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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
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FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
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「先生、あとどれくらいですか?」というご家族の問いに
在宅医療の現場で、ご家族から最も多く寄せられる質問のひとつに「先生、あとどれくらいでしょうか?」という問いがあります。 このような場面では、まず「患者さんは最期の瞬間まで 聴覚は保たれている と考えられています。ぜひ、そばで声をかけながら過ごしてあげてください」とお伝えする...
3月31日読了時間: 2分


喘息とCOPDが重なる「ACO」とは?〜咳や息切れが続く方へ〜
■ ACOってなに? ACO(Asthma-COPD Overlap) とは、 喘息(ぜんそく)とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の両方の特徴を併せ持つ病気 です。 例えば、こんな方が当てはまるかもしれません: 子どもの頃に喘息があった 大人になってからも咳や息切れが続いている...
3月30日読了時間: 2分
高齢ドライバーの交通事故から考える、認知機能と薬の影響
最近、 神奈川県茅ケ崎市で90歳の女性が交差点で4人をはねる事故 が報道され、大きな注目を集めました。同様のケースとして、過去には 東京・池袋で90歳の男性による死傷事故 も記憶に新しいところです。 このような高齢者による重大な交通事故は、 アクセルとブレーキの踏み間違い...
3月29日読了時間: 3分
「歩かせないこと」のリスク 〜転倒を恐れて失われるもの〜
勤務医時代、入院患者すべてに対して必ず取得していた書類のひとつに「身体抑制に関する同意書」がありました。特に手術後などは、麻酔の影響で意識がもうろうとし、危険行動をとることもあります。こうしたケースでは、身体抑制もある程度理にかなっていると思います。...
3月28日読了時間: 3分


【解説】膝関節注射(ヒアルロン酸注射)の方法について
膝の痛みや変形性膝関節症の治療の一つとして行われる「ヒアルロン酸注射」。今回は、その注射方法について分かりやすく解説します。 注射の手順 ① 膝を伸ばした状態(伸展位)にする この体勢にすることで膝蓋骨(膝のお皿の骨)が自由に動くようになり、注射するためのスペースが確保でき...
3月27日読了時間: 2分


桜に導かれて──「人生の最期」を考えるきっかけと、在宅医療という選択肢
私が今の家を購入するきっかけは、一本の桜の木でした。 「桜山」という地名が示す通り、まさに桜の季節。現在の家を初めて内覧に訪れた日、少し坂を上ると、そこはまるで桜のトンネル。桜吹雪が視界を覆い、ワイパーで花びらをかき分けて進むほどの“桜の歓迎”を受けたのです。...
3月26日読了時間: 3分
『新版 間違いだらけのリハビリテーション』~「起立―着席運動」のすすめ~
リハビリの成果が、30年前と比べて悪くなってきている――そんなショッキングな一言から始まるのが、三好正堂先生の著書『新版 間違いだらけのリハビリテーション』です。 筆者によれば、原因は「汗をかくような地道な治療が減ってきたから」だと言います。確かに、私自身も最近のリハビリが...
3月25日読了時間: 2分


がん性皮膚潰瘍とは? ~見えないつらさに寄り添うケアを~
がんが皮膚に広がったり、再発や転移によって体表面に現れると、皮膚が潰瘍化してしまうことがあります。これを「 がん性皮膚潰瘍 」と呼びます。 がん性皮膚潰瘍は、転移性がん全体の約5〜10%に見られ、 特に乳がんや頭頚部がん での発生率が高いといわれています(※1)。...
3月24日読了時間: 3分
実は多い?冬の「ヒートショック」での死亡―夏より10倍も多い現実
近年、高齢者の「入浴中の突然死」が実は非常に多いということが知られるようになってきました。 その主な原因の一つが「ヒートショック」。寒い冬に暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に移動することで、急激な血圧変動が起こり、心筋梗塞や脳卒中など命に関わる事態を引き起こすリスクがあります...
3月23日読了時間: 2分
認知症治療の功罪~アリセプトの作用機序:アリセプトの本当の作用とは?短期記憶障害だけではない
アリセプトの本当の作用とは?短期記憶障害だけではない アリセプトは、神経伝達物質の一つであるアセチルコリンの働きを促進することで、短期記憶障害を改善する作用を持つ薬です。しかし、アリセプトの本来の効果は、単に短期記憶障害の改善にとどまらないと私は考えます。...
3月21日読了時間: 2分
認知症治療薬「アリセプト」誕生の背景と杉本八郎博士の想い
在、日本で使用できる認知症治療薬は4種類ありますが、その先駆けとなったのが 「アリセプト」 です。この薬は日本発の認知症治療薬であり、開発者の 杉本八郎博士 は、英国ガリアン賞・特別賞や恩賜発明賞など数々の栄誉を受賞しました。まさに、日本を代表する世界的な化学者です。...
3月20日読了時間: 3分
リウマチ性多発筋痛症(PMR)とは?
リウマチ性多発筋痛症(Polymyalgia Rheumatica: PMR)は、急に発症する首や肩、臀部の激しい痛みとこわばりを特徴とする疾患です。特に高齢者に多く見られ、日常生活を送っていた方が突然、全身の痛みにより起床できなくなり、微熱や食欲低下を伴うことが典型的な症...
3月19日読了時間: 2分


