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認知症は治せるか~認知症治療の羅針盤6

  • 3 時間前
  • 読了時間: 2分

Parkinson病認知症(PDD)——典型症例・DLBとの鑑別・診断基準・治療の要点

PD患者の認知症への移行は見逃されやすく、適切な診断と治療が遅れるリスクがある。本稿では典型症例を通じてPDDの診断基準・DLBとの1年ルールによる鑑別・薬物療法の注意点を解説するとともに、認知機能障害に運動障害を合併する際の鑑別診断のアプローチも整理する。

典型症例の提示

経過:非麦角系ドパミンアゴニスト中止後も幻視は遷延。アセチルコリンエステラーゼ阻害薬開始後、幻視・認知機能の変動ともに改善した。
経過:非麦角系ドパミンアゴニスト中止後も幻視は遷延。アセチルコリンエステラーゼ阻害薬開始後、幻視・認知機能の変動ともに改善した。

PDDとDLBの鑑別——1年ルール

PDD・DLBはともにLewy小体病(LBD)に含まれ、病態は連続しているが、臨床的に区別されている。PDDではAD病理の合併も重要で、最近のメタアナリシスによるとPDDの約半数にアミロイド病理を認め、全体の1/3がアミロイド病理とタウ病理の両方を有している。
PDD・DLBはともにLewy小体病(LBD)に含まれ、病態は連続しているが、臨床的に区別されている。PDDではAD病理の合併も重要で、最近のメタアナリシスによるとPDDの約半数にアミロイド病理を認め、全体の1/3がアミロイド病理とタウ病理の両方を有している。

PDDの認知機能障害の特徴——4つのドメイン

PDDはAD病に比較すると記憶障害がそれほど目立たないことが多く、認知症への移行を見逃されやすい。単語の遅延再生で再認できることは、記銘より想起の障害であることを示唆しており、PDDなど皮質下性認知症にみられる特徴である。

 PDDの診断基準(MDS診断アルゴリズム)
 PDDの診断基準(MDS診断アルゴリズム)
PDDの治療——注意すべき薬剤を中心に
PDDの治療——注意すべき薬剤を中心に
認知機能障害に運動障害を合併する疾患の鑑別
認知機能障害に運動障害を合併する疾患の鑑別

認知機能障害を主訴に受診した患者で診察すると運動障害がみられることや、逆に運動障害の患者に認知機能障害がみられることがある。Parkinson-plus syndromeに含まれる以下の疾患の鑑別が重要である。

鑑別のための検査:MRIを最初のスクリーニングで撮像。DLBの診断や非定型的パーキンソニズムの鑑別にはドパミントランスポーターシンチグラフィーやMIBGが有用。薬剤性パーキンソニズムが疑われる場合にもDATシンチが有用な鑑別手段になる。
鑑別のための検査:MRIを最初のスクリーニングで撮像。DLBの診断や非定型的パーキンソニズムの鑑別にはドパミントランスポーターシンチグラフィーやMIBGが有用。薬剤性パーキンソニズムが疑われる場合にもDATシンチが有用な鑑別手段になる。
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