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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 69
今回から、またがん各論に少し戻ります。 まず、食道がんについてです。 解剖は 〇下咽頭と胃の間 〇外側は外膜で気管、大動脈、心膜、椎体などに接する →浸潤しやすい 〇切除には開胸・開腹を要す →高侵襲、体力の低下が大きい そして、日本と米国で病態・治療が異なります 日本は...
2023年6月11日読了時間: 1分


高齢者の幻聴、妄想にレキサルティ投与の効果
ショートステイ中、廊下から「やっぱりこいつだ」という男の声を聞いた。 自宅に帰ってきてから、天井から声が聞こえるようになり、天井に「面と向かって言え」などと話し掛けている。押入れを開けたり、家の中を徘徊するようになったと相談がありました。 抑肝散7.5g 分3 毎食前...
2023年6月10日読了時間: 2分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 68
高カルシウム血症の治療に関して続編です ループ利尿薬 脱水の補正完了後の輸液継続中に投与 カルシウム値の低下を促す 骨髄腫では利尿薬の使用は控える(骨髄腫腎の危険) カルシトニンとステロイド 腎機能に関係なく使用可能 カルシトニンは副作用や禁忌が少ないが48時間連続使用する...
2023年6月10日読了時間: 1分


がん終末期の鎮痛補助及び終末期不穏に対する、在宅でのもう一手
最近経験した症例です。 がん疼痛は体性痛,内臓痛,神経障害性疼痛に分類されますが,神経障害性疼痛は腫瘍の神経浸潤によって生じ,しばしばモルヒネなどのオピオイドに抵抗性で難治性です。 通常プレガバリン、ミロガバリンなど使用しますが、そもそも内服困難な病状の患者さんが多い現状で...
2023年6月9日読了時間: 2分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 66
高カルシウム血症の治療は 脱水の改善が必要です 高カルシウム血症は脱水を誘発して、脱水によって増悪します この場合、生理食塩水にて血管内脱水を改善します 具体的には下記のように行います 1日3L程度の尿量確保 当日の輸液は大量(24時間で3~4リットル)...
2023年6月9日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 66
高カルシウム血症の症状として 便秘、嘔気・嘔吐、倦怠感、食欲低下などが挙げられます。 さらに症状が進むと、いらいら、意識障害、筋力低下などの症状が出現します。 診断に関しては 簡易補正値=実測値4-アルブミン値 ➤14以上または症状あり:緊急治療...
2023年6月8日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 65
高カルシウム血症 原因としては、下記が挙げれます ●がんの骨転移・浸潤:骨の融解 ●扁平上皮がん:PTH-related protein ●リンパ腫など:活性化ビタミンD過剰産生 *肉芽腫性疾患、副甲状腺亢進症、末端肥大症も同じ機序...
2023年6月7日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 64
緊急検査と治療を要する薬剤障害について述べていきたいと思います。 インフュージョンリアクション・アナフィラキシーについては、即座に症状発現するとされていますが、自身は1週間程度経過してからの症状発現も経験しています。 また...
2023年6月6日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 63
がん緩和ケアにおいて避けて通れないのが下痢の管理です。 軽度:(1日10回以下)の場合 ●ロペラミド、酪酸菌製剤、水分摂取 ●改善しないときには入院検討、化学療法以外の原因究明 にて対応します。 重度:(1日10回以上)の場合...
2023年6月5日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 61
ここから少し、がん緩和ケア副作用と合併症のマネジメントについて述べていきます。 まず化学療法には、殺細胞薬、ホルモン療法、分子標的薬、免疫療法が存在します。 これら4種類の化学療法において急性期に起こる副作用と遅発性に起こる副作用に分けることができます。...
2023年6月3日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 60
大腸がんの合併症は、がんの進行・再発による症状によるものです。 食欲不振、体重減少、疼痛、倦怠感、PS低下と進んでいきます。 転移・他部位の症状としては 消化管:消化管閉塞 がん性腹膜炎:イレウス、腹水 肝臓:肝障害、皮膚伸展痛、黄疸 骨:骨痛...
2023年6月2日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 59
大腸がんの化学療法における治療の副作用は 殺細胞薬による骨髄抑制とそれに伴う発熱性好中球減少症・感染症に注意が必要です。 オキサリプラチン:末梢神経障害、アレルギー反応、嘔気・嘔吐、骨髄抑制 イリノテカン:下痢、嘔気・嘔吐、倦怠感、骨髄抑制...
2023年6月1日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 58
大腸がんのステージ別治療として 0期は粘膜内にとどまるものであり、内視鏡切除にて5年生存率は95%です。 Ⅰ期は腸管壁の固有筋膜層までの浸潤、リンパ節転移なしで外科的切除により5年生存率は90%です。 Ⅱ期漿膜への露出または周囲への浸潤してリンパ節転移なしで、治療は外科的切...
2023年5月31日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 57
今回から、大腸がんについて詳述していきます。 がん死亡数は男女合同で第2位(男性3位 女性1位)であり、がん罹患数は男女合同で1位の疾患です。 大腸がんの予後は化学療法の進歩にて劇的に改善してます。 過去15年の治療薬の進歩で予後が改善しました。...
2023年5月30日読了時間: 1分


急変の前に対応するために
状態が悪いと連絡があり往診してみると、すでにショック状態になっていることがあります。ショック状態が放置されると、心肺停止状態になりいわゆる急変してしまいます。 急変していると、最大限の医療資源を投入したとしても、救命することは難しくなります。...
2023年5月29日読了時間: 2分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 56
胃切除後の合併症として重要なものを挙げると ①ダンピング症候群は早期と後期に分けて考える必要があります ◆早期は食物が小腸へ突然入ることにより生じます 症状としては、動悸、冷や汗、ふらつき等が挙げられます ◆後期は高血糖による症状で、次に反応性の一過性低血糖を生じます...
2023年5月29日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 55
胃がんの化学療法における治療の副作用は 殺細胞薬による骨髄抑制とそれに伴う発熱性好中球減少症・感染症に注意が必要です。 S-1:嘔気、倦怠感、下痢、骨髄抑制、肝障害 オキサリプラチン:末梢神経障害、アレルギー反応、嘔気・嘔吐、骨髄抑制...
2023年5月28日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 53
胃がんの治療総論を述べます 切除が治療の原則ですが、切除不能例に関して 化学療法感受性のがんであり半数以上の患者に著効しますが、2nd ライン以降は効果が下がるのが特徴です 臨床試験での生存期間中央値は約13カ月です 乳がん同様、HER2陽性胃癌にはトラスツズマブを併用しま...
2023年5月26日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 52
今回から胃がんについて述べていきます まず一般論として ・罹患率が大腸がんに次いで2位 ・内視鏡治療や胃切除術が 治療の基本 ・個別化治療の開発が 期待される ・ヘリコバクターピロリ感染が 原因の多くを占める ・症状がある患者は進行がんが多い 切除不可能な進行がんは予後不良...
2023年5月25日読了時間: 1分


がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 51
がんは落ち着いていて経過観察されている場合において、在宅医療医注意すべきことは何でしょうか? まず、治療後がんが根治されているかどうか確認が必要です。 具体的には、治療の晩期毒性としての リンパ浮腫、放射線性肺臓炎、末梢神経障害、不妊症、血管系の成人病促進...
2023年5月24日読了時間: 1分
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