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認知症は治せるか~認知症治療の羅針盤47~

  • 20 時間前
  • 読了時間: 2分
この認知症は治療可能(Treatable)です — 早期診断が予後を決定します
この認知症は治療可能(Treatable)です — 早期診断が予後を決定します

亡くなった娘に毎日会っていると言い、15年前に退職した職場に今日も行かなければと繰り返す60歳代の女性。5カ所の病院で「更年期障害」「ヒステリー」と診断されていましたが、実際には自己免疫性辺縁系脳炎(LGI1抗体関連)でした。免疫療法により認知機能は正常域まで回復し、2年後まで再発なく経過しています。

症例の概要

患者は60歳代半ばの女性。半年前よりパニック発作・疲労感・不眠が毎日出現。その後、辻褄の合わない発言(亡き娘に毎日会っている・退職済みの仕事に今日も行く等)が繰り返された。MoCA-J 26/30点と軽度認知機能低下を認め、加速的長期健忘を疑う所見があった。

自己免疫性辺縁系脳炎の診断基準
自己免疫性辺縁系脳炎の診断基準
※ 本邦ではFDG-PETが困難なため、脳血流SPECT(血流上昇所見)が有用な代替手段となります。また、髄液所見が正常でも自己免疫性辺縁系脳炎を除外してはなりません(髄液に異常が出る割合は約3割程度)。
※ 本邦ではFDG-PETが困難なため、脳血流SPECT(血流上昇所見)が有用な代替手段となります。また、髄液所見が正常でも自己免疫性辺縁系脳炎を除外してはなりません(髄液に異常が出る割合は約3割程度)。

LGI1-LEの臨床的特徴(頻度)

LGI1-LEと抗NMDAR脳炎の違い
LGI1-LEと抗NMDAR脳炎の違い
辺縁系脳炎における記憶障害の特殊性
辺縁系脳炎における記憶障害の特殊性

自己免疫性辺縁系脳炎の記憶障害は、通常の神経心理検査(5〜30分の遅延再生)では軽度または正常に見えても、数日〜数週間後の再検査で著しく不良となる「加速的長期健忘(accelerated long-term forgetting: ALF)」が特徴です。

在宅医療での気づきポイント
在宅医療での気づきポイント

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