5月10日1 分鬱滞性皮膚炎・潰瘍を科学する6鬱滞性皮膚炎・潰瘍に関してまとめると下記になります •静脈性潰瘍に対する圧迫療法は在宅医療においても有用 •アドヒアランスは高く比較的安全に行える •事前のABIチェックは大切 •保湿を含めた皮膚の保護も大切 •心不全患者に対しては慎重な対応が必要...
5月9日1 分鬱滞性皮膚炎・潰瘍を科学する5静脈性潰瘍の原因疾患としては、下記のような病態を原因として生じます。 動脈血行障害 足関節血圧:65あるいは80mmHg未満 ABI(足関節・上腕血圧比):0.6あるいは0.7未満 蜂窩織炎、血栓性静脈炎などの急性炎症 急性期外傷、創傷 糖尿病 うっ血性心不全...
5月8日1 分鬱滞性皮膚炎・潰瘍を科学する4深部静脈血栓症後遺症による下腿潰瘍が生じる場合があります。 その機序は、静脈鬱滞にともない静脈弁破壊による逆流が生じます。これに伴い 静脈閉塞が時に起こります。静脈閉塞と再開通による逆流に伴い静脈高血圧が発生します。こうした静脈高血圧をベースした病態として静脈性潰瘍が生じま...
5月7日1 分鬱滞性皮膚炎・潰瘍を科学する3足のむくみから考えられる疾患は数多く上記の様に沢山の鑑別疾患があります。 その中でも深部静脈血栓症(DVT)は、深部静脈での血栓形成のために起こる疾患です。 特徴として深部静脈血栓症の3特徴 9割以上は下肢静脈 時に上肢静脈(Paget-Schroetter症候群)、 ...
5月6日1 分鬱滞性皮膚炎・潰瘍を科学する2•皮膚病変や潰瘍形成の主因は静脈機能不全によるものです。 •表在静脈逆流や不全穿通枝,深部静脈血栓後遺症などにより ・表在静脈系の内圧が亢進し皮膚軟部組織高静脈症となります。 •毛細血管からの酸素や栄養の拡散が障害され組織虚血や皮膚全層の...
5月5日2 分鬱滞性皮膚炎・潰瘍を科学する1今回より各論シリーズとして自身が経験し悩みだ症例、失敗して症例を共有していきます。 画像は自験例としての鬱滞性皮膚潰瘍、鬱滞性脂肪織炎の画像であり、約3カ月の経過でここまで改善しております。 この患者さんは救急搬送にて蜂窩織炎の診断にて外用剤投与にて症状増悪より、当クリニッ...