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攻めの栄養療法を科学する⑧~【リハ栄養診療ガイドライン2018】
成人がん・急性疾患の最新エビデンスと、EBMに基づくガイドラインの読み解き方 リハビリテーションと栄養療法は、どちらも患者さんのQOL(生活の質)や回復過程に強く影響します。「リハ栄養診療ガイドライン2018」では、主要4疾患(脳血管疾患/大腿骨近位部骨折/成人がん/急性疾患)について、 患者個別の状態に応じた“強化型栄養療法”の有効性 が検討されています。 この記事では、特に質問の多い 成人がん・急性疾患領域 のポイントと、ガイドラインを読み解くための EBM(Evidence Based Medicine)の考え⽅ までを分かりやすくまとめました。 ▼【成人がん】リハ+栄養指導のプログラムは行うべきか? ● CQ 不応性悪液質を除く成人がん患者に、リハビリと栄養指導を組み合わせたプログラムを行うべきか? ● 推奨(一定の推奨はしない/エビデンス非常に低い) 補助化学療法・放射線治療を受ける成人がん患者において、現時点では リハ+栄養指導プログラムを一律に推奨できるだけのエビデンスは不足 しています。 ただし―― 患者・家族の意向 病状
3 日前読了時間: 4分


攻めの栄養療法を科学する⑤~【リハ栄養診療ガイドライン2018のポイントまとめ】
――4疾患に対する最新エビデンスと実践への活かし方―― リハ栄養の実践では、 「どの患者に、どの程度の栄養介入を行うべきか?」 という判断が常に求められます。 その指針となるのが、 リハ栄養診療ガイドライン2018 です。ここでは、ガイドラインが示す重要ポイントをわかりやすくまとめます。 ◆ リハ栄養診療ガイドライン2018の対象疾患 現時点での信頼できるエビデンスをもとに、4つの疾患領域に対して推奨が作成されています。 ● 対象となる4疾患 脳血管疾患 大腿骨近位部骨折 成人がん(不応性悪液質を除く) 急性疾患(acute illness) これらの臨床課題(CQ)に対して、 GRADE system (エビデンス評価方法)に基づき推奨が整理されています。 ◆ 強化型栄養療法とは? ガイドラインにおける「強化型栄養療法」は、通常の食事や給食に加え、 個別の栄養アセスメント 栄養指導、栄養カウンセリング 経口補助食品(ONS) 経腸・静脈栄養 などを組み合わせて行う 積極的な栄養介入 を指します。 ◆ 4疾患の推奨内容(エッセンス) ① 脳血
12月3日読了時間: 4分
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