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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
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FAX 050-3145-2736
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在宅酸素療法を科学する4~COPDのヘマトクリット値と生存率の関係貧血・多血症どちらが問題か?
#在宅医療#ヘマトクリット#COPD #貧血#多血症#LTOT#慢性腎臓病#逗子市#ヘモグロビン COPDの ヘマトクリット値 と生存率の関係 貧血・多血症 どちらが問題か?LTOTによるヘモグロビン正常化の効果— さくら在宅クリニックの視点から 多血症=悪、貧血=問題なし、というイメージは正しいのか?COPD患者さんのヘマトクリット値・ヘモグロビン値と生存率の関係を最新エビデンスで解説します。 さくら在宅クリニック📍 逗子市・葉山町・鎌倉市 COPD患者さんのヘマトクリット値(Ht)は、 赤血球産生の増加(低酸素血症の代償) と 赤血球産生の低下(合併症・慢性炎症) という相反する力のバランスで決まります。さくら在宅クリニック(逗子市)では、在宅酸素療法(HOT/LTOT)を行うCOPD患者さんの貧血・多血症にも注意を払い、包括的な管理を行っています。 🩸 ヘマトクリット値を決める2つの力 COPDにおけるヘマトクリット値の上昇・低下は、以下の2つの方向性の相互作用によって決まります。酸素療法は、この両方の方向に効果を持つと考えられています
4月9日読了時間: 6分


在宅医療を科学する72~
#在宅医療#パーキンソン病#ヴィアレブ#持続皮下注入#wearing-off#さくら在宅クリニック#逗子市#神奈川 ヴィアレブとは?在宅でできるパーキンソン病の「最終治療ライン」 内服薬だけでは「動きの波」が抑えられなくなってきた…そんな患者さんとご家族に、在宅でも選択できる新しい選択肢があります。それが ヴィアレブ(levodopa+carbidopa配合製剤) の持続皮下注入療法です。 ヴィアレブとは レボドパ+カルビドパを組み合わせた配合製剤を、小型のポンプで24時間または日中だけ継続的に皮下投与する治療法です。 投与方法 持続皮下注入 投与時間 24時間 or 日中のみ 主な目的 wearing-off / on-off の改善 在宅対応 可能(管理サポートあり) なぜ持続投与が必要なのか パーキンソン病が進行すると、内服薬の効果が時間とともにムラになる「wearing-off(ウェアリングオフ)」や、予測できないタイミングで動けなくなる「on-off現象」が起こりやすくなります。持続皮下注入で薬を一定濃度で体内に届けることで、こうした動
4月9日読了時間: 2分


認知症について家族へ向けて3~「目に見えないものは、存在しない」
―― 認知症の方が見ている世界と、在宅での工夫 今まで、どちらかと言えば医療向けでブログ書いてきましたが、少しご家族からの要望もあり物語風にして 御家族向けに認知症についてできる限り分かり易く解説してまいります。 なぜ同じものを何度も買ってくるの?なぜ冷蔵庫に何が入っているかわからなくなるの?その答えは、「目」と「記憶」の深い関係にありました。 高級ブランドのボトルに入れると、安いワインも美味しく感じる。メモしなければ予定を忘れてしまう。お気に入りの服もクローゼットの奥にしまうと、存在を忘れて長年着なくなる……。 わたしたちは想像以上に「目で見ること」に頼って記憶しています。そして認知症の世界では、 この「視覚と記憶」のつながりが大きく影響する場面 が、日常のあちこちに存在します。 今回は、認知症の方が体験している世界と、在宅ケアで活かせる工夫をご紹介します。 認知症世界の地図では、天候は不安定で、ひとたび霧が立ち込め吹雪が吹き荒れると、目の前が真っ白に染まる世界です。 そして、 目に焼き付けたはずの絶景の記憶も、跡形もなく消え去ってしまう
4月8日読了時間: 6分


