top of page
逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
TEL 046-874-9475
FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
検索


攻めの栄養療法を科学する62~
在宅医療や急性期ケアにおいて、既製品のバッグだけでは対応しきれない特殊な病態があります。今回は、水分量を極限まで抑えたい時や、カリウム制限が必要な時の「攻めの処方設計」について解説します。 1. 水分量を制限しつつ高エネルギーを届ける「手作りTPN」 心不全や腎不全など、投与できる水分量に厳しい制限がある場合、既製品では栄養量が不足しがちです。 濃縮処方の設計 : 50%ブドウ糖液、高濃度アミノ酸製剤(アミゼットB)、脂肪乳剤(イントラリポス20%)を直接組み合わせることで、水分量を大幅にカットできます。 減量の実例 : 標準的なTPNで1,800mLかかる栄養量(約1,640kcal)を、この設計により1,300mLまで圧縮可能です。 注意点 : この「手作り」の場合は、ビタミン剤や微量元素だけでなく、ナトリウム、カリウム、リン、マグネシウムなどの電解質を病態に合わせて個別に添加し、厳密にモニタリングする必要があります。 2. カリウム制限が必要な時の「攻めのPPN」 末梢点滴(PPN)の施行中にカリウムを制限しなければならない局面があります。
1 日前読了時間: 2分


攻めの栄養療法を科学する60~攻めの栄養療法:静脈栄養(PN)を使いこなすポイント
「口から食べられなくなったら、どうすればいい?」 在宅医療や術後の回復期において、栄養管理は病気と闘うための最大の武器です。今回は、投与設計を自由に変えられる「静脈栄養(PN)」の強みと、当院でも重要視している「攻めの処方設計」について解説します。 1. 静脈栄養(PN)の長所と短所 栄養療法には、**「経口(口から)」「経管(チューブから)」「静脈(点滴から)」**の3つのルートがあります。 長所: 消化管を安静に保つ必要がある病態に不可欠です。また、エネルギー量だけでなく、糖質・たんぱく質・脂質といった「マクロ栄養素」の組成を、身体状況に合わせて自由に変えられる唯一の方法です。 短所: 腸管を使わないことによる不利益(免疫機能の低下など)が生じる可能性があります。 2. 「攻めの末梢静脈栄養(PPN)」とは? PPNは腕などの末梢血管から行う点滴です。当院では、単なる栄養補充ではなく、早期回復を狙う**「攻めのPPN」**を推奨しています。 適応となるケース: 食事や経管栄養だけでは必要エネルギーが足りない場合。 術後早期のたんぱく質分解
3 日前読了時間: 2分
bottom of page