認知症は治せるか~認知症治療の羅針盤17~若年発症のアルツハイマー病(Juvenile AD)とは? 「もの忘れだけじゃない」——50代で発症するADの特徴と支援
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若年発症のアルツハイマー病(Juvenile AD)とは?「もの忘れだけじゃない」——50代で発症するADの特徴と支援
「予定を忘れる、料理ができなくなった、職場でミスが増えた」——65歳未満で発症するアルツハイマー病は、記憶障害だけでなく視空間認知・注意・遂行機能の障害が早期から目立つという特徴があります。働き盛りの世代に起こる若年性ADについて解説します。
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若年性認知症は65歳未満で発症した認知症と定義されます。2020年の日本の集団研究報告によると、18〜64歳人口における認知症者推計数は人口10万人あたり50人ほどで、全国の推計数は3.5万人を超えます。背景疾患としては、ADが最も多く(52.6%)、脳血管性認知症や前頭側頭型認知症などが続きます。


老年発症のAD(LOAD)の多くは記憶障害を主訴としますが、若年発症のAD(Juvenile AD)では、記憶以外の認知機能障害を主体とする症例が3割程度存在し、記憶障害がある場合も早期から他の認知機能障害が目立ちます。


Juvenile ADはLOADに比べ、非定型タイプの割合が多いことが特徴です。


記憶障害だけでなく、日常生活の「手順がわからなくなる」「段取りが組めない」といった遂行機能障害が早期から出現することが特徴です。



50歳代の若年発症例では、神経変性疾患のほか、精神疾患・自己免疫疾患・代謝性疾患・感染症なども鑑別として検討が必要です。

薬物療法
コリンエステラーゼ阻害薬3剤(ドネペジル・リバスチグミン・ガランタミン)とNMDA受容体拮抗薬(メマンチン)が使用されており、症状や重症度に応じて選択されます。また2023年にはアミロイドβに対するモノクローナル抗体(レカネマブ)が日本でも適応となりました。
生活支援・在宅ケアの特徴
若年発症例はスクリーニング検査だけでは拾い上げにくい場合も多く、詳しい病歴や周囲からの情報が役立ちます。家族や職場など、受診を勧めた人からの情報提供を得ることが重要であり、経過フォローの際も同様です。






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さくら在宅クリニック
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