栄養管理を科学する67~【在宅ケアの現場から】経腸栄養「間歇的投与」の意外な落とし穴
- 賢一 内田
- 4月12日
- 読了時間: 2分

在宅医療の現場でよく使われる経腸栄養。その投与方法のひとつに「間歇的投与」というものがありますが、実はこの方法には思わぬ落とし穴が潜んでいます。
たとえば、下の図のように400mlを2時間かけて投与(=200ml/h)と設定したつもりでも、実際の投与スピードが想定と大きくズレてしまうことがあるのです。
これは在宅でよく使われる重力式投与やタイミングのずれ、あるいは滴下の不安定さが原因となる場合が多く、「きちんと200ml/hで入っている」と思っていたら、実際には数十分で一気に入ってしまっていた――そんなケースも珍しくありません。
誤嚥リスクや腹部不快感、消化器症状の原因にもなり得るため、 間歇的投与の「スピード管理」は極めて重要です。
▶ 実際の事例や投与法の工夫はYouTubeでも解説中!
📺 内田賢一のYouTubeチャンネル では、このような「在宅医療のリアル」について、現場の視点からわかりやすく解説しています。
たとえば:
間歇的投与の落とし穴とは?
投与スピードを安定させるちょっとしたコツ
家族やヘルパーさんが安心して使える実践的ポイント
など、日々のケアにすぐに役立つ内容を発信中です。
🏠 公式サイトもチェック!
逗子市にあるさくら在宅クリニックでは、嚥下障害や栄養管理、看取りケアなど、在宅ならではの悩みに寄り添う医療を提供しています。
ご本人、ご家族、介護職の皆さまへ**「わかりやすい、実践できる医療情報」**をこれからも発信してまいります。
ぜひチャンネル登録&サイトのブックマークをお忘れなく!

Comments