2023年9月10日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 59大腸がんの化学療法における治療の副作用は 殺細胞薬による骨髄抑制とそれに伴う発熱性好中球減少症・感染症に注意が必要です。 オキサリプラチン:末梢神経障害、アレルギー反応、嘔気・嘔吐、骨髄抑制 イリノテカン:下痢、嘔気・嘔吐、倦怠感、骨髄抑制...
2023年9月9日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 58大腸がんのステージ別治療として 0期は粘膜内にとどまるものであり、内視鏡切除にて5年生存率は95%です。 Ⅰ期は腸管壁の固有筋膜層までの浸潤、リンパ節転移なしで外科的切除により5年生存率は90%です。 Ⅱ期漿膜への露出または周囲への浸潤してリンパ節転移なしで、治療は外科的切...
2023年9月8日3 分在宅医療における薬の飲みすぎに関する問題薬の飲みすぎをポリファーマシーと呼びます。カタカナの方が何か学術的な印象もあるので、ポリファーマシーとします。私自身、勤務医時代におけるポリファーマシーの原因は、処方する側7割、処方される側3割と考えてました。 「先生、歩くと少しフラフラするんです。腰も痛いし」脳外科外来に...
2023年9月8日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 57今回から、大腸がんについて詳述していきます。 がん死亡数は男女合同で第2位(男性3位 女性1位)であり、がん罹患数は男女合同で1位の疾患です。 大腸がんの予後は化学療法の進歩にて劇的に改善してます。 過去15年の治療薬の進歩で予後が改善しました。...
2023年9月7日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 56胃切除後の合併症として重要なものを挙げると ①ダンピング症候群は早期と後期に分けて考える必要があります ◆早期は食物が小腸へ突然入ることにより生じます 症状としては、動悸、冷や汗、ふらつき等が挙げられます ◆後期は高血糖による症状で、次に反応性の一過性低血糖を生じます...
2023年9月6日2 分慢性閉塞性肺疾患 (COPD)患者さんの意識障害慢性閉塞性肺疾患 (以下COPD)の患者さんが意識障害を生じている場合は、かなり緊急度の高い病態です。ただし、こうした患者さんは恒常的に血中二酸化炭素(CO2)の濃度高く酸素投与に注意が必要とされています。その理由は正常の人は血中CO2濃度の上昇によって呼吸中枢が刺激され呼...
2023年9月6日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 55胃がんの化学療法における治療の副作用は 殺細胞薬による骨髄抑制とそれに伴う発熱性好中球減少症・感染症に注意が必要です。 S-1:嘔気、倦怠感、下痢、骨髄抑制、肝障害 オキサリプラチン:末梢神経障害、アレルギー反応、嘔気・嘔吐、骨髄抑制...