top of page
逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
TEL 046-874-9475
FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
検索


誤嚥性肺炎を科学する63~摂食嚥下障害や誤嚥性肺炎には、「薬剤の工夫(調整)」が1つの有効なオプションとなる場合があります。
薬剤の工夫 摂食嚥下障害・誤嚥性肺炎への薬剤アプローチ Message 薬剤のなかには摂食嚥下機能に悪い影響を及ぼすものがある 高齢者はポリファーマシーになりがちなため、どのような薬を服用しているのかチェックしよう 直接的に誤嚥性肺炎を予防できる薬は現在のところ開発されていません。また、誤嚥性肺炎を直接治療する薬は、感染症の治療に使われる抗菌薬だけです。そして、摂食嚥下障害を治療できる薬も存在しません。しかし、摂食嚥下障害や誤嚥性肺炎には、 「薬剤の工夫(調整)」 が1つの有効なオプションとなる場合があります。 ポリファーマシーとは 多剤併用による有害事象を ポリファーマシー とよびます。高齢者は併存疾患や疾病罹患率が高いため、ポリファーマシーになりがちです。さらに、加齢に伴う生理機能の低下や薬剤分布の変化により、若年層の成人とは薬の半減期(血中の薬物濃度が半分にまで下がる時間)が長くなる傾向にあります。その結果、体に好ましくない影響が出やすくなるのです。 ⚠ 注意点 自覚的または他覚的に症状や兆候として出現していなくても、影響が出ている場合があ
3月29日読了時間: 4分


在宅医療における認知症について49~【抗精神病薬②】―使用の適応と、減薬・中止の考え方―
認知症のBPSD(行動・心理症状)に対して、 抗精神病薬 を使うかどうかは非常に難しい判断です。効果は確かにありますが、その一方で 死亡率上昇という重大なリスク が伴います。では、どんなときに使うべきなのでしょうか。 ■ 抗精神病薬が「やむを得ない」ケース 多くの国内外のガイドラインでは、 「 非薬物療法で対応しても自傷他害のおそれがある場合 に限って使用する」と明記されています。 つまり、 本当に命や安全を守るためにしか使わない薬 です。 たとえば── 幻視によって「畳に虫がいる」と思い込み、ろうそくで畳を焼こうとする人 「妻が浮気をしている」という妄想から、ゴルフクラブで攻撃しようとする人 このように、 介護者の安全が脅かされる状況 では、副作用リスクを理解した上で「薬を使わないことの危険性」と比較検討する必要があります。 抗精神病薬を使えば危険性は確かに高まりますが、使わなければ 火事や暴力などの重大事故 に発展しかねません。つまり、命を守るための“非常手段”として使用が検討されるのです。 ■ 家族と共有すべき「具体的な数字」...
2025年10月21日読了時間: 4分


在宅医療における認知症について36~抗精神病薬と高齢者 ― 薬が精神症状を悪化させることもある
高齢者に意欲低下や寝たきりといった状態が出てきたとき、その原因のひとつに 抗精神病薬 が隠れていることがあります。 抗精神病薬が原因となるケース 多くは「精神症状が出たので薬を追加したら、かえって悪化した」というパターンです。例えば: 食欲低下に対してスルピリドを処方した...
2025年9月24日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について⑨~認知症が疑われたら、まずは薬の見直しから
――高齢者に多い「薬剤性認知機能低下」への対応 「最近、物忘れが増えてきた」「言動に違和感がある」と高齢者の認知症を疑う場面は少なくありません。しかし、その原因が 処方薬や市販薬による副作用 である可能性があることをご存じでしょうか? 💊...
2025年7月21日読了時間: 3分
bottom of page