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誤嚥性肺炎を科学する33~マンツーマンで行うリハビリテーション

  • 4 時間前
  • 読了時間: 3分
― 誤嚥性肺炎治療中にこそ必要な介入 ―
― 誤嚥性肺炎治療中にこそ必要な介入 ―

誤嚥性肺炎の治療中、患者さんはどうしても

  • ベッド上安静

  • 活動量低下

  • 食事量減少

となります。

その結果、

✔ 廃用症候群✔ ADL低下✔ 嚥下機能低下✔ 再誤嚥

のリスクが急速に高まります。

そこで重要なのが、マンツーマンで行うリハビリテーションです。

1. 誤嚥性肺炎とリハビリの関係

誤嚥性肺炎の治療中にリハビリを行うことで

  • ADL維持

  • 再入院予防

  • 死亡率低下

が期待できると報告されています。

しかし在宅では、

療法士が常時介入できるとは限りません。

だからこそ、

医師・看護師・介護士が日常ケアの中でリハビリを実施することが重要です。

実践編:在宅でできるマンツーマンリハ

① 耐久性訓練

誤嚥性肺炎の治療中は臥床時間が増えます。

臥床により

  • 下肢筋力低下

  • 体幹筋力低下

  • 起立耐性低下

が急速に進みます。

実践例

✔ 座位保持訓練✔ 立位保持✔ 短距離歩行

「少しだけ負荷を増やす」ことがポイントです。

② ADL訓練

ADL(日常生活動作)は最も重要なリハビリです。

  • トイレ動作

  • 更衣

  • 食事動作

  • 洗面

  • 入浴動作

“全部やってあげる”のではなく、できる部分は残すことが重要です。

③ ROM訓練(関節可動域)

臥床が続くと関節拘縮が進みます。

誤嚥性肺炎そのものが拘縮を起こすわけではありません。

動かさないことが原因です。

実践例

✔ 股関節のROM✔ 肩関節のROM✔ 体位変換

ADL低下を防ぐための早期介入が鍵です。

④ 呼吸リハビリテーション

誤嚥性肺炎の本丸です。

患者さんの多くは

  • 咳嗽力低下

  • 分泌物排出困難

  • 呼吸筋疲労

を抱えています。

実践例

✔ 腹式呼吸の促し✔ 呼吸介助✔ スクイージング✔ 口すぼめ呼吸✔ 咳嗽訓練✔ 発声訓練✔ 上肢挙上運動

呼吸筋を動かすことが、再発予防につながります。

5. 重要なのは「個別化」

マンツーマンの意味は、

単に1対1で行うことではなく、

その人の体力・意欲・目標に合わせることです。

  • 今は回復期か

  • 終末期か

  • ADL維持が目標か

  • 苦痛緩和が目標か

状況により負荷は変わります。

在宅医療における本質

リハビリは

「良くするため」だけではありません。

落とさないための医療です。

誤嚥性肺炎治療中に

  • 動く

  • 座る

  • 声を出す

  • 呼吸する

これらを維持できるかどうかが、

その後の生活を左右します。

まとめ

誤嚥性肺炎治療中のマンツーマンリハビリは:

✔ 耐久性訓練✔ ADL訓練✔ ROM訓練✔ 呼吸リハ

これらを日常ケアの中で実施すること。

在宅では

ケア=リハビリ

です。

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