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誤嚥性肺炎を科学する63~摂食嚥下障害や誤嚥性肺炎には、「薬剤の工夫(調整)」が1つの有効なオプションとなる場合があります。
薬剤の工夫 摂食嚥下障害・誤嚥性肺炎への薬剤アプローチ Message 薬剤のなかには摂食嚥下機能に悪い影響を及ぼすものがある 高齢者はポリファーマシーになりがちなため、どのような薬を服用しているのかチェックしよう 直接的に誤嚥性肺炎を予防できる薬は現在のところ開発されていません。また、誤嚥性肺炎を直接治療する薬は、感染症の治療に使われる抗菌薬だけです。そして、摂食嚥下障害を治療できる薬も存在しません。しかし、摂食嚥下障害や誤嚥性肺炎には、 「薬剤の工夫(調整)」 が1つの有効なオプションとなる場合があります。 ポリファーマシーとは 多剤併用による有害事象を ポリファーマシー とよびます。高齢者は併存疾患や疾病罹患率が高いため、ポリファーマシーになりがちです。さらに、加齢に伴う生理機能の低下や薬剤分布の変化により、若年層の成人とは薬の半減期(血中の薬物濃度が半分にまで下がる時間)が長くなる傾向にあります。その結果、体に好ましくない影響が出やすくなるのです。 ⚠ 注意点 自覚的または他覚的に症状や兆候として出現していなくても、影響が出ている場合があ
1 日前読了時間: 4分


誤嚥性肺炎を科学する56~▶ 鎮静作用や摂食嚥下運動が緩慢になる副作用をもつ薬剤がある。不眠症治療薬、筋弛緩作用をもつ薬(抗てんかん薬・抗精神病薬)、制酸薬などを内服している場合は注意しよう
🦷 口腔ケア・嚥下リハビリ専門ブログ 第8章 ③ 薬剤 | 3つの工夫 悪影響を及ぼす可能性のある薬(2)その他 鎮静・筋弛緩・制 酸薬が嚥下機能と誤嚥リスクに与える影響を正しく理解しよう # 不眠症治療薬# 筋弛緩作用# 制酸薬# 誤嚥性肺炎# 嚥下障害 # ポリファーマシー# 抗てんかん薬# 抗精神病薬# PPI# H₂RA 📅 2025年📖 口腔ケア・嚥下リハビリ🏷️ 薬剤・誤嚥・高齢者ケア Message ▶ 鎮静作用や摂食嚥下運動が緩慢になる副作用をもつ薬剤がある。不眠症治療薬、筋弛緩作用をもつ薬(抗てんかん薬・抗精神病薬)、制酸薬などを内服している場合は注意しよう 唾液を減少させ口腔衛生を悪くする可能性がある薬剤については前項で述べました(90〜91ページ)。それ以外で配慮が必要なものには、①不眠症治療薬、②筋弛緩作用をもつ薬、③制酸薬などがあります。 必ずしも減薬や休薬が必要というわけではありませんが、 ポリファーマシー(多剤併用による有害事象) につながることもありますので、担当医や薬剤師と常に相談することが大切です。 不
3月22日読了時間: 3分


誤嚥性肺炎を科学する54~薬剤の工夫──ポリファーマシーと副作用が摂食嚥下機能に与える影響を知る
#薬剤の工夫#ポリファーマシー #誤嚥性肺炎#摂食嚥下機能 #副作用 #高齢者医療 #CGA#薬剤師連携 #多職種連携#在宅ケア 薬剤の工夫──ポリファーマシーと副作用が摂食嚥下機能に与える影響を知る 第8章 3つの工夫 ③ 薬剤|p.88–89 Message 薬剤のなかには摂食嚥下機能に悪い影響を及ぼすものがある 高齢者はポリファーマシーになりがちなため、どのような薬を服用しているのかチェックしよう 直接的に誤嚥性肺炎を予防できる薬は現在のところ開発されていません。また、誤嚥性肺炎を直接治療する薬は感染症の治療に使われる抗菌薬だけです。摂食嚥下障害を治療できる薬も存在しません。しかし、摂食嚥下障害や誤嚥性肺炎には、 「薬剤の工夫(調整)」が1つのオプションとして有効な場合があります 。 ポリファーマシーとは 多剤併用による有害事象を ポリファーマシー とよびます。高齢者は併存疾患や疾病罹患率が高いためポリファーマシーになりがちです。さらに、加齢に伴う生理機能の低下や薬物分布の変化により、若年層の成人とは 薬の半減期が長くなる...
3月20日読了時間: 3分


