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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 41
乳がん治療において コアとなる治療は、 局所療法としての原発腫瘍の外科的治療です 外科的治療として乳房全摘と部分切除(温存療法)+放射線療法があります。 これは 同等の治療成績であることが分かっています。 この全摘とするか部分切除とするかの判断は、...
2024年12月7日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 40
ここから癌の各論に戻り、乳がんに関して詳述していきます まず、ざっくり特徴を述べます ・女性が罹患するがんの第一位 ・化学療法・ホルモン療法・分子標的薬などが有効 ・ 検診で早期発見可能:触診・マンモグラフィー・超音波 ・症状があると進行している場合が多い...
2024年12月6日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 39
腫瘍崩壊症候群における症状は 倦怠感、嘔気・嘔吐など非特異的ものです。 タンパク、カリウム、リン、核酸など細胞内成分が血中の大量に放出されることにより ➤LDH、尿酸、リン、カリウム上昇 ➤代謝性アシドーシスとなり ➤カルシウムが減少する場合もあります...
2024年12月5日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 38
あまり、遭遇する機会はありませんが採血などでLDHなど増悪しているがん患者さんにおいては、腫瘍崩壊症候群の注意が必要です。病態としては 腫瘍が急激に体内で崩壊することで生じる リンパ腫と白血病(バーキット、リンパ芽球性)などの血液悪性腫瘍が代表的...
2024年12月4日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 37
SIADHの治療の治療は、 水分制限と原因の除去となります。 ただし、悪性腫瘍など状態不良例では、下記に注意が必要です 水分制限にて腎機能障害の危険がある 生理食塩水の点滴とループ利尿薬で治療 その他の注意点としては 生理食塩水より低張の補液はNa値がさらに低下する...
2024年12月3日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 36
がん患者さんにおいて、時に低ナトリウム血症起こしてくる場合があります。 自身の経験では肺がんと脳腫瘍の患者さんですが、挙げると 肺、十二指腸、膵臓、頭頚部、胸腺腫、尿路上皮、前立腺、子宮、リンパ腫など多数が原因疾患となりえます。 それ以外にも 脳関連疾患として...
2024年12月2日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 35
高カルシウム血症の治療は、 脱水の改善が重要です。 高カルシウム血症は脱水を誘発して、脱水によって増悪する生理食塩水にて血管内脱水を改善します。 具体的には1日3L程度の尿量確保が必要であり、当日の輸液は大量(24時間で3~4リットル)とします。...
2024年12月1日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 34
がん患者さんにおける、高カルシウム血症の症状は 便秘、嘔気・嘔吐、倦怠感、食欲低下であり、こうした分かり易い病態でなく いらいら、意識障害、筋力低下などの症状が出現する場合もあります。 診断は、簡易補正値=実測値4-アルブミン値にて行い ➤14以上または症状あり:緊急治療...
2024年11月30日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 33
がん患者さんにおいて、高カルシウム血症は、しばしば認める病態です。 原因としては ①がんの骨転移・浸潤:骨の融解によるもが最も多く ②扁平上皮がん:PTH-related protein自体にて高カルシウム血症を引き起こす場合もあります。...
2024年11月29日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 32
広い意味での抗がん剤治療における緊急症において在宅診療医、内科医が遭遇する確率はあまり高くないかもしれません。 上記に一覧を挙げましたが、在宅診療にて遭遇した症例は、重篤な下痢、ニューモシスチス肺炎のみです。こうした治療行う中で、抗がん剤治療行っている医師が対応する場合が殆...
2024年11月28日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 31
がん緊急症として 免疫チェックポイント阻害薬による 自己免疫疾患の想起はとても重要です。 骨転移などでデノスマブ>ゾレドロン酸なども使用されている場合は、カルシウム値の評価にて低カルシウム血症に注意する必要があります。 ビンカアルカロイド、シスプラチン、シクロホスファミド...
2024年11月27日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 30
ここから、少し総論へ戻りがんの緊急症に関して詳述していきます インフュージョンリアクション・アナフィラキシー これは、在宅診療で経験することはないものです。治療薬により急性症状としてのショックです。 タキサン製剤では 神経症状(巣症状、頭痛、ふらつき、精神症状、けいれん、倦...
2024年11月26日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 29
肺がんの合併症に関しては転移する場所によりその症状は変わります ・骨の場合:骨痛、高カルシウム血症を生じ ・脳、がん性髄膜炎の場合:神経症状(巣症状、頭痛、ふらつき、精神症状、けいれん、倦怠感)を生じます ・がん性胸膜炎:胸水による呼吸困難...
2024年11月25日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 28
VEGF(Vascular Endothelial Growth Factor)にはVEGF class effectと呼ばれる 血管新生阻害薬に共通する作用と副作用が存在します。 VEGFの効果は ・腫瘍縮小 ・内部壊死 ・浮腫改善 ・胸水改善 非重篤なもの...
2024年11月24日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 27
肺がんの治療の副作用として 〇 殺細胞薬には、骨髄抑制による発熱性好中球減少症・感染症があります。一般的な抗がん剤の副作用としてイメージしやいものです。 プラチナタブレット、シスプラチン、タキサンなどが挙げられます。 〇...
2024年11月23日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 26
小細胞がんの治療に関して詳述してまいります。 小細胞がんは基本的に取りきれない癌にて、手術での根治は困難ですが True stage Ⅰと呼ばれるステージでは、切除+術後補助化学療法にて根治の可能性もあります。 次に限局型は、化学放射線療法(ケモラジ)にて生存期間中央値:約...
2024年11月22日読了時間: 2分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 25
肺がんの化学療法において、Driver mutaion(ドライバー遺伝子変異)と 癌化と癌の増殖に重要な特定の遺伝子変異が 分子標的薬おいて効果があることが分かってきました。分子標的薬は 遺伝子産物の働きを抑制し腫瘍の増殖を抑える高い効果を示し、転移・進行がんでも数年以上の...
2024年11月21日読了時間: 2分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 24
非小細胞がんのⅢB~Ⅳ期における治療は切除不能であり、 化学療法が主体となります。これに新たな治療薬として、2015年以降免疫チェックポイント阻害薬が使用できるようになりました。 具体的なレジメは、ニボルマブ(オブジーボ)においては...
2024年11月20日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 23
非小細胞がんのⅢB~Ⅳ期における治療は切除不能であり、 化学療法が主体となります。 具体的な標準としてはプラチナベース(プラチナタブレット)であり、プラチナ製剤にタキサン、ゲムシタビンなどを併用(腺がんはペメトレキセド)します。奏効率30%であり、SDも30%程度であり約半...
2024年11月19日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 22
非小細胞がんの治療に関して Ⅰ-ⅢA期までは手術+化学療法となります ⅢB期は化学放射線療法です Ⅳ期は化学療法+緩和ケアとなります 在宅での治療を希望しながら化学療法の併行は非常に多くなっているので、少し細かい知識ですが、化学療法の詳細について下記に述べます 具体的治療は...
2024年11月18日読了時間: 1分
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