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誤嚥性肺炎を科学する68~食形態の工夫、リクライニング、頸部回旋といった代償法を用いることがある。デメリットもあるため、十分な評価と観察をしながら進めよう
代償法 リクライニング・頸部回旋による誤嚥リスク軽減の技術 Message 食形態の工夫、リクライニング、頸部回旋といった代償法を用いることがある。デメリットもあるため、十分な評価と観察をしながら進めよう 摂食嚥下障害の程度や症状によって、代償法といわれる手法を要することがあります。代償法には食形態の調整を含みますが、食形態の工夫については第6章「3つの工夫 ①食形態」(70〜79ページ)で解説しましたので、本項では 食形態の工夫以外の代償法 について説明します。 リクライニング 背もたれを使い体幹を背側に傾けることで、食塊や水分が咽頭の背側(後側)寄りを通過しやすくする手法です。 体幹後傾位 とよぶこともあります。 🧠 メカニズム 気道は体幹の腹側(前側)に位置していますので、飲み込むものを背側(後側)に移動させることができれば 誤嚥するリスクを軽減できる という効果を期待して実施します。咽頭残留が多いような摂食嚥下障害でリクライニングを用いると、残留した食塊や水分が嚥下後に喉頭に侵入しにくくなります。嚥下反射惹起が高度に遅延しているような場
4月3日読了時間: 4分


誤嚥性肺炎を科学する67~食事介助時はセルフケア支援という視点ももって、対象者ができることの維持ならびに向上を目指そう
セルフケア支援 「できることの維持・向上」を意識した食事介助のかたち Message 食事介助時はセルフケア支援という視点ももって、対象者ができることの維持ならびに向上を目指そう 食事介助の一番の目的は摂食量を確保することですが、摂食量を確保することだけを唯一の目的としてはいけません。 患者さん自身ができることを維持し、場合によってはその能力を向上させることも考えた食事介助が求められます。 高齢者の場合、運動・動作機会が奪われると身体機能はすぐに落ちてしまいます。全面的に食事介助をしてしまうと、これまでやっていたことやできる動作を行う機会が失われてしまいます。そうではなく、 これまでやっていたことは続けられるように支援しながら食事介助をすることが大事です。 スプーン・食器を持つ 完璧に食具を自分で持てない状態であっても、少なからず持つ能力があるならば、スプーンや食器を持ってもらいましょう。 ✅ 持つことのメリット 身体機能を維持できるだけでなく、スプーンや食器を持つことは 食事中であるという環境認知(メタ認知) や、どのような食物を食べようとして
4月2日読了時間: 4分
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