top of page
逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
TEL 046-874-9475
FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
検索

2024年7月20日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する32
パーキンソン病の身体所見の身体所見として次に有名なものは 筋硬直が挙げられます ・鉛管様、もしくは歯車様と表現される ・手関節の筋硬直は治療薬の効果判定に適している ・対側四肢の運動などで、誘発できることがある ・パーキンソン病では他のパーキンソン症候群と異なり、左右差が目...

2024年7月19日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する31
パーキンソン病の身体所見として最も有名な振戦について その特徴は下記のようにまとめることができます ・母指の振戦は、丸薬まるめ運動と表現される ・静止振戦は、姿勢時振戦、両者の混在など様々なパターンがある ・静止振戦は、パーキンソン病に比較的特徴的である...

2024年7月18日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する30
パーキンソン病の問診で特に注意する点として、非運動症状にも注意が必要です。 具体的には ・幻視の有無 ・REM睡眠行動異常(睡眠障害) ・むずむず脚症候群(睡眠障害) ・自立神経障害(便秘、起立性低血圧) ・うつの合併(精神症状)...

2024年7月17日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する29
パーキンソン病の問診においては、患者さんの主訴として運動症状を主訴とすることが多いことが重要です。在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)さくら在宅クリニックは逗子、葉山、横須賀、鎌倉の皆さんの健康と安心に寄与して参ります...

2024年7月16日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する28
パーキンソン症状を呈する疾患の診断アルゴリズムは上図のように 身体学的所見、病歴、身体診察、補助検査にておこなわれます在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)さくら在宅クリニックは逗子、葉山、横須賀、鎌倉の皆さんの健康と安心...

2024年7月15日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する27
パーキンソン病治療の原則は下記の通りである 神経保護効果が証明された薬剤はなく、基本は対症療法である ADLに影響の大きい無動は治療の指標となる 薬の効果を他覚的に評価するには、筋硬直が参考になる 治療の目標は、ADLの改善であり、症状をゼロにすることではない...

2024年7月14日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する26
パーキンソン病治療は後期になると、様々な処方にて対応する場合があります。それぞれの処方の特徴と処方方法に関して工夫することより、患者さんの病態が劇的に変化することがあるのもパーキンソン病治療の醍醐味と私は考えております。 在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市...

2024年7月13日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する25
パーキンソン病治療の原則はL-DOPA及びドパミンアゴニストが治療薬の二本柱と考えて問題ありません。(L-DOPAの方が太い柱)であとはオプションと考えます。 但し、病状の後期(ハネムーン期以降)では、オプションの選択及び投与方法等の検討が重要です。...

2024年7月12日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する24
パーキンソン病治療の王道はドパ製剤ですが、ドパミン受容体を刺激するドパミンアゴニストも2ndラインの治療薬として重要です。そして、それ以外の製剤としてドパミンの分解を阻害するMAO-Bも治療薬として、パーキンソン病治療中期以降として重要な薬剤です(下図) You...

2024年7月11日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する23
パーキンソン病は、ハネムーン期という治療が比較的容易な時期から徐々に治療困難な時期へ移行します。これは上図のように治療後期においてドパの血中濃度(青色の領域)が徐々に狭くなり無効域(ピンクの領域)が増えていくことによります。これに対する対応策は ①L-DOPAの少量頻回投与...

2024年7月10日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する22
パーキンソン病における症状変動=ウェアリングオフは上図が示すように ドパミンの減少により 放出と取り込みの回転が過剰 ➤ドパミンの血中濃度が波打つ ➤ドパミンを溜め込む作用は消失 この様な機序にておこります。 You Tubeにて在宅診療の知識を学んでみませんか?☟より h...

2024年7月9日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する21
パーキンソン病は、ハネムーン期という治療が比較的容易な時期から徐々に治療困難な時期へ移行します。これは上図のように治療後期においてドパの血中濃度(青色の領域)が徐々に狭くなり無効域(ピンクの領域)が増えていくことによります。これに対する対応策は ①L-DOPAの少量頻回投与...

2024年7月8日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する20
中枢神経における神経細胞において ドパミン神経細胞の減少によりセロトニン神経細胞からドパミン放出されるようになります。これによりドパミンの減少が代償されるかに思えますが、 セロトニン神経細胞はドパミンの貯蔵できないという性質を持ちます。...

2024年7月7日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する19
ドパの特徴として長期投与にて効かなくなる、効かない人が生じることが大きな特徴です。これは上図のように、投与初期には個人差少なく、血中濃度も変動が少ないのですが、長期投与にて急激な血中濃度の上昇と個人差が大きいことが示されます。いわゆるウェアリングオフはこのような理由から生じ...

2024年7月6日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する18
パーキンソン病治療は、上記のように誰でも治療可能➤工夫が求められる➤どうやっても難しいという時期に分類できます。 そして在宅医療に移行するのは、通院困難となる工夫が求められる時期から、どうやっても難しい時期に治療を委ねられます。...

2024年7月5日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する17
パーキンソン病治療薬の王様がドパ製剤であるなら、ドパミンアゴニストはクイーンと呼べるでしょう。 メリットとしては ・動作などに対する底上げ効果が挙げられます デメリットとしては ・増量による幻視 ・麦角系製剤では心臓弁膜症 ・非麦角系製剤では突発性睡眠...

2024年7月4日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する16
ドパ製剤の利点は ・効果発現がわかりやすい・診断的治療に有用 ・ほかの薬剤と比べて安価 ・幻覚のリスクが比較的低い であり、デメリットとしては ・消化器系副作用を来しやすいことより対策は、少量から開始する、増量しすぎない が重要です You...

2024年7月3日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する15
ドパの脳内への到達率は極めて低いものです。 空腸から血管内へ入るのにも様々な物質と競合します。さらに血管内から脳内へ入るには血液脳関門と呼ばれる関所を潜り抜ける必要があります。こうして脳内へ到達するのはわずか1%程度であり、ドパの分解阻害剤を併用しても3-5%の到達率です。...

2024年7月2日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する14
パーキンソン病治療薬であるドパのやっかいな性質として空腸でのみという、吸収されるまでの経路が非常に長いことが挙げられます。次回以降のべますが、到達率低く、半減期が短いという特徴があります。 これらは、ドパが脳内へ到達しにくいことを示すものでありドパのやっかいな性質を示すもの...

2024年7月1日読了時間: 1分
パーキンソン病を科学する13
上記グラフではドパはパーキンソン病の運動症状進行自体には毒にも薬にもならない?とも考えられます。 しかし、 ドパ(薬物)で運動 ①さびつかせない(脳・筋) ②心肺機能 ③悪い代償機構をリセット にてドパ製剤は有効とかんがえます。 You...
bottom of page