タンパク質吸収を阻害するのは？ 胃酸の分泌を阻害するH2 blocker,PPIは、ペプシノーゲンからペプシンへの分解を妨げます。こうした場合、胃薬内服＝消化態栄養剤を選択の変更が必要になります。

消化態、半消化態の使い分けは？下記に示すように吸収経路、吸収効率から検討する必要があります。

半消化態、消化態、成分栄養剤の違いは、経腸栄養剤と窒素源の違いであり、下図の様になります。

消化態！半消化態！って何？今更ですが、タンパク質はアミノ酸の塊です。そして、 アミノ酸が２個以上結合したものがペプチドであり、さらに結合して立体構造を持つものがタンパク質です。これらのタンパク質の組成から消化態、半消化態に分類されます。

成分栄養剤はどうやって分類すればいいの？に対して下図の様な分類方法があります。

経口から十分な栄養摂取が困難となった場合、経腸栄養剤は非常に有用です。 次回より、これを詳述していきます

炭酸とろみの嚥下に対する詳しいメカニズムは、下記文献を参照頂けましたら幸いです。

嚥下に関する炭酸水のエビデンスは？ 下図の論文から、誤嚥や喉頭侵入などを防いでくれることを示しています。

摂食嚥下障害新しい試みは？ とろみ×炭酸水は、嚥下障害にかなり効果的のようです。 詳細は次回以降詳述していきます。

口腔内乾燥を引き起こす可能性のある薬剤は？ 下記の様な薬剤は口腔内乾燥➤嚥下障害を引き起こす可能性があります 嚥下障害を認めた場合、注意すべき薬剤です

在宅医療あるある 高齢者の嚥下障害は、下図のように 咀嚼、食塊形成、送り込み不全 ➤嚥下、飲み込みがうまくできない と２つの相から理解することが必要です。 食塊の咽頭残留、誤嚥に関しては、定量的に評価可能　見える化が可能です。 これらの原因として 義歯不適合 臼歯咬合喪失...

在宅医療で経験することの多い口腔機能低下の原因は？ 下図のようにまとめることができます。

在宅医療あるある！ 嚥下は悪くないんだよなぁ、これは何を意味するのか？

嚥下オデコ体操とは？ 下図のような体操です。

シャキア訓練とは？ 30秒 1回 3セット/日として下図のように行います。

高齢者の栄養管理は、とても重要です。食べてくれない、食欲ないという頻繁に起こります。こうした時に経管栄養剤を処方します。なかでも、イノラスは1ml当たりのカロリーが経腸栄養剤の中では最も高く、栄養状態を短期間で改善させたいときに処方しています。...

嚥下リハは何をすればよいの？ シャキア、嚥下オデコ体操、呼気筋トレが効果的

嚥下障害とサルコペニアは密接な関係性あることを前回説明いたしまさしたが、サルコペニアの原因は５つです。 年齢、疾患、低活動、医原性、低栄養です。これらが摂食嚥下機能に及ぼす影響は 誤嚥性肺炎　舌・横隔膜の萎縮起こる 嚥下正常→2日間以上の禁食にて26%が摂食嚥下障害を発症(...

加齢による嚥下機能に及ぼす筋肉群として嚥下関連筋群が挙げられます。 この筋肉の役割は 嚥下時に舌圧を保持し、喉頭を引き上げる役割。 収縮により喉頭挙上、喉頭閉鎖。食道入口部が開く。 です。 加齢により嚥下関連筋群の筋力低下は 喉頭・舌骨の下方偏移 運動範囲狭くなる...

加齢による筋量、筋肉量の減少は嚥下機能にどの様に影響するのか？ 舌は骨格筋の塊であり、舌の筋肉量・筋量・筋機能＝咀嚼・嚥下機能の指標 全身の筋肉量、筋力低下と一緒に舌筋肉量、舌筋力が低下し 舌運動の協調性、運動量が低下することになります