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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
TEL 046-874-9475
FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
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【在宅医療における入浴基準】数値だけで判断しない「その人らしいケア」を
在宅医療の現場では、**「今日は入浴しても大丈夫ですか?」**という質問をよくいただきます。ケアマネージャーさんや訪問入浴事業所のスタッフさんから、入浴の可否を判断する基準について相談されることが多くあります。 当院での基本的な入浴中止基準...
5月20日読了時間: 2分


【在宅でみる大腿骨近位部骨折】手術できない高齢者をどう支えるか
高齢化の進行に伴い、大腿骨近位部骨折(だいたいこつきんいぶこっせつ)を受傷される高齢者が年々増加しています。 通常であれば手術が推奨される骨折ですが、 全身状態が悪い すでに歩行困難 認知症が進行し、手術後の脱臼肢位保持が難しい といった理由から、「 手術適応なし...
5月19日読了時間: 3分


尿路感染症(膀胱炎)の診断と治療 ― JAMAレビューから在宅医療での実践まで ―
JAMA誌に、 在宅診療・外来における尿路感染症(UTI)の診断と治療に関する重要なレビュー論文 が掲載されました。私たち在宅医にとっても遭遇頻度の高い“いわゆる膀胱炎”への対応について、非常に実践的な知見が示されています。今回、そのエッセンスをまとめました。 🔎...
5月18日読了時間: 3分


【敗血症のサインを見逃さないために】斑状皮疹(mottling)は“皮膚からの警告”かもしれません
敗血症とは、**「感染症によって臓器障害が引き起こされている状態」**を指します。命に関わる緊急事態であり、 いち早く見抜き、適切に対応することが求められます 。 対応の鍵となるのが、 臓器障害の早期徴候を見逃さないこと 。バイタルサインの変化はもちろん、...
5月16日読了時間: 2分


【症例紹介】排便時の意識消失と下剤の見直し
最近、施設入所中の患者さんにおいて「 排便後に意識がもうろうとする 」というケースを経験しました。 🔍 排便状況と既存の下剤処方 この方は、 毎日少量ずつ排便があるものの、3〜4日に1度大量に出る というパターン。便は硬めで、 摘便が必要 になることもあり、...
5月15日読了時間: 2分


高齢者の薬の「効きすぎ」を防ぐには?
クレアチニンクリアランスで腎機能を正しく評価する大切さ 高齢になると、腎臓の働きが少しずつ弱くなってくる方が多くなります。そんな中、 腎臓で代謝される薬 をそのままの量で使ってしまうと、体からうまく排泄されずに 血中濃度が上がり、効きすぎてしまう ことがあります。そのため、...
5月14日読了時間: 2分


【注意喚起】エルデカルシトール処方時に見落としてはならないポイント
高カルシウム血症のリスクと対策を在宅医の立場から考える 最近、「エルデカルシトールによる高カルシウム血症と血液検査の遵守について」という文書が配布されました。この背景には、おそらく 実臨床での高カルシウム血症の報告が多数にのぼり、臨床上の問題となっている...
5月13日読了時間: 2分


【症例紹介】ステロイドが奏功したRS3PE症候群の一例
■症例概要 89歳女性。以前より肩関節周囲炎で近医にて加療中でしたが、改善せず大学病院を受診。診断は同様で、NSAIDsが処方されました。ところが、その後より両下腿の浮腫が悪化し、歩行困難となり、当院の往診を受けることになりました。 ■当院初診時の所見(令和5年3月)...
5月12日読了時間: 2分


後頚部ハイドロリリースによるめまい・複視の改善例 ~解剖と臨床の交差点~
私自身、某SNS上で「ハイドロリリース研究会」を主宰しております。メンバーは現在、約1,000名に迫っており、日々、海外文献や最新知見を共有しております。なお、内容の専門性とプライバシー保護の観点から、 非公開の研究会 としています。 最近、非常に興味深い...
5月11日読了時間: 2分


ヒルドイドソフトは本当に保湿剤?──化学と臨床から見る「保湿」のギャップ
皮膚の乾燥や皮脂欠乏症の治療薬として、医療現場で頻用されている ヒルドイドソフト(ヘパリン類似物質軟膏) 。この薬は、保湿目的で多く処方される一方で、 美容目的の乱用 が一時社会問題となったことでも話題になりました。 では、...
5月10日読了時間: 2分


