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在宅医療における認知症について70~【抗うつ薬の“効果グラフ”はなぜ誤解を生むのか】
— 製薬会社が「プラセボ群を目立たなくする」方法を徹底解説 — 抗うつ薬の効果を示す治験データは、しばしば プラセボ群(偽薬)に比べて優れているように見えるよう加工 されています。 とくにSSRI のように、 自然回復率の高いうつ病 では、実薬とプラセボの差が小さく、製薬会社にとっては治験データの見せ方が極めて重要です。 今回取り上げるのは、2011年発売のSSRI エスシタロプラム(レクサプロ) の国内治験(MLD55-11MDD21)のグラフです。 実データを読み解くと、製薬会社パンフレットで典型的に行われる“印象操作”がよくわかります。 ■ 1. プラセボなしのグラフはよく見える(図1) 最初の図は「実薬10mg群」と「20mg群」だけを比較したもの。 治療前 → 8週間後で HAM-D が大きく下がるので 「お、効いているな」 と感じます。 しかし── これはプラセボ群が描かれていないグラフです。 つまり、「自然経過で良くなっている分」を隠しているわけです。 ■ 2. プラセボを入れると印象は一変(図2) 同じ治験で、 プラセボ群も一緒に
20 時間前読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する25④~【14の視点で整理】パーキンソン病治療薬は“何をどう”狙っているのか?
~メカニズム・ターゲット・治療アプローチ別の臨床試験分類~ パーキンソン病治療の研究は、単に「薬があるかどうか」では語り尽くせません。重要なのは、その薬が どのような仕組み(メカニズム)で、どの病態(ターゲット)に、どうアプローチするか です。 2020年時点で進行中だった...
6月19日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する25③~【2020年データから読み解く】パーキンソン病治療薬の開発パイプライン ―「根本治療」への道のりは、いかに険しいか?
―「根本治療」への道のりは、いかに険しいか? ■ パーキンソン病の治療薬開発は今どこにいるのか? 近年、パーキンソン病の治療はL-DOPAを中心とした対症療法に加え、「 病気の進行そのものを抑える治療(疾患修飾療法:Disease Modifying Therapies)...
6月18日読了時間: 2分
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