2023年5月5日2 分高齢者の転倒・骨折超高齢化社会において、転倒・骨折などは非常に頭の痛い問題です。病院などでは、抑制同意書などを入院時に取得し夜間帯などはベッドから自身で動けなくなるようにします。実際の現場は、非人道的な印象を受けますが、他に方法が無いのが実情です。もし、転倒などで急性硬膜下血腫など、命にかか...
2023年5月5日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 32広い意味での抗がん剤治療における緊急症において在宅診療医、内科医が遭遇する確率はあまり高くないかもしれません。 下記に一覧を挙げましたが、在宅診療にて遭遇した症例は、重篤な下痢、ニューモシスチス肺炎のみです。こうした治療行う中で、抗がん剤治療行っている医師が対応する場合が殆...
2023年5月4日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 31がん緊急症として 免疫チェックポイント阻害薬による自己免疫疾患の想起はとても重要です。 骨転移などでデノスマブ>ゾレドロン酸なども使用されている場合は、カルシウム値の評価にて低カルシウム血症に注意する必要があります。 ビンカアルカロイド、シスプラチン、シクロホスファミド...
2023年5月3日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 30ここから、少し総論へ戻りがんの緊急症に関して詳述していきます インフュージョンリアクション・アナフィラキシー これは、在宅診療で経験することはないものです。治療薬により急性症状としてのショックです。 タキサン製剤では 神経症状(巣症状、頭痛、ふらつき、精神症状、けいれん、倦...
2023年5月2日2 分褥瘡に対する湿潤療法について褥瘡に対してガーゼ保護する意味は無い!ということは度々触れてきました。自身も手術後の創部に対して、創部の治癒閉鎖を心配される症例に対してはカラヤヘシブという創傷被覆材を用いていました。但し、この被覆材は高価であり薬局などで購入できるものでないのが難点です。そこで一般的に使用...
2023年5月2日1 分がん緩和ケア+在宅医療医に必要ながん治療に関する知識を科学する 29肺がんの合併症に関しては転移する場所によりその症状は変わります ・骨の場合:骨痛、高カルシウム血症を生じ ・脳、がん性髄膜炎の場合:神経症状(巣症状、頭痛、ふらつき、精神症状、けいれん、倦怠感)を生じます ・がん性胸膜炎:胸水による呼吸困難...
2023年5月1日2 分高齢者の寝たきり原因の治療の弊害~カルシウム製剤の補充高齢者を寝たきりにする原因として重要なものの一つに骨折があります。具体的には大腿骨頸部骨折(足の付け根の骨が折れる病気)、腰椎などの脊椎の圧迫骨折があります。こうした骨折、とりわけ大腿骨頸部骨折は、保存的治療という選択は難しく、手術する場合が多いのですが、手術→ベッド上安静...