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排便性失神繰り替かえす高齢者について

  • 2023年5月16日
  • 読了時間: 2分

最近の症例ですが、排便に伴い意識消失がある患者さんを施設入所中の患者さんにおいて経験しました。

排便の状況としては毎日少量ずつ出て、3~4日に1回大量に出る。便の性状は硬めで、摘便が必要なこともある。排便後に意識がもうろうとすることが月に1回くらいある。

前医の下剤の処方:

マグミット錠330mg 2錠 分2 朝夕食後 アミティーザ12μg 2C 分2 朝夕食後 リンゼス0.25mg 2錠 分1 朝食前

排便時に意識がもうろうとするメカニズムとして

排便時に気張る→血管迷走神経反射→血圧低下→意識レベル低下

ではないかと考えす。

処方はできるだけシンプルにしたいのと、また、気張らなくてもスムーズに便が出ることを目指しました。

そこで前医の処方は中止し、

モビコール配合内用剤6.8523g 4包 分2 朝夕食後 を処方しました。

すると、ほぼ毎日柔らかい便がでるようになり、意識がもうろうとすることはなくなりました。

ここ数年で、下剤は新薬が多く出てきています。それらをうまく使って、できるだけ刺激性下剤(センノシド、浣腸など)を使わないようにすべきだと思っています。

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逗子在住山内明徳様撮影

 
 
 

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