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誤嚥性肺炎を科学する64~抗コリン作用をもつ薬剤や利尿薬は、唾液を減少させ口腔衛生を悪化させる可能性がある。減薬を検討し、難しい場合は機能的口腔ケアや口腔内保湿を行おう
悪影響を及ぼす可能性のある薬(1)唾液編 抗コリン作用・利尿薬と摂食嚥下機能への影響 Message 抗コリン作用をもつ薬剤や利尿薬は、唾液を減少させ口腔衛生を悪化させる可能性がある。減薬を検討し、難しい場合は機能的口腔ケアや口腔内保湿を行おう 唾液はその方がもつ食べる機能を十分に発揮するために欠かすことができないものです。唾液の作用には、 抗菌作用・粘膜保護作用(湿潤作用)・自浄作用 といった感染防御にかかわる作用と 潤滑作用 といった運動機能にかかわる作用があります。つまり唾液が減少するような副作用のある薬剤は、このような唾液の作用を減弱させる可能性をもっていることになります。 口腔内が乾燥しやすい方で、唾液が減少する可能性のある内服薬を連日服用している場合は、減薬できないかよく検討すべきです。 抗コリン作用 唾液分泌は自律神経によってコントロールされています。抗コリン作用をもつ薬剤は、この外分泌能に抑制的にはたらきます。 ⚠ 代表的な抗コリン薬 ・過活動膀胱に処方されることがある薬剤・古い世代の抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)・不眠症などに
3月30日読了時間: 4分


在宅医療における認知症について69~「抗うつ薬に依存性はない」という言葉をどう受け止めるか
— 中止後症状と“依存性なし”のギャップ — 前回の記事で触れたように、抗うつ薬、とくにSSRI・SNRIには**中止後症状(discontinuation symptoms)**が高頻度にみられます。しかし、この「中止後症状」という概念は、 現場の一般臨床医には十分知られていない 可能性があります。 抗うつ薬の効果(抑うつ改善・疼痛軽減)だけでなく、 中止後症状がどの程度起こりうるのか どんな症状が出るのか といった情報まできちんと書いてある製薬会社パンフレットがあるなら、それは非常に有用でしょう。しかし実際には、 そこまで踏み込んで書かれているパンフレットはほとんどありません。 1. 「離脱症状」と言ってはいけない?精神薬理学の立場 一度飲み始めるとなかなかやめにくい薬、と聞くと、どうしても「薬物中毒」「禁断症状」をイメージしがちです。 ベンゾジアゼピン受容体作動薬については、 承認用量の範囲内であっても 長期服用により 身体依存が形成される 減量・中止で離脱症状が出る という点について、PMDAが強い警告を出しています。 それなのに、...
2025年11月24日読了時間: 5分
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