ハイドロリリース(筋膜リリース)を科学する6
- 賢一 内田
- 3月8日
- 読了時間: 1分


「筋膜とは何で構成されているのか?」筋膜を治療対象とするならば、知らなければならない最低限の知識と考えます。筋膜の構成要素は、細胞(線維芽細胞)と細胞外マトリックスです。細胞の構成要素としては線維芽細胞が重要であり、細胞外マトリックスの重要な構成要素としてコラーゲンが挙げられます。コラーゲンは15種類あり、そのうち筋膜構成するのはⅠ、Ⅱ、Ⅲ型コラーゲンです。Ⅰ型コラーゲンは身体の中で最も多く約90%を占めます。人体の大部分を占めるⅠ,Ⅱ型コラーゲンの伸長は静長の10%までであり、それ以上は損傷起こします。これにより筋膜の伸張性を担うのは主にⅢ型コラーゲンであり、平滑筋、内臓、動脈など柔軟な構造維持し、創傷治癒、腱・靭帯の構成などⅢ型コラーゲンは重要な働きを担います。少し、面白くない話が続くかもしれません。しかし、経験値を科学し、誰にも合理性をもって理解され、再現性ある治療の基本は知識であると考えます。
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