13~【褥瘡管理】慢性期における創傷評価とドレッシング材の選択
〜DESIGN-Rで考える、深い褥瘡のケア〜 急性期(発症後1~3週間)を過ぎると、局所の炎症反応(発赤・腫脹・疼痛・熱感)は軽減し、創の輪郭が明瞭になります。この時期からは、創傷評価ツール「DESIGN-R」を用いた客観的な評価と管理が可能になります。 ✅...
6月21日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する25⑤~【厳しい現実】Phase 3に進んだパーキンソン病治療薬はわずか28件― 対症療法が大多数、疾患修飾療法はわずか3件
新薬開発における「Phase 3」とは、 多くの患者に実際に投与して有効性と安全性を確認する段階 です。このステージまで進むには、前段階(Phase 1・2)での成績をクリアし、かつ十分な支持と資金が必要となるため、実に 狭き門 。 2020年時点で、...
6月20日読了時間: 3分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する⑪~「褥瘡ケア」は“評価”がすべて
治癒ステージに応じたドレッシング材の選び方 在宅医療や高齢者介護の現場では、「どのドレッシング材(被覆材)を使うか?」が褥瘡ケアのカギを握ります。貼るものを決める前に重要なのは、「今の褥瘡がどんな状態にあるか」を正しく評価すること。その判断基準となるのが、...
6月19日読了時間: 4分


パーキンソン病を科学する25④~【14の視点で整理】パーキンソン病治療薬は“何をどう”狙っているのか?
~メカニズム・ターゲット・治療アプローチ別の臨床試験分類~ パーキンソン病治療の研究は、単に「薬があるかどうか」では語り尽くせません。重要なのは、その薬が どのような仕組み(メカニズム)で、どの病態(ターゲット)に、どうアプローチするか です。 2020年時点で進行中だった...
6月19日読了時間: 3分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する⑩~【創傷評価の標準ツール】DESIGN-Rスケールとは?
~褥瘡の重症度・治癒経過を“見える化”する評価法~ ■ DESIGN-Rとは? DESIGN-Rスケール は、日本褥瘡学会によって2008年に開発された、 褥瘡(じょくそう)の状態を客観的に評価するツール です。その前身である「DESIGN(2002年版)」では、点数の変化...
6月18日読了時間: 4分


若年性アルツハイマーと向き合う日々~在宅療養の継続を支えた一つの薬~
若年性アルツハイマー型認知症を患うAさん(70代前半・女性)は、数年前から記憶力や言語機能が低下し、徐々に日常生活への介助が必要となっていました。特にここ1年は会話も難しくなり、食事は全介助、歩行も手引きが必要という状態。加えて、ご家族が最も悩まされたのが「BPSD(行動・...
6月18日読了時間: 4分
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