top of page
逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
TEL 046-874-9475
FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
検索


認知症は治せるか~認知症治療の羅針盤58~(リウマチ性多発筋痛症)— 認知症と誤診された PMR の1例 —
症例の概要 患者背景 80歳代・女性。高血圧症で通院中、ドネペジル服用。独居(2階に息子夫婦)。主婦・70歳で夫と死別。寡黙で我慢強い性格。飲酒・喫煙歴なし。 主な経過 半年前から急に閉じこもるようになり、動作緩慢・表情固くなった。食欲低下で食事・入浴が自力困難。精神科でHDS-R 18/30点で認知症と診断・ドネペジル処方。3カ月前に精神科病院に入院。入院後はベッド臥床がちで午前中は特に動きたがらず。37℃台微熱・体重5kg減少・炎症反応上昇で総合内科に紹介。 初診時所見 体温 37.2℃、BP 155/80 mmHg。眼瞼結膜に軽度貧血。両肩周囲に圧痛あり、外旋・外転・内転は痛みで困難。手首・手指・膝・足首の熱感・腫脹なし。Babinski 反射陰性。粗大麻痺なし。 診断のポイントと検査 急性〜亜急性の ADL 低下では変性疾患以外の要因を積極的に考える。慢性硬膜下血腫・脳腫瘍・電解質異常・肝腎不全・薬剤性・感染症に加え、悪性腫瘍・傍腫瘍症候群・膠原病・血管炎も鑑別。 正球性貧血・血小板増多・血沈亢進(85 mm/時)・CRP 5.2..
6月24日読了時間: 2分


在宅医療を科学する41~RS3PEとPMR:似て非なる2つの炎症疾患を見分けるポイント
はじめに 「手足がむくんでいる」「肩や腰がこわばって動かしにくい」——高齢者のこうした訴えの裏に、見逃してはならない炎症疾患が潜んでいることがあります。 今回は、似たような症状を持ちながらも本質的に異なる2つの疾患、 RS3PE(緩解性血清陰性対称性滑膜炎・浮腫) と PMR(リウマチ性多発筋痛症) について解説します。 RS3PEとは?——手・足の"むくみ"が主役の滑膜炎 RS3PE(Remitting Seronegative Symmetrical Synovitis with Pitting Edema) は、その名の通り「浮腫を伴う血清陰性対称性滑膜炎」です。 主な特徴 手・足背の著明な浮腫(むくみ) が最大の特徴 手指・足趾の腱鞘滑膜炎を伴うことが多い リウマトイド因子(RF)陰性 高齢者(特に60歳以上)に好発 比較的急速に発症することが多い 注意すべきポイント:悪性腫瘍の合併 RS3PEでは、 悪性腫瘍(がん)の合併に特に注意が必要 です。 RS3PEは腫瘍随伴症候群として発症することがあり、特に消化器がん・肺がん・血液腫
3月8日読了時間: 3分


在宅医療を科学する38~RS3PEとPMR——鑑別が難しい理由と見分けるポイント
RS3PEとPMR——鑑別が難しい理由と見分けるポイント タグ: #RS3PE #PMR #リウマチ性多発筋痛症 #浮腫 #高齢者医療 #在宅医療 #炎症疾患 #ステロイド #鑑別診断 #内科 なぜ鑑別が難しいのか? RS3PE(Remitting Seronegative Symmetrical Synovitis with Pitting Edema)とPMR(Polymyalgia Rheumatica:リウマチ性多発筋痛症)は、臨床の現場でしばしば混同される疾患です。 その理由は明確で、この2つの疾患には 3つの大きな共通点 があります。 高齢発症 :どちらも主に60歳以上の高齢者に発症します 炎症所見 :CRPや赤沈の上昇など、明らかな炎症反応を伴います ステロイド反応性 :どちらも少量〜中等量のステロイドに劇的に反応します これだけ共通点が多ければ、鑑別に迷うのは当然のことです。 同時に併存することもある さらに厄介なのは、 両疾患が同時に存在するケースがある という点です。 実際、PMR患者の**約10〜30%**においてRS3P
3月5日読了時間: 2分
高齢者の痛みを緩和:PMRとRS3PE症候群の治療法#高齢者の痛み
高齢者の関節の痛みにPMRという病態があります。 また次回以降にこの病態は詳説させて下さい。 高齢者には 関節の痛みや疲れ、だるさ、気分が優れないなどの症状と遭遇することが多々あります。 そうした症状にてRS3PE症候群という病態があります。 病態概念として...
2025年2月24日読了時間: 2分
bottom of page