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誤嚥性肺炎を科学する32~誤嚥性肺炎の予防とケアとしてのリハビリテーション

  • 4 時間前
  • 読了時間: 2分

― 「リハビリ=訓練」ではない ―

誤嚥性肺炎は、在宅医療で最も頻度の高い重篤疾患のひとつです。

しかし、誤嚥性肺炎の予防は「嚥下訓練だけ」ではありません。

重要なのは、

障害者へのケアすべてがリハビリである

という視点です。

1. リハビリの広い意味

リハビリには

✔ 狭義(療法士による疾患別リハ)✔ 広義(生活を支えるすべての支援)

があります。

誤嚥性肺炎予防に関わるのは、主にこの「広義のリハビリ」です。

2. 疾患別リハビリ(狭義)

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が行う

  • 嚥下評価

  • 嚥下訓練

  • 呼吸リハビリ

  • 姿勢調整

は非常に重要です。

しかし、それだけでは不十分です。

3. 集団体操の役割

体操は

✔ 心肺機能維持✔ 日中覚醒促進✔ 日内リズム調整

に役立ちます。

複数人で行う体操は、

  • 集団意識

  • 競争意識

  • 社会参加意欲

を刺激し、導入・継続しやすいという利点があります。

4. 口腔ケアは「口のリハビリ」

口腔ケアは単なる清掃ではありません。

✔ 口腔清掃✔ 機能的口腔ケア✔ 唾液腺刺激

を組み合わせることで、

「食べるための口」を維持します。

これは明確にリハビリの一部です。

5. 嚥下体操

嚥下体操は、

「機能向上」というよりも機能低下予防の意味合いが強いものです。

  • 食前体操

  • 舌運動

  • 発声練習

などは、

食べる準備運動として非常に有効です。

6. レクリエーションの力

歌を歌う音に反応する笑う

これらは

✔ 呼吸刺激✔ 声門閉鎖強化✔ 深呼吸誘発

につながります。

楽しいレクリエーションは、結果として呼吸リハにもなります。

7. 誤嚥性肺炎予防の本質

誤嚥性肺炎は

・口腔内細菌・嚥下反射低下・咳反射低下・全身衰弱

が重なって発症します。

したがって予防は、

✔ 口腔ケア✔ 姿勢調整✔ 栄養管理✔ 活動性維持✔ 呼吸機能維持✔ 社会参加

これらすべての組み合わせです。

在宅医療における視点

誤嚥性肺炎予防とは、

「肺炎を起こさせないこと」だけではありません。

それは

生活機能を維持すること

そのものです。

リハビリは特別な時間に行うものではなく、

日常のケアの中に存在します。

まとめ

誤嚥性肺炎予防のリハビリとは:

  • 疾患別リハ

  • 口腔ケア

  • 嚥下体操

  • 集団体操

  • レクリエーション

これらすべて。

在宅医療では、

生活を支えることが最大のリハビリです。

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