在宅医療を科学する71~デュオドーパポンプを使う前に知っておきたい4つの注意点
デュオドーパポンプを使う前に知っておきたい4つの注意点 タグ: #在宅医療 #さくら在宅クリニック #逗子市 #パーキンソン病 #デュオドーパ #訪問看護 #神経難病 デュオドーパポンプは、進行期パーキンソン病における 運動症状の安定化に非常に有効 な治療法です。経腸栄養チューブを通じてレボドパ・カルビドパ製剤を直接腸内に持続投与することで、内服薬では得にくい安定した血中濃度を維持できます。 一方で、在宅で長期にわたって使用するためには、事前にしっかりと把握しておくべき注意点があります。さくら在宅クリニックでは、患者さんご本人・ご家族・医療チームが連携して安心して治療を継続できるよう、以下の4点をていねいにご説明しています。 ① 薬剤投与に伴う副作用 デュオドーパは有効な薬剤である反面、さまざまな副作用が生じることがあります。 ジスキネジア(不随意運動) :投与量の調整が重要です 悪心・嘔吐・下痢・体重減少 :消化器症状に注意が必要です 低血圧(起立性低血圧) :転倒リスクにつながるため、日常動作の工夫が大切です 末梢神経障害...
4月8日読了時間: 3分


在宅酸素療法を科学する3~慢性低酸素血症を伴うCOPD患者さんにとって、肺高血圧症の合併は死亡率・再入院リスクを大きく高める重要な合併症です。
#在宅医療#肺循環#肺高血圧症 #COPD#LTOT#酸素療法#逗子市#肺動脈圧#右心不全 COPDと 肺高血圧症 — 酸素療法が 肺循環 に与える影響突然の酸素中止が招くリスクとは?— さくら在宅クリニックの視点から 長期酸素療法(LTOT)による肺動脈圧の変化・酸素中止の危険性を最新研究をもとに解説。在宅でのHOT管理に役立つ実践的ポイントもご紹介します。 📅 2025年4月🏥 さくら在宅クリニック📍 逗子市・葉山町・鎌倉市 慢性低酸素血症を伴うCOPD患者さんにとって、 肺高血圧症の合併 は死亡率・再入院リスクを大きく高める重要な合併症です。さくら在宅クリニック(逗子市)では在宅酸素療法(HOT)を行う患者さんの肺循環系の変化を踏まえ、適切な管理を実践しています。本記事では、酸素療法が肺循環に与える効果と、突然の酸素中止が引き起こすリスクを解説します。 🫀 肺高血圧症の合併 — COPDの隠れた合併症 慢性低酸素血症や重症のCOPDにおいて、肺高血圧症はよくみられる合併症です。肺高血圧症の合併は、 気流制限の度合いとは独立した...
4月8日読了時間: 5分


在宅医療を科学する70~パーキンソン病の症状安定化と在宅での管理について
パーキンソン病の 症状安定化 と在宅での管理について 「病院に何度も入院せず、自宅で穏やかに過ごしたい」——そんな願いに応える在宅管理の最新アプローチをご紹介します。 📅 2025年🏥 さくら在宅クリニック📍 逗子市・葉山町エリア対応 #在宅医療#パーキンソン病 #さくら在宅クリニック#逗子市#訪問診療#ウェアリングオフ#ジスキネジア#神経難病 🌿 はじめに パーキンソン病は、脳内のドーパミンが減少することで、ふるえ・こわばり・動作の緩慢さなどが現れる神経変性疾患です。薬による治療が中心となりますが、病状が進行するにつれて薬の効き目が一定せず、 「オン・オフ現象」 や 「ウェアリングオフ」 と呼ばれる問題が生じてきます。 こうした複雑な症状の管理を、入院に頼らずに 在宅で継続する ことは可能なのでしょうか。今回は、症状コントロールの安定化と在宅管理の視点からお伝えします。 💊 症状コントロールの安定化 オン・オフ現象・ウェアリングオフとは 内服薬(レボドパなど)は、飲んでから血中濃度が上がると症状が和らぐ「オン」の状態になりますが、濃度
4月7日読了時間: 4分


認知症について家族へ向けて2~「もの忘れ」と「記憶障害」はどう違う?
「もの忘れ」と「記憶障害」はどう違う?―― ミステリートレインの旅から学ぶ認知症の世界 今まで、どちらかと言えば医療向けでブログ書いてきましたが、少しご家族からの要望もあり物語風にして 御家族向けに認知症についてできる限り分かり易く解説してまいります。 「最近、もの忘れがひどくなった」――それは誰にでも起こること。しかし、認知症による「記憶障害」は、そのひとことでは語れない深さがあります。 今回は、ストーリーをもとに、 「もの忘れ」と「記憶障害」の違い と、在宅ケアで大切にしたい視点をお伝えします。 「もの忘れ」と「記憶障害」、何が違うのか? 人の記憶はもともと曖昧なものです。予定をうっかり忘れる、使い慣れた単語が出てこない……これらは日常的な「もの忘れ」です。 では、認知症でみられる「記憶障害」はどう違うのでしょうか? 本書はわかりやすい例で説明しています。 手帳に予定が書き込まれていても、「書き込んだこと」を覚えていないため、その予定が本当なのかどうか確証が持てない。これが記憶障害の日常です。 「ミステリートレイン」とは、 乗るとだんだん記憶
4月7日読了時間: 4分


