top of page

クーデックエイミー4台導入しました~在宅医療における新しいデバイスを使用開始しました。

在宅医療において癌患者さん、慢性心不全の患者さんなどで麻薬や鎮静の薬を精密に投与する必要が生じます。こうした患者への投薬行う場合、今までは機器をレンタルして投薬を行っていましたが、在宅でも使用できる機器が登場しました。

名称はクーデックエイミーと呼ばれるものであり、可愛らしい名称です。まずレンタルしなくてよい=必要時のスピード感が圧倒的に早くなりました。これは薬剤師の協力のおかげですが、薬剤の調整のみが時間的な律速となり、病院で準備するのと遜色ないスピード感となりました。当クリニックではオピオイドの持続皮下の患者様が常時4-10人いることより、まず4台購入しました。

利点を箇条書きにすると

・本体が非常にコンパクトで、スマホで操作(設定)を行うことが可能です。➤患者さんがトイレに行く際など、以前の機器ですと重たいと言われることがありましたが圧倒的に軽量となりました。

持続流量は0.1mL/hrから0.1mL単位で、PCAは0.1mLから0.1mL単位で設定が可能。

➤以前の機器は0.5ml単位であり、より細かな容量設定が可能となりました。

本体としてはPCAがワイヤレス(無線)であり、PCAスイッチの配置場所が非常に自由度が高くなっております。

➤スマホで設定できるようになり、ご家族が離れた場所からレスキュー(突出痛などの出現時のボーラス投与)対応可能となりました。

「予定終了時刻」を表示させることが可能

➤薬剤の入れ替え時期などは明確に分かり、薬剤師は非常に負担が減るかと思います。

#クーデックエイミー

#持続皮下点滴

#在宅での疼痛コントロール

#在宅での鎮静コントロール

#逗子、葉山、横須賀、鎌倉在宅医療

在宅医療 | さくら在宅クリニック | 逗子市 (shounan-zaitaku.com)さくら在宅クリニックは逗子、葉山、横須賀、鎌倉の皆さんの健康と安心に寄与して参ります

 


0件のコメント

最新記事

すべて表示

高齢者救急の難しさ: 非典型症状への対応 #高齢者 #救急

高齢者救急が難しいのは、高齢者は症状が非典型的であったり、認知症があるとうまく症状を訴えられないなどの点にあります。 例えば、高齢者の肺炎では約1/3で咳や発熱がなかったりします。咳や熱がないからと言って、肺炎は否定できないのです。...

Comments


© 2021 湘南在宅研究所 All Rights Reserved.

情報通信機器を用いた診療の初診において向精神薬を処方しておりません

bottom of page