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誤嚥性肺炎を科学する31~リハビリテーションとは何か

  • 4 時間前
  • 読了時間: 2分

― 在宅医療における「広い意味のリハビリ」 ―

「リハビリをお願いします。」

在宅医療の現場で、日常的に耳にする言葉です。しかし、この“リハビリ”という言葉、正しく理解されているでしょうか。

1. リハビリには2つの意味がある

まず大切なのは、

リハビリには“広義”と“狭義”があるということです。

■ 狭義のリハビリ

理学療法士(PT)作業療法士(OT)言語聴覚士(ST)

が行う、疾患別・専門的訓練。

いわゆる「機能回復訓練」です。

■ 広義のリハビリ

WHOはリハビリを、

「能力や状態の低下を最小限にし、社会参加を可能にするためのすべての支援」

と定義しています。

つまり、

✔ 日常生活支援✔ 口腔ケア✔ 排泄介助✔ 栄養支援✔ 環境整備✔ 福祉用具導入

これらすべてが、広い意味でのリハビリです。

2. 要介護高齢者へのケアはリハビリである

歩行訓練だけがリハビリではありません。

  • 安全に移乗する

  • 自力で食事を続ける

  • 排泄を維持する

  • 会話能力を保つ

  • 口腔機能を守る

これらはすべて「能力の維持」という意味でリハビリです。

在宅医療では、

ケアそのものがリハビリなのです。

3. 維持するためのリハビリ

高齢期では、

「良くする」ことよりも「悪くしない」ことが重要になります。

適切な支援がない場合、

機能低下は急速に進みます。

しかし、

  • 適切な体位

  • 日常的な関わり

  • 食事姿勢の工夫

  • 福祉用具の調整

によって、

低下速度を緩やかにできます。

これが

維持のためのリハビリ(ケア)です。

4. リハビリは多職種で行うもの

図にあるように、リハビリは

  • 療法士による専門リハ

  • 日常ケアの提供

  • 障害に対するケアプラン

  • 装具・環境調整

これらが統合されたものです。

つまり、

医師看護師介護士ケアマネ療法士家族

すべてがリハビリの担い手です。

5. 在宅医療におけるリハビリの本質

在宅では、

「社会参加」や「生活の継続」こそが目標です。

入院のように数値を改善することよりも、

✔ 家で過ごせる✔ トイレに行ける✔ 会話ができる✔ 好きな場所へ行ける

これを守ることがリハビリです。

まとめ

リハビリとは、

障害をもつ人が、最適な身体的・心理的・社会的状態を維持するためのすべてのプロセスです。

在宅医療では、

「ケア=リハビリ」

という視点を持つことが重要です。

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