誤嚥性肺炎を科学する52~「軽くあごを引く」が飲み込みやすさと誤嚥しにくさを同時に叶える理由
#頸部前屈位#チンタック#ポジショニング #誤嚥予防#摂食嚥下障害#喉頭挙上 #嚥下メカニズム #誤嚥性肺炎 #在宅ケア#要介護高齢者 頸部前屈位──「軽くあごを引く」が飲み込みやすさと誤嚥しにくさを同時に叶える理由 Message ポジショニングの一環として、軽くあごを引いた頸部前屈位の姿勢をとろう 頸部前屈位には、①飲み込みやすくする、②誤嚥しにくくする、という2つの目的がある ポジショニングには首の姿勢を調整することも含まれています。 軽くあごを引いた頸部前屈位 とよばれる姿勢です。逆に、首のポジションを適切にとっていなければ、 飲み込みにくく誤嚥しやすい ということになります。 誤嚥性肺炎を予防するためだけでなく、 治療中にさらなる不要な誤嚥・窒息を引き起こさないためにも 、要介護者の首の姿勢には注意を払いましょう。 頸部前屈位の2つの目的 目的① 飲み込みやすくする 軽くあごを引くと首前面の皮膚と筋の張力が緩み、少しの力があれば喉頭を挙上して飲み込めるようになる。 目的② 誤嚥しにくくする 下咽頭のスペースが広がり、口腔から咽頭への通路
3月18日読了時間: 3分
誤嚥性肺炎を科学する49~
#誤嚥性肺炎#摂食嚥下障害 #義歯調整#食形態 #口腔ケア#ソフト食#ミキサー食 #嚥下ケア#看護・介護 義歯調整と食形態の見直し──噛み合わせ不良・義歯不適合のケアで誤嚥を防ぐ Message 初期段階で口腔内を観察(衛生状態、舌運動、歯の本数、歯並び、噛み合わせ)しよう 歯の不調は歯科と連携して早めに対処しよう やむをえず噛み合わせる歯が不ぞろいのまま・義歯不適合のままの場合は、食形態の検討(ソフト食、ミキサー食、ゼリー食など)を行おう 食べる機能に障害を抱えている方の多くに、口腔の問題がみられます。噛む力や舌・口唇の力以外にも、 歯が欠損したままの噛み合わせ不良 や 義歯不適合 といった、歯科治療によって改善できる可能性がある問題が含まれます。 速やかに歯科治療が行われることが理想ですが、やむをえず食事するケースもあります。そのような場合には、 食形態の検討を必ず行いましょう 。 噛み合わせる歯が不ぞろいの場合 誤嚥性肺炎の患者さんや摂食嚥下障害の方のケアにあたる際、 必ず初期段階で口腔内を観察します 。衛生状態や舌運動の観察のほかに、歯(
3月15日読了時間: 3分


在宅医療を科学する22
こんにちは。さくら在宅クリニックです。 今回は、意外と知られていない「お口の中の細菌」の実態と、それが全身の健康、特に誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)にどう関わっているかについて解説します。 1. 歯垢1gは「糞便」と同じ細菌数!? お口の中には数えきれないほどの細菌が住み着いており、常に増殖を続けています。 驚くべきことに、「歯垢(プラーク)1グラム中には、糞便1グラム中とほぼ同じくらいの細菌がいる」という説もあります。 手入れが不十分なお口の中には、なんと 100億個以上 の細菌が生息している可能性があるのです。 2. なぜ口腔ケアが「誤嚥性肺炎」を防ぐのか 誤嚥性肺炎は、お口の中の細菌が唾液や食べ物と一緒に誤って肺に入ってしまうことで起こります。 つまり、「お口の中の細菌数を減らすこと(口腔保清)」は、肺炎を未然に防ぐための非常に理にかなった対策なのです。 特に、以下の場所は細菌や汚れが溜まりやすいため、入念なケアが必要です: 歯垢が溜まりやすい場所 磨き残しが多い場所 食渣(食べかす)が溜まりやすい場所 舌の表面(舌背:ぜっぱい) 3.
2月16日読了時間: 2分


