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褥瘡を科学する18~褥瘡治療における“主薬”の役割とは?

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 1 日前
  • 読了時間: 1分

在宅医療の現場では、褥瘡(じょくそう)や慢性創傷に対する適切な処置が重要です。その中でも「主薬」と呼ばれる外用剤は、以下のように多機能な働きを持ち、治癒過程を支えます。

主薬が担う5つの役割

  1. 壊死組織の除去(デブリードマン)

  2. 感染の制御(抗菌・抗炎症)

  3. 湿潤環境の調整(吸水・保湿・補水)

  4. 肉芽形成の促進(創傷治癒の中期段階)

  5. 上皮化の促進(皮膚再生の仕上げ)

これらの機能を理解し、傷の状態や治癒のステージに応じて使い分けることが、在宅褥瘡治療の質を大きく左右します。とくに在宅医療医には、薬剤選択とタイミングの見極めが求められます。


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