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栄養管理を科学する69~【栄養剤の違いがわかる!】とろみ剤を加えた半固形栄養の「性状」比較

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 4月14日
  • 読了時間: 1分

在宅医療では、胃ろうなどによる経腸栄養の工夫が日々求められています。そのひとつが、とろみ剤を加えて“半固形化”する方法です。

今回は、代表的な3製品(エンシュア、エンシュア・ハイ、ラコール)にとろみ剤を加えた場合の胃内での状態をご紹介します。

▶ 製品によって“粘度”がまったく違う

実際にとろみ剤を加えると、製品ごとの性状の違いが明確になります。ラコールは比較的さらっとしており、エンシュアは粘度が高く固まりやすい、といった特性があります。

また、成分栄養剤(例:エレンタールなど)はアミノ酸ベースであり、胃酸によって凝固しにくいという特徴もあります。こうした違いを理解しておくことで、逆流や誤嚥のリスク低減にもつながります。

📺 詳しい実例や投与の工夫はYouTubeで解説中!「内田賢一のYouTubeチャンネル」では、在宅現場でのリアルな工夫や注意点を、医師の視点でわかりやすくお伝えしています。


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