9月20日1 分心不全を科学する9心不全=1回拍出量が低下する状況として肺循環に問題があるのはどういう状況でしょうか。 右室は後負荷依存性高く、左房圧が高い場合・肺高血圧が高い場合が挙げられます。 また拡張型心筋症や、三尖弁閉鎖不全にて右房と右室に血液が行きつ戻りつを繰り返している場合においても右室へ血液が...
9月19日2 分体質に合わせた漢方薬: 風邪に葛根湯より適した選択肢 #高齢者風邪に対する漢方薬として有名なのは葛根湯です。 しかし、漢方薬は病名に対して使うのではなく、その人の体質や状況に合ったものを選ばないといけません。 葛根湯は「 体力が中等度以上で、風邪の引き始めでゾクゾク寒気がして、汗をかいていない方 」に使うと良いと言われています。...
9月19日1 分心不全を科学する8心不全とは心臓のポンプ機能の低下であり=1回拍出量の低下でもあります。 これを体循環である左房-左室-末梢循環における障害を考えると 左室-末梢組織への抵抗として大動脈弁狭窄症や末梢血管抵抗↑の場合が挙げられます。 また左室自体の問題として虚血などがベースがあり収縮能↓、H...
9月18日2 分褥創感染の対策と治療:組織保護と抗菌薬の適切な使い方褥創が感染しているかどうかは、褥創周囲に感染の4徴候(熱感、発赤、腫脹、疼痛)があるかどうかで判断します。 感染していた場合、大原則として、褥創内に消毒薬(イソジンシュガー、カデックス軟膏、ユーパスタなど)を入れてはいけません! その理由は・・・...
9月18日1 分心不全を科学する7心不全治療の考え方として、体循環から心臓までを1つのチューブとして捉えることが重要です。原則的には心不全=左室のポンプ異常と考えて大きな問題はありせんが、 標準治療を踏襲しても必ずしもよくならない場合 →心不全のメカニズムを考察する必要があります。...
9月17日3 分認知症とパーキンソン病の関係性認知症患者さんには、一定程度パーキンソン病に類似した症状見ることが多々ありました。とりわけ、これは外勤(医師は常勤先以外にも外勤として他院でパートタイムで働くことがあります)。この外勤先は、整形外科がメインの地域で信頼されている病院ですが、脳外科の外来には「ちょっと認知症を...
9月17日1 分心不全を科学する6心不全増悪の定義は下記に様な症状になります。 そして、症状は体循環と肺循環で症状が異なります。 疲れやすい、食欲不振などは在宅診療で遭遇しやすい右心不全の症状と想起する必要があります You Tubeにて在宅診療の知識を学んでみませんか?☟より...
9月16日1 分在宅診療における高齢者の下痢について 下痢症状を認めた場合の生活指導として、水分を積極的に摂ることを指示します。水分を摂るとますます下痢をすると考え、水分摂取を控える方がいます。しかし、下痢によって体から水分が失われますから、むしろいつもより水分は多く摂らなければなりません。水分以外にミネラル分も失われるため、...
9月16日1 分心不全を科学する5slow pathwayとfast pathwayは急性心不全にどれくらい関与するかに関して、下記の様な研究結果があります。 これより、多くが2つのpathwayにて心不全が増悪することが分かります。 You Tubeにて在宅診療の知識を学んでみませんか?☟より...
9月15日2 分パーキンソン症状とレビー小体型認知症の特徴パーキンソン症状は、筋肉に力が入りその力が思うように抜けない固縮と、勝手に動いてしまう振戦が代表です。固縮とは簡単に言えば身体が固まったような状態を示す言葉であり、振戦とは震えているような症状です。そしてレビー小体型認知症においては固縮が生じますそれも歯車様固縮と呼ばれる固...