認知症は治せるか~認知症治療の羅針盤42~「髄膜腫」を年のせいにしない治療で認知機能が回復できる脳腫瘍
- 5 時間前
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髄膜腫とは
髄膜腫は硬膜(脳を覆う膜)から発生する腫瘍で、 主に頭蓋底・大脳鎌・円蓋部・硬膜反転部に好発します。 認知機能障害の程度は腫瘍の局在・大きさ・周囲の脳浮腫の程度によって異なります。 特に前頭葉・側頭葉の髄膜腫は他の部位と比較して認知機能への影響が大きいとされています。
症状は徐々に進行することが多く、 「年のせい」として放置されやすいことが髄膜腫の最大の落とし穴です。
WHO分類によるグレーディング


髄膜腫による認知機能障害は、記憶・注意・遂行機能の障害が多くみられます。 前頭葉・側頭葉の髄膜腫は認知機能への影響が特に大きいです。



髄膜腫の術後認知機能回復は個々の患者によって異なりますが、 多くの場合術後3〜6カ月以内に改善がみられます。 特に言語性記憶・反応速度・遂行機能・複雑性注意の回復が確認されています。

評価項目 | 術前 | 術後 | 満点 |
ACE-R 合計 | 59 | 72(+13) | 100 |
注意・見当識 | 17 | 15 | 18 |
記憶 | 6 | 15(+9) | 26 |
流暢性 | 9 | 11(+2) | 14 |
言語 | 20 | 20 | 26 |
視空間 | 7 | 11(+4) | 16 |

髄膜腫は症状が緩徐に進行するため、 定期的に訪問している在宅医・訪問看護師が 「以前と比べて変わった」という変化に最初に気づける立場にあります。



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