top of page
逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
TEL 046-874-9475
FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
検索


高齢者の下痢、どう対応すればいい?
~脱水予防と漢方の活用法~ 高齢者に下痢症状がみられた際、よくある誤解のひとつが「水分を摂るとさらに下痢が悪化するのでは?」という考えです。しかし、これは間違いです。下痢によって体内の水分や電解質はどんどん失われていきます。そのため、...
4月22日読了時間: 2分


パーキンソン病と認知症の関係 〜若手時代の気づきと臨床経験から〜
医師として最初の研修年、神経内科の先生が脳外科をローテーションされていた時期がありました。その際に多くのことを教えていただいたのですが、とりわけ印象に残っているやりとりがあります。 「パーキンソン病って認知機能障害あると思う?」「……あると思います」「いいね、その通り」...
4月20日読了時間: 2分


褥瘡を科学する5~【褥瘡ケア】痛みを抑えるドレッシング材の選び方とは?
褥瘡治療において「痛みをどう和らげるか」は、患者さんのQOL(生活の質)を左右する大きなテーマです。現在、日本で市販されているドレッシング材の多くは、 直接的な鎮痛効果はありません 。しかし近年では、 創面に接する面をシリコーン素材にした製品 が増えており、これにより...
4月20日読了時間: 1分


「褥瘡はただの傷じゃない」──老いとともに生きる褥瘡ケアの視点
褥瘡(床ずれ)は、単なる皮膚の傷ではありません。私たち哺乳類が陸で生きられるのは、皮膚という「バリアー」があるおかげです。体内にある“母なる海”を外界から守る皮膚──その防御機能が破綻してしまうのが褥瘡なのです。 このバリアーが壊れると、当然ながら感染のリスクが高まります。...
4月19日読了時間: 2分


【在宅でできる褥瘡ケア】湿潤療法だけでは不十分?エアマットと体圧測定のススメ
褥瘡(じょくそう)は、寝たきりや長時間同じ姿勢で過ごす方にとって、避けて通れない大きな問題です。そもそも褥瘡とは、 体位を変えられない状態で、同じ部位に圧がかかり続けること で発生します。 いくら湿潤療法などの創傷ケアを丁寧に行っていても、...
4月18日読了時間: 3分


褥瘡(じょくそう)に対する進化した湿潤療法「開放性ウエットドレッシング療法」とは?
病院勤務時代、術後の創部治癒が遅れそうな患者さんには「カラヤヘシブ」という高機能な創傷被覆材を使用していました。非常に優れた素材ですが、コストが高く、一般には入手困難なため、在宅や褥瘡治療では使いにくいのが現実です。 一方、褥瘡に対しては家庭で簡便に実践できる「ラップ療法(...
4月17日読了時間: 3分


褥瘡(じょくそう)治療の本質とは?
「褥瘡の治療」と聞くと、多くの方は「軟膏を変えてみる」「創傷被覆材(そうしょうひふくざい)を変えてみる」といった対応をイメージするかもしれません。 しかし、本質はそこではありません。 褥瘡をしっかりと治すためには、 なぜ褥瘡ができるのか...
4月16日読了時間: 2分


入院をきっかけに認知症? それは「環境の変化」が引き金かもしれません
普段の生活では問題なく過ごしていた高齢の方が、入院をきっかけに突然「認知症のような症状」を見せる―― 在宅医療の現場でも、こうしたケースは決して珍しくありません。 「認知症」という名前の裏にある、さまざまな“病態” 「認知症」とはあくまで総称であり、その中には...
4月15日読了時間: 3分


「最期をどこで迎えるか」〜人生会議(ACP)と在宅医療の現場から〜
2014年、厚生労働省が「ACP(Advance Care Planning:アドバンス・ケア・プランニング)」という概念を提唱しました。日本では「人生会議」という言葉でも知られています。これは、「人生の最期をどこで、どのように過ごしたいか」を、本人・家族・医療者などが事前...
4月14日読了時間: 3分


