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認知症を科学する


高齢者とりわけ軽度認知症(MCI)とされている方において認知症が悪化したとして

相談受ける場合の多くは、せん妄と呼ばれる病態です。これは認知症いわゆるアルツハイマー病の増悪とは明らかに異なります。せん妄とアルツハイマー病の違いは、上記資料に示しましたが、せん妄の原因としては環境変化による場合が多いことが特徴です。

特にMCIの病態の患者さんが入院とりわけICUに入ると症状がでやすくなります。こうした場合にベンゾジアゼピン系の投薬にて鎮静させるとさらに病態が悪化するので注意が必要なことは、次回以降詳述していきます。

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認知症の中核症状と周辺症状の理解

それまで日常生活において特段問題なかった患者さんが入院により、認知機能障害が顕在化することがよくあります。認知症という言葉は、非常に一般的ですが、この病気は様々な特徴ある病態により病名が異なってきます。また症状においても中核症状と周辺症状と呼ばれる病状です。周辺症状は BPSDとも呼ばれます。BPSDは(Behavioral and psychological symptoms of dement

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