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【敗血症のサインを見逃さないために】斑状皮疹(mottling)は“皮膚からの警告”かもしれません

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 13 時間前
  • 読了時間: 2分

敗血症とは、**「感染症によって臓器障害が引き起こされている状態」**を指します。命に関わる緊急事態であり、いち早く見抜き、適切に対応することが求められます

対応の鍵となるのが、臓器障害の早期徴候を見逃さないこと。バイタルサインの変化はもちろん、意識レベルの低下、尿量の減少、そして皮膚所見に注意が必要です。

こちらの画像は、ある患者さんの敗血症時の皮膚の様子を記録したものです。両下肢に赤紫色の網目状の皮疹が見えます。これは「斑状皮疹(mottling)」と呼ばれ、末梢循環が悪化しているサインです。

このような皮膚所見が現れた場合は、直ちに対応する必要があります。

また、皮膚所見は診断だけでなく、治療効果の判定にも活用されます。特に治療開始後6時間が重要で、その時点でmottlingが持続している場合は予後が悪いとされています。

皮膚は“沈黙の臓器”ではなく、時に「命の危機」を知らせてくれる重要な情報源なのです。

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