誤嚥性肺炎を科学する20~お口の中は細菌がいっぱい?誤嚥性肺炎を防ぐ「個別ケア」のすすめ
こんにちは。皆さんは、自分のお口の中にどれくらいの細菌が住んでいるかご存知でしょうか? 今回は、意外と知られていない「口腔内細菌」の実態 と、健康を守るための 「口腔ケアの考え方」についてお話しします。 1. お口の中の細菌数は「糞便」に匹敵する!? 口腔内には数えきれないほど多くの種類の細菌が「常在菌」として生着し、常に増殖を続けています。 驚くべきことに、一説では「歯垢(プラーク)1g中に含まれる細菌数は、糞便1g中とほぼ同じ」 と言われています。手入れが行き届いていないお口の中には、なんと 100億個以上もの細菌が生息している可能性があるのです。 2. なぜ「お口の掃除」が命を守ることにつながるのか お口の中の細菌をコントロールすることは、単に「スッキリする」以上の大きな意味があります。 お口の細菌の一部は、呼吸器官(肺)に侵入することで「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」を引き起こす原因になります。 そのため、 口腔内の細菌数を減らすこと(口腔保清)は、誤嚥性肺炎の予防に直結する 非常に理にかなった対策なのです。 3. 細菌が溜まりやすい
2月14日読了時間: 2分


誤嚥性肺炎を科学する4~メカニズムとリスク
誤嚥性肺炎は、本来は食道へ送られるべき食べ物や唾液が誤って気道に入り、そこに含まれる細菌によって引き起こされる細菌性肺炎です。 原因は食べ物だけではない : 臥床(がしょう)時や就寝時にむせずに気道へ入っていく唾液も、重要な原因となります。 お口の健康が直結 : 口腔衛生状態を良好に保つことで細菌量を減らせますが、不良な場合は原因菌の保有量が増えてしまいます。 高い死亡率と後遺症 : 死亡率が約15%と高いだけでなく、回復後も食べる機能、身体機能、認知機能が低下し、QOLが悪化する恐れがあります。 なぜ発症するのか?「抵抗力」と「侵襲性」のバランス 誤嚥したからといって、必ずしも肺炎になるわけではありません。発症は、肺の「個体の抵抗力」 と、誤嚥物の 「侵襲性(しんしゅうせい)」のバランスが崩れた時に起こります。 肺の抵抗力(守る力) 誤嚥物の侵襲性(攻める力) 喀出力 : 咳で異物を出す力(咳嗽反射)、気道粘膜の機能 病原性 : 細菌の種類や化学的な強さ(酸・アルカリなど) 免疫力 : 局所リンパ球や好中球などの防御反応 量・侵入部位 :...
2月13日読了時間: 2分


誤嚥性肺炎を科学する3~誤嚥性肺炎のメカニズムと「守る力」の重要性
高齢者の命と生活の質(QOL)に深く関わる疾患、それが「誤嚥(ごえん)性肺炎」です。単にお薬で治すだけでなく、日々のケアを通じて「発症させない、悪化させない」ための知識を深めましょう。 1. 誤嚥性肺炎とは:メカニズムとリスク 誤嚥性肺炎は、本来は食道へ送られるべき食べ物や唾液が誤って気道に入り、そこに含まれる細菌によって引き起こされる細菌性肺炎です。 原因は食べ物だけではない : 臥床(がしょう)時や就寝時に、むせずに気道へ入っていく唾液(不顕性誤嚥)も、重要な原因となります。 お口の健康が直結 : 口腔衛生状態が不良であれば細菌量が増え、発症リスクが高まります。 負の連鎖を防ぐ : 死亡率が約15%と高いだけでなく、回復後も「食べる機能」「身体機能」「認知機能」が低下し、生活の質(QOL)が悪化する恐れがあります。 2. なぜ発症するのか?「抵抗力」と「侵襲性」のバランス 誤嚥したからといって、必ずしも肺炎になるわけではありません。発症は、肺の「個体の抵抗力」 と、誤嚥物の 「侵襲性(しんしゅうせい)」のバランスが崩れた時に起こります。 肺の
2月12日読了時間: 2分


