2023年8月20日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 38あまり、遭遇する機会はありませんが採血などでLDHなど増悪しているがん患者さんにおいては、腫瘍崩壊症候群の注意が必要です。病態としては 腫瘍が急激に体内で崩壊することで生じる リンパ腫と白血病(バーキット、リンパ芽球性)などの血液悪性腫瘍が代表的...
2023年8月19日2 分ポリファーマシーの功罪~年をとると色々痛くなるので痛み止めが必要な時年をとると色々な箇所が痛くなります。腰痛などは、大なり小なりあると考えます。こうした際に痛み止めをどうするか。NSAIDsと呼ばれる痛み止めには胃潰瘍などを生じさせるリスクあり胃薬が必要です。痛み止めのロキソニンは切れ味は良いですが、その分副作用が強くでる印象があり、高齢者...
2023年8月19日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 37SIADHの治療の治療は、水分制限と原因の除去となります。 ただし、悪性腫瘍など状態不良例では、下記に注意が必要です 水分制限にて腎機能障害の危険がある 生理食塩水の点滴とループ利尿薬で治療 その他の注意点としては 生理食塩水より低張の補液はNa値がさらに低下する...
2023年8月18日1 分ポリファーマシーの功罪~薬は少なければ少ないほど良いガスター等のH2ブロッカーを長期間使用することで、高齢者の認知機能が低下するリスクが報告されています。これは中枢神経にもH2受容体存在することが、その理由です。ただし、こうした薬剤は脳内への移行はしにくいのですが、腎機能障害などにより排泄が遅延することにより(ガスターは腎排...
2023年8月18日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 36がん患者さんにおいて、時に低ナトリウム血症起こしてくる場合があります。 自身の経験では肺がんと脳腫瘍の患者さんですが、挙げると 肺、十二指腸、膵臓、頭頚部、胸腺腫、尿路上皮、前立腺、子宮、リンパ腫など多数が原因疾患となりえます。 それ以外にも 脳関連疾患として...
2023年8月17日1 分在宅医療における高齢者の脱水について以前勤務していた病院の看護師さんのお母さんが痩せ薬として飲んでいたのが、利尿剤だったという笑えない話を聞いたことあります。ボクシングなどでも計量前にサウナで脱水となり計量に挑むのは有名な話です。高齢者医療においても脱水との闘いは大変です。最近では夏場はクーラーをつけて熱中症...
2023年8月17日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 35高カルシウム血症の治療は、脱水の改善が重要です。 高カルシウム血症は脱水を誘発して、脱水によって増悪する生理食塩水にて血管内脱水を改善します。 具体的には1日3L程度の尿量確保が必要であり、当日の輸液は大量(24時間で3~4リットル)とします。...