高齢者の糖尿病治療、実は“下げすぎ”が危険?
~在宅医療の現場から考える、ちょうどいい血糖値とは~ 糖尿病は、放っておくとさまざまな病気の引き金になります。たとえば、透析へ移行する慢性腎不全の最大の原因は「糖尿病性腎症」。さらに、心筋梗塞や脳梗塞などの血管障害とも深く関わっています。...
4月13日読了時間: 3分
【ブックレビュー】『科学的認知症診療 5Lessons』──「薬を使わない」という選択肢を考える
認知症の診療に悩むすべての医療・介護関係者にとって、非常に示唆に富む一冊があります。それが、小田陽彦先生による📖 『科学的認知症診療 5Lessons』 (日本医事新報社)。 この本の中心にあるメッセージは、**「一般臨床医が安易に抗認知症薬を処方すべきではない」**とい...
4月12日読了時間: 2分


認知症の入院と身体拘束の現実 〜尊厳ある生を守る選択とは〜
以前も取り上げたテーマですが、改めて大切なことなので、もう一度書かせていただきます。 認知症の患者さんが一般病院へ入院されると、高い頻度で 身体拘束 を受けるケースがあるのをご存じでしょうか。 その程度は様々で、ベッドから起き上がれないように完全に拘束される場合もあれば、車...
4月11日読了時間: 3分


傷にラップを当ててもいいの?専門家の見解と在宅医の視点から
「傷口に食品用ラップを当てておくと早く治るって本当?」最近、そんな話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 朝日新聞デジタルに掲載された記事では、日本熱傷学会が「ラップは絶対に使ってはならない」、一方で日本褥瘡学会は「やむを得ない場合は考慮してもよい」と見解を示...
4月10日読了時間: 3分


認知症は薬で治る?——その前に考えたい「認知症とは何か」
よく患者さんから「認知症って薬で治るんですか?」と聞かれます。私はそんな時、決まってこうお答えしています。 「そんな良い薬があるなら、まず自分が飲んでますよ!」 でも、そもそも“認知症とは病気なのか”という根本的な問いから考えてみたいと思います。...
4月9日読了時間: 3分


介護保険と医療保険の違い、実はよく知らなかった話
正直に告白すると、私自身、勤務医だった頃は「介護保険と医療保険の違い」をきちんと理解できていませんでした。脳卒中を中心とした急性期医療の現場に10年ほど携わり、延べ1万人の患者さんを診療、そのうち約7,000人が脳梗塞の方でした。多くの方が介護申請を経て、施設や在宅での生活...
4月8日読了時間: 3分


パーキンソン病と薬剤性パーキンソニズム:見逃さないために大切なこと
パーキンソン病は、 中脳の黒質にあるドパミン神経細胞が徐々に減少していく 、進行性の神経変性疾患です。主に高齢者にみられ、「動作が遅くなる」「手が震える」「転びやすくなる」などの症状が特徴です。 パーキンソン病の診断に使われる検査...
4月7日読了時間: 3分


高齢者の発熱、どのタイミングで連絡すればいい?
〜SIRSの視点から考える在宅での対応〜 脳卒中後や意識がはっきりしない高齢の方をケアしていると、 発熱はつきものの症状 です。 人は寝ている間でも無意識に嚥下しています。唾液はもちろん、食事の際に逆流してきた内容物や胃液も無意識下で処理されています。しかし、嚥下機能が低下...
4月5日読了時間: 3分


「消毒しない」キズの治療法をご存じですか?在宅医療で大切な褥瘡ケアの話
かつて脳外科医として病院勤務していた頃、創部感染や脳卒中患者さんの褥瘡(じょくそう=床ずれ)は、日常的に悩まされる問題でした。研修医の頃は、毎朝せっせと傷を消毒し、ガーゼを交換するのが大切な日課。これが自分の存在意義だと信じていたものです。...
4月3日読了時間: 3分


【症例から学ぶ】腰痛の陰に潜んでいた“股関節の緊急疾患”〜一生勉強、一生青春〜ら
今回ご紹介するのは、腰痛で杖歩行されていた患者さんのレントゲン画像です。 最初は腰椎に注目していたため、診断がつくまでに時間がかかってしまいました。何度かの往診の中で「骨盤や下肢も痛い」との訴えがあり、そこでレントゲンを撮影。赤丸の中、大腿骨頭の一部が**“溶けている”よう...
4月2日読了時間: 2分


不定愁訴とうつ症状、その背景に「鉄不足」や「栄養の偏り」があるかもしれません
勤務医時代、私と同世代の患者さんが「めまいがする」「足がジンジンする」「耳鳴りがする」といった訴えで外来を受診されることがよくありました。画像検査や血液検査などを行っても大きな異常は見つからず、「問題なし」として経過観察となることがほとんどでした。...
4月1日読了時間: 3分
bottom of page