2023年7月27日2 分在宅患者おける癌患者さんにおける吐き気がん患者さんは様々な理由で嘔気嘔吐が生じやすくなっています。これらの症として、一般的には、プリンペランやノバミンが使われることが多いです。プリンペランやノバミンの注意点は、どちらもドパミン受容体拮抗薬なので、錐体外路症状起こす可能性があります。その一つとしてアカシジアがあり...
2023年7月27日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する14前回までは緩和ケアに関するテーマでしたが、ここからがん治療に関する総論を述べていきます。まずがん治療を行うか否かの指標としてPerformance Statusという一般状態を示す指標があり、一般的にPSと略称されます。ここで重要なことはPS0-2までは化学療法の適応ありま...
2023年7月26日2 分人生の最期を決める時の重要なこと~食べることについて~その2日本の俳句における中興の祖である、正岡子規は食べることに貪欲だったそうです。「柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺」という句も食べものに関する句ですし。西行や芭蕉が自然と心象風景を融合させようとしましたが、食べ物が句に出てくることは無いですし。...
2023年7月26日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する13癌による嘔気・嘔吐は非常に対処が難しい場合が多いです。 管理の難しさでは疼痛管理<嘔気・嘔吐と個人的には考えています。 但し使用される制吐剤に理解は必要であり、常に下記薬剤を頭に想起しながら治療することが重要です。 #さくら在宅クリニック #がん緩和ケア...
2023年7月25日2 分人生の最期を決める時の重要なこと~食べることについて~その1高度成長期にスーパーという概念を日本に普及させたダイエーの創立者である中内功さんは、強烈な戦時体験をしています。南の島で補給が絶たれた戦況で銃弾でなく、飢餓や病に仲間が倒れていく中で、命を繋ぎとめた思いとして「日本に帰りすき焼きを食べたい」という思いだったそうです。そして、...
2023年7月25日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 13せん妄の薬 Up Dateしたいと思います。 死亡直前の終末期せん妄は90%の患者に生じ、家人・スタッフの強いストレスとなります。まず治療の決め手は抗精神病薬であるが、睡眠薬(BNZ)の併用が重用されます。 オランザピンは半減期長く、長時間続くせん妄/嘔気に使い易い薬剤です...
2023年7月24日2 分在宅患者さんにおける痛みの治療(内服が難しくなってきたら)患者さんの活気がなくなり、経口も難しくなってきた場合痛みをとる治療の一つとして麻薬の貼り薬があります。フェントステープはフェンタニル(麻薬)の貼付薬であり、在宅医療の現場では非常に重宝します。特に癌患者さんで、内服できなくなったが痛みが出ている方、そろそろ内服できなくなりそ...