攻めの栄養療法を科学する41~リハビリテーションと栄養管理は「セット」で考える
- 賢一 内田
- 12 分前
- 読了時間: 2分

リハビリテーション(以下、リハ)を行っている患者さんでは、低栄養状態が少なくないことが知られています。そして低栄養の患者さんでは、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)の向上が得られにくいという課題があります。
そのため、ADLの改善を目指すには、リハだけでなく栄養管理を同時に行うことが不可欠です。
さらに、リハの効果を最大限に高め、**筋肉量や筋力を増やすためには「運動と栄養のタイミング」**が非常に重要です。
食事だけでは足りない? リハ中の栄養不足
実際、リハを行っている患者さんでは、
食欲低下
嚥下機能低下
疲労による摂取量減少
などにより、食事だけでは必要なエネルギーやたんぱく質が十分に摂取できないことがよくあります。
このようなケースでは、目的に応じた栄養剤を活用した栄養補給が、リハ効果を高める有効な手段になります。
リハ栄養用の栄養剤を使う3つの適応
🔹 ① 低栄養・サルコペニアの改善
低栄養の原因の一つは、エネルギー・たんぱく質の摂取不足です。Morley らは、サルコペニア管理の基本として、
十分なエネルギー摂取
バランスの良いたんぱく質摂取
を推奨しています。
したがって、エネルギーやたんぱく質が不足している場合は、それを補うことが大切です。食事だけで補えないときは、栄養剤を用いて不足分を補うことを検討します。
🔹 ② リハの時間・負荷が増えたときの補給
リハの時間や負荷が増えると、消費エネルギーも増加します。食事だけで必要な栄養量を満たせない場合は、栄養剤を使った補給が有効です。
🔹 ③ 筋肉量・筋力を増やしたいトレーニング時
骨格筋量・筋力・身体機能は、たんぱく質摂取量と密接に関係しています。レジスタンストレーニングや持久性運動と組み合わせて、適切なタイミングでたんぱく質を補うことが重要です。
特に、ロイシンを多く含む必須アミノ酸を強化した栄養補給は、筋たんぱく合成を後押しします。
リハ × 栄養で目指すADL向上
リハだけでは改善が得にくい低栄養患者さんでも
栄養管理と組み合わせることで、ADLの改善につながる可能性が高まる
という考え方は、在宅リハでも重要です。在宅医療に関わる方、患者さん・ご家族にもぜひ知っていただきたい視点です。
詳しくは、当サイト(湘南在宅クリニック)でもリハと栄養について解説しています👇👉 <a href="https://www.shounan-zaitaku.com/" target="_blank" rel="noopener">https://www.shounan-zaitaku.com/</a>




コメント