がん患者さんの嘔気・嘔吐と制吐剤の選択について
がん患者さんはさまざまな理由で嘔気や嘔吐が生じやすくなります。そのため、これらの症状を抑えるために、一般的に プリンペラン や ノバミン が使用されることが多いです。しかし、どちらも ドパミン受容体拮抗薬 であり、使用時には注意が必要です。 ドパミン受容体拮抗薬の注意点...
3月18日読了時間: 2分
高齢者の排尿障害と尿路感染の因果関係~高齢者の尿路感染リスクと適切な治療法
高齢者における排尿障害(排尿困難、尿閉、頻尿、残尿感など)と尿路感染症(尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎など)は、密接な因果関係があります。加齢に伴い、膀胱や尿道の機能が低下し、排尿トラブルが増えることで、尿路感染症のリスクが高まります。本記事では、排尿障害と尿路感染の関係について...
3月17日読了時間: 4分


患者さんが食べられるかどうかを見極めるポイントとは?簡単フローチャートで解説
「この患者さんは食べられるのか?」在宅医療に関わる方やご家族にとって、これはとても重要な判断ポイントです。 その見極め方として、シンプルなフローチャートで考えてみることをおすすめします。 食べること=人生の最期をどう過ごしたいか...
3月16日読了時間: 1分
人生の最期を決める時の重要なこと~食べることについて③~人の根源的な欲求と「食」 〜SNSと人工栄養の選択〜
SNSでは、 食べ物の投稿が人の注目を集める要素 の一つになっています。特にインスタグラムでは、 「インスタ映え」する景色や食事の投稿 が人気を集めます。 これは、人の 「知りたい × 感動したい × 食べたい」 という根源的な欲求が関係しているのかもしれません。食は...
3月15日読了時間: 2分
人生の最期を決める時の重要なこと~食べることについて②
正岡子規と「食」の俳句 日本の俳句の中興の祖とされる正岡子規は、食べることに対して非常に貪欲だったといわれています。「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」という有名な句も、食べ物に関する作品の一例です。 一方で、西行や松尾芭蕉の俳句は、自然と心象風景を融合させることを重視してい...
3月14日読了時間: 2分


人生の最期を決める時の重要なこと~食べることについて(食べることの意味──最期の選択を考える)
日本の高度成長期にスーパーマーケットという概念を普及させたダイエーの創業者・中内功氏。彼の人生観には、戦時中の過酷な体験が深く影響を与えています。 戦地では補給が絶たれ、銃弾ではなく飢えや病で仲間が次々と倒れていくなか、中内氏が生き抜く原動力となったのは「日本に帰り、すき焼...
3月13日読了時間: 2分
在宅医療での痛みの管理:フェントステープの活用
在宅医療の現場では、患者さんの活気がなくなり、経口摂取が難しくなってくると、痛みを和らげる治療が必要になります。その中で、**麻薬の貼り薬「フェントステープ」**はとても有効な選択肢の一つです。 フェントステープとは? フェントステープは、 フェンタニル(麻薬)を含む貼付薬...
3月12日読了時間: 3分
COPD患者の意識障害は緊急事態!適切な酸素投与の重要性
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さんが 意識障害を起こしている場合 、それは非常に緊急度の高い状態です。迅速な対応が求められますが、一方で酸素投与には注意が必要です。 なぜCOPD患者への酸素投与に注意が必要なのか? 通常、私たちの呼吸中枢は...
3月11日読了時間: 3分
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