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攻めの栄養療法を科学する54~経管栄養の臨床的有用性 ― なぜ“腸を使う栄養”が重要なのか ―
経管栄養が真価を発揮する場面 経管栄養が 静脈栄養(TPN)に比べて明らかに有用 とされるのは、 比較的重症な症例の急性期管理 在宅医療を含む慢性期の長期栄養管理 といった場面です。 特に、 食道がんなど侵襲の大きい手術後 や重症症例では、その有用性が多くの研究で示されています。食道がん切除術後の管理では、 術後を経管栄養で行った群の方が、静脈栄養管理群よりも早期退院が可能であった と報告されています。また、重症腹部外傷を対象とした研究では、 静脈栄養と比較して肺炎などの感染性合併症が有意に少なかった ことも示されています。 在宅・慢性期における経管栄養の意義 在宅医療などの 慢性期の栄養管理 においても、経管栄養は非常に有用です。 静脈栄養は、 厳密な衛生管理 中心静脈カテーテル管理が必要であり、 長期管理には不向き です。 一方、経管栄養は 胃瘻(PEG) 経鼻胃管 などを用いることで、 比較的安全かつ安定した長期栄養管理が可能 です。 臨床現場では、食事摂取量がやや低下した段階で まず静脈栄養が選択される ケースも少なくありません。しかし、
1月25日読了時間: 5分


攻めの栄養療法を科学する53~「守り」だけでは足りない ― 経管栄養における“攻めの投与”という考え方 ―
はじめに 代替栄養として 経管栄養 を選択する場面では、腹部症状や誤嚥性肺炎などの合併症を回避するため、 少量から慎重に注入を開始する ケースを多く目にします。確かに、注入開始時には合併症予防の観点から、少量投与→段階的なステップアップという「守りの投与」が重要です。 しかし一方で、 リハビリテーションを開始し、活動量が増えていく過程においても低栄養状態が続く と、👉 医原性サルコペニア👉 ADL・嚥下機能の回復遅延といった新たな問題を引き起こしかねません。 たとえ**経口摂取再開までの“つなぎ”**であったとしても、 十分な栄養投与がその後の回復を左右する ことは少なくありません。「リスクを回避しながら、どこで“攻める”か」それが、経管栄養を考えるうえで重要な視点です。 代替栄養の基本的な考え方 経口摂取のみで必要な栄養量を確保できない場合、 静脈栄養(PN)や経管栄養(EN)による栄養療法 が必要となります。 一般に、 必要エネルギー量の60%以下の摂取状態が1週間以上続く と予想される場合には、代替栄養の導入を検討すべきとされています。
1月24日読了時間: 3分
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