パルスオキシメーター、正しく使えていますか?
- 賢一 内田
- 6月27日
- 読了時間: 2分

在宅医療やご家庭でも広く使われている「パルスオキシメーター」ですが、その測定方法や注意点を正しく理解していますか?
今回は、**より正確にSpO₂(動脈血酸素飽和度)**を測るためのポイントをご紹介します。
◆ パルスオキシメーターとは?
パルスオキシメーターは、皮膚を通して血中の酸素飽和度(SpO₂)と脈拍数を測定する医療機器です。下のように指先に挟んで使用するのが一般的です。
📸(指に装着した画像をここに)
◆ 正しく測るにはコツがあります
測定に影響を及ぼす要因として、以下のようなケースが知られています。
指先が冷えて血流が悪いとき
マニキュアやネイルコートが塗布されている場合
手指の変形や拘縮がある場合
これらに該当すると、正確な数値が表示されないことがあります。
◆ 横向き装着、試したことありますか?
医療者でも見落としがちですが、パルスオキシメーターは爪側ではなく指の側面からも測定が可能です。
💡横向きに挟んでみることで、マニキュアや爪白癬(爪の水虫)の影響を避けることができます。また、指の拘縮が強い患者さんにも対応しやすく、在宅の現場でも有効な方法です。
◆ まとめ:小さな工夫で、正確な測定を
測定値に「ん?」と違和感を感じたら、以下をチェックしてみてください:
✅ 指先は冷えていませんか?✅ 爪に塗料などがついていませんか?✅ 横向き装着を試してみましたか?
簡単な工夫で、より正確な測定につながります。ご自宅での健康管理や医療従事者の訪問時にも、ぜひご活用ください。
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