誤嚥性肺炎を科学する2~誤嚥性肺炎とは:メカニズムとリスク
誤嚥性肺炎は、本来は食道へ送られるべき食べ物や唾液が誤って気道に入り、そこに含まれる細菌によって引き起こされる細菌性肺炎です。 原因は食べ物だけではない : 臥床(がしょう)時や就寝時にむせずに気道へ入っていく唾液も、重要な原因となります。 お口の健康が直結 : 口腔衛生状態が不良であれば細菌量が増え、発症リスクが高まります。 高い死亡率と後遺症 : 死亡率が約15%と高いだけでなく、回復後も食べる機能や身体機能、認知機能が低下し、生活の質(QOL)が悪化する恐れがあります。 なぜ発症するのか?「抵抗力」と「侵襲性」のバランス 誤嚥したからといって、必ずしも肺炎になるわけではありません。発症は、肺の「個体の抵抗力」 と、誤嚥物の 「侵襲性(しんしゅうせい)」のバランスが崩れた時に起こります。 肺の抵抗力(守る力) 誤嚥物の侵襲性(攻める力) 喀出力 : 咳で異物を出す力、気道粘膜の機能 病原性 : 細菌の種類や化学的な強さ(酸など) 免疫力 : 肺の免疫細胞(リンパ球、好中球など) 量・部位 : 誤嚥した量や、肺のどこまで入ったか 誤嚥性肺炎を防
2月11日読了時間: 2分


誤嚥性肺炎を科学する1~「誤嚥性肺炎」:そのメカニズムと予防の重要性
高齢者の健康において、最も注意すべき疾患の一つが「誤嚥(ごえん)性肺炎」です。 今回は、当クリニックの資料をもとに、誤嚥性肺炎がなぜ起こるのか、そして防ぐために何が大切なのかを分かりやすくまとめました。 1. 誤嚥性肺炎とはどのような病気か? 誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液などが誤って気道(肺の方)に入ってしまうことで、そこに含まれる細菌が肺で炎症を引き起こす 細菌性肺炎 です。 実は、食べ物だけでなく「唾液」も大きな原因となります。特に寝ている間に、むせることなく唾液が気道へ流れ込んでしまうことで肺炎が起こるケースも少なくありません。 2. なぜ「予防」がこれほど重要なのか 誤嚥性肺炎は、単に「肺が苦しくなる病気」だけでは済まない、大きなリスクを抱えています。 高い死亡率: 高齢者にとって非常に命に関わる疾患です。 負の連鎖: 一度発症すると、肺炎そのものが治った後も、「食べる力(嚥下機能)」「身体機能」「認知機能」が大きく低下してしまうことがあります。 つまり、肺炎を繰り返すことで、ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)が一段ずつ階段を降
2月10日読了時間: 2分


ご自宅でできる「嚥下内視鏡検査」~誤嚥性肺炎を繰り返す方・飲み込みに不安のある方へ~
高齢者の在宅医療において、とても重要なテーマの一つが「食べること」です。特に 認知症や脳卒中の既往がある方、がん・神経難病を抱える方 にとって、「食べる」ことは大きな課題となる場合があります。 🍽 食べられない理由はさまざま 嚥下(飲み込み)機能の低下...
2025年6月15日読了時間: 2分
誤嚥性肺炎予防のポイント: サブスタンスPの重要性
訪問診療を受けている患者さんは、寝たきり状態であったり、認知症、脳梗塞の既往があったりで、誤嚥性肺炎を起こしやすい方が多いです。実際、高齢者の肺炎の大部分が誤嚥性肺炎であるといわれています。誤嚥性肺炎を予防するためにできることを以下に書いていきます。...
2024年7月10日読了時間: 3分


最期の時の患者さんの環境
患者さんの最期の時が近づくと発熱などを起こし息苦しくなることもあります。 意識状態が悪くなると抗生物質の投与と絶飲食となります。点滴をされるとこれを自己抜去しないよう身体拘束される場合が多いです。 こんなイメージです。こうした拘束は患者さんの病状を益々悪くします。...
2024年7月1日読了時間: 2分


サブスタンスPと誤嚥性肺炎の関係:驚きの事実に迫る #サブスタンスP
訪問診療を受けている患者さんは、寝たきり状態であったり、認知症、脳梗塞の既往があったりで、誤嚥性肺炎を起こしやすい方が多いです。実際、高齢者の肺炎の大部分が誤嚥性肺炎であるといわれています。誤嚥性肺炎を予防するためにできることを以下に書いていきます。...
2024年2月20日読了時間: 3分


在宅医療における高齢者の肺炎
訪問診療を受けている患者さんは、寝たきり状態であったり、認知症、脳梗塞の既往があったりで、誤嚥性肺炎を起こしやすい方が多いです。実際、高齢者の肺炎の大部分が誤嚥性肺炎であるといわれています。誤嚥性肺炎を予防するためにできることを以下に書いていきます。...
2023年6月20日読了時間: 5分
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