top of page
逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
TEL 046-874-9475
FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
検索


看護師さんによる在宅医療におけるエコーを科学する54~在宅でできる「水分貯留と心機能」の評価
〜心嚢液・胸水・LVEF・IVCの観察ポイント〜 ① 水分貯留の評価 ― 心嚢液と胸水を見分ける 在宅医療で心不全を診るうえで重要なのが、**体内の水分貯留(うっ血)**を把握することです。心臓の周囲や胸腔内に液体がたまると、呼吸苦や倦怠感の原因になります。 心嚢液 は心臓を包む膜(心嚢)の内側に貯留し、**心窩部断面(みぞおち方向からのアプローチ)**で観察できます。エコー上では液体成分のため、 黒く抜けた無エコー域 として描出されます。同様に、 胸水 も胸腔内にたまる液体で、心嚢液と同じく黒い無エコー像として観察されます。 少量の心嚢液は経過観察で済むことが多いですが、**心嚢液が多量に貯留して心臓を圧迫する(心タンポナーデ)**場合は緊急対応が必要になります。 ② 心収縮機能の評価 ― LVEF(左室駆出率) 心臓のポンプ機能を示す最も代表的な指標が、**LVEF(Left Ventricular Ejection Fraction:左室駆出率)**です。 LVEFは、心臓が拡張して最も大きくなったときの左室内径(拡張末期径)と、収縮して最
10月31日読了時間: 3分


心不全を科学する1
本日より心不全の病態を科学してまいります。在宅医療は医療的介入(治す医療)よりケアが主体となる医療(苦痛の除去、栄養管理等)と考えがちです。 しかし慢性心不全治療は新しいパラダイムへ入り、在宅医療において慢性心不全に対しては治療により劇的に症状改善する患者様を目のあたりにす...
2024年9月12日読了時間: 2分


心不全を科学する1
本日より心不全の病態を科学してまいります。在宅医療は医療的介入(治す医療)よりケアが主体となる医療(苦痛の除去、栄養管理等)と考えがちです。 しかし慢性心不全治療は新しいパラダイムへ入り、在宅医療において慢性心不全に対しては治療により劇的に症状改善する患者様を目のあたりにす...
2024年2月25日読了時間: 2分
bottom of page