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褥瘡を科学する24~【在宅医療での外用薬使用の注意点】~ゲーベンクリーム編~

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

在宅医療の現場で頻用されるゲーベンクリームですが、使用にあたってはいくつかの注意点があります。

◆ 壊死組織への塗布時は「量」に注意

ゲーベンクリームを壊死組織に使用する際は、ガーゼへ浸透してしまうことを想定し、十分量を塗布する必要があります。少量では効果が不十分になることもあるため、見た目以上にしっかりと使用することが大切です。

◆ ポケットのある褥瘡には要注意

浸出液の多いポケット形成を伴う褥瘡では、軟膏がポケット内に残存してしまうことがあります。感染や治癒遅延の原因となるため、使用後には必ず洗浄・除去を行うようにしましょう。

◆ 副作用にも目を向けて

ゲーベンクリームは創周囲の皮膚に**刺激感(ピリピリとした痛み)**を引き起こすことがあります。また、色素沈着の報告もあり、外観や皮膚状態の変化に注意が必要です。

🔍 より具体的な外用薬の選び方や症例紹介については、下記の公式サイト・YouTubeチャンネルで詳しく解説しています。在宅で褥瘡・創傷ケアに携わる医療従事者やご家族の皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。


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