高齢者に対するモビコール配合内用剤の使用について(在宅医療での高マグネシウム血症リスクへの対応)
【高齢者の便秘治療、見直してみませんか?】 ~酸化マグネシウムからモビコールへの切り替えという選択~ 在宅医療の現場では、高齢者の便秘対策として**酸化マグネシウム(酸マグ)**を処方するケースが多く、これまで大きな問題を感じることは少なかったかもしれません。しかし近年、*...
5月9日読了時間: 2分


利尿剤を“痩せ薬”?脱水を見逃さない高齢者医療の視点
以前勤めていた病院の看護師さんから、「母が“痩せ薬”として飲んでいたのが、実は利尿剤だった」という、笑えないエピソードを聞いたことがあります。また、ボクサーが試合前の計量に向けてサウナで水分を絞り切るのは有名な話ですが、...
5月7日読了時間: 2分


【医師の現場レポート】レキサルティが効いた認知症のBPSD症例
【医師の現場レポート】レキサルティが効いた認知症のBPSD症例 2024年9月24日、抗精神病薬「レキサルティ(一般名:ブレクスピプラゾール)」に新たな効能・効果が追加されました。 「アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、過活動または攻撃的言動」...
5月6日読了時間: 2分


高齢者の「排尿障害」と「尿路感染症」の深い関係
~早めの対応で、快適な排尿と感染予防を~ 高齢者に多く見られる「排尿トラブル(排尿困難・尿閉・頻尿・残尿感など)」と「尿路感染症(膀胱炎・腎盂腎炎・尿道炎など)」には、深い因果関係があります。加齢によって膀胱や尿道の機能が低下すると、排尿障害が増え、結果として感染リスクも高...
5月2日読了時間: 3分


【在宅でできる褥瘡ケア】開放性ウエットドレッシング療法という選択
病院勤務時代、術後の創傷治癒が遅れそうな患者さんに対しては「カラヤヘシブ」という高機能な被覆材を使用していました。とても有用な材料ですが、価格が高く、一般的な薬局では手に入らないため、在宅での褥瘡治療に使うことは難しいのが現実です。...
5月1日読了時間: 2分


【在宅医療の現場から】高齢者の骨折予防とビタミンD製剤の注意点
高齢者が寝たきりになる原因のひとつに 骨折 があります。特に注意が必要なのは、 大腿骨頸部骨折(足の付け根の骨折) 脊椎の圧迫骨折(腰椎など) です。 これらの骨折、とくに大腿骨頸部骨折は**保存的治療(手術をしない選択肢)**が難しく、多くの場合、 手術 → ベッド上安静...
4月30日読了時間: 2分


高齢者の皮膚のかゆみ ~老人性掻痒症(ろうじんせいそうようしょう)~
年齢を重ねると、皮膚の乾燥やかゆみに悩まされる方が増えてきます。特に、 はっきりとした皮膚炎や発疹がないのにかゆみだけが続く 場合、それは「老人性掻痒症」と呼ばれる状態かもしれません。 老人性掻痒症とは? 老人性掻痒症は、加齢に伴う皮膚の変化によって引き起こされる、...
4月29日読了時間: 2分


在宅でも安心して呼吸管理を― 気管切開・人工呼吸器管理と「持続吸引」のススメ ―
気管切開をして人工呼吸器を使用している患者さんは、自力で痰を排出することができないため、 適宜の気管内吸引 が欠かせません。在宅医療の現場で、この「吸引」が大きなハードルになることがあります。 💡吸引は、「呼吸の通り道を掃除する」というイメージです。 特に...
4月26日読了時間: 3分


風邪に葛根湯?実はタイミングと体質が大切です
風邪の漢方薬といえば「 葛根湯(かっこんとう) 」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ですが、漢方は 病名に対して使う薬ではありません 。その人の 体質 や 病状のタイミング に合っているかが非常に大切です。 葛根湯が合うのはどんな人?...
4月25日読了時間: 2分


褥瘡が感染したら?〜消毒薬がNGな理由と正しい治療法〜
褥瘡(じょくそう)が感染しているかどうかを見極めるには、「感染の4徴候」を確認します。 熱感(熱を持っている) 発赤(赤くなっている) 腫脹(腫れている) 疼痛(痛みがある) これらのサインが褥瘡周囲にある場合、感染の可能性があります。 消毒薬はNG!その理由とは?...
4月24日読了時間: 2分
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