在宅酸素療法を科学する2~在宅酸素療法(HOT/LTOT)を受けている患者さんから、「毎日何時間つければいいの?」「軽い場合でも必要?」という質問をよくいただきます。
🌸 さくら在宅クリニック|逗子市 #在宅医療#LTOT#在宅酸素療法 #COPD#生命予後#低酸素血症#逗子市#MRC#NOTT#LOTT 長期酸素療法(LTOT) は生命予後を改善するか?重症〜軽症COPDへの最新エビデンス— さくら在宅クリニックの視点から MRC試験・NOTT・LOTT試験など主要臨床研究をわかりやすく解説。在宅酸素療法の適切な適応・投与時間の考え方を整理します。 📅 2025年4月🏥 さくら在宅クリニック📍 逗子市・葉山町・鎌倉市 在宅酸素療法(HOT/LTOT)を受けている患者さんから、「毎日何時間つければいいの?」「軽い場合でも必要?」という質問をよくいただきます。さくら在宅クリニック(逗子市)では、最新のエビデンスに基づき、患者さんの状態に合った酸素療法の処方を行っています。本記事では、重要な臨床試験の結果をわかりやすく解説します。 🔬 重症低酸素血症とLTOT — 2つの歴史的試験 慢性の低酸素血症に肺性心の合併が生じると予後が非常に不良(死亡率30〜100%)であることが知られていました。1970年代後
4月7日読了時間: 5分


在宅医療を科学する69~デュオドーパポンプとは?進行期パーキンソン病の新しい治療選択肢
デュオドーパポンプとは?進行期パーキンソン病の新しい治療選択肢 #パーキンソン病 #デュオドーパ #神経内科 #在宅医療 #薬物療法 #レボドパ #QOL改善 #持続投与 パーキンソン病が進行すると、内服薬だけでは症状をうまくコントロールできなくなることがあります。そのような方に用いられるのが「デュオドーパポンプ」です。今回は、その仕組みや特徴についてわかりやすくご説明します。 01 — 概要 デュオドーパポンプとは デュオドーパポンプとは、 進行期パーキンソン病の患者さん に対して用いられる、持続的な薬剤投与システムです。内服薬による治療が難しくなった段階で検討される、専門的な治療法のひとつです。 使用する薬剤は「デュオドーパ®(レボドパ・カルビドパ水和ゲル製剤)」という内用ゲルです。経口のレボドパと同様の成分ですが、腸に直接届けることで吸収を安定させます。 02 — 仕組み どのように薬を届けるのか 治療の流れは以下の3ステップで行われます。 1 チューブの留置: 経鼻・胃瘻から腸管内へチューブを挿入し、腸の上部(十二指腸または空腸)に直接薬
4月6日読了時間: 2分


認知症について家族へ向けて1~「本人の視点」で認知症を知る
「本人の視点」で認知症を知る 今まで、どちらかと言えば医療向けでブログ書いてきましたが、少しご家族からの要望もあり物語風にして 御家族向けに認知症についてできる限り分かり易く解説してまいります。 「困っているのに、自分の口でうまく説明できない」そんな認知症の方ご本人の気持ちに、私たちはどれだけ寄り添えているでしょうか。 認知症に関する情報は、医療従事者や介護者の視点から書かれたものがほとんどです。しかし、 「ご本人がどんな世界を生きているのか」 を理解しないままでは、ケアに本当の意味でのすれ違いが生まれてしまいます。 今回は、在宅医療の現場で大切にしたい「本人視点のケア」について考えてみます。 「認知症」とは、なにか? まず知っておきたいこと 定義 認知症とは、 「認知機能が働きにくくなったために、生活上の問題が生じ、暮らしづらくなっている状態」 のことです。 「認知機能」とは、目・耳・鼻・舌・肌などの感覚器官で対象をとらえ、それが何であるかを解釈したり、思考・判断したり、計算や言語化したり、記憶に留めたりする働きのことです。...
4月6日読了時間: 3分
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