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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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FAX 050-3145-2736
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高齢者の発熱対応:急変時の緊急連絡要請 #在宅医療
脳卒中などで意識状態が清明でない患者さんなどにおいて、発熱は常につきまとう症状です。人は寝ている間も無意識下に嚥下しています。これは唾液もそうですし、食事した際の食べ物や胃液が逆流してくる場合も同様です。こうした患者さんに都度検査や抗生剤の使用を行うことは患者さんの負担にな...
2024年4月18日読了時間: 2分


ケアマネージャーの勉強から得た気づき#保険制度
自身、勤務医時代に介護保険と医療保険の明確な違いを理解できていませんでした。以前の施設で勤務していた時にデータ整理の際に10年間で約1万人の脳卒中診療に携わり、7千人の脳梗塞患者を診ていたことを知りました。その中でかなりの患者さんが介護申請を行い、施設ないし自宅へとしていた...
2024年4月17日読了時間: 3分


薬剤性パーキンソニズムの注意点
パーキンソン病は、中脳黒質のドパミン神経細胞の変性を主体とする進行性の疾患です。診断に関してはMIBG心筋シンチグラフィーと呼ばれる、心臓の交感神経の状態を診る検査を行う場合もあります。これは、MIBG(メタヨードベンジルグアニジン)というノルエピネフリン(ノルアドレナリン...
2024年4月15日読了時間: 3分


在宅医療での発熱対応と患者ケア
脳卒中などで意識状態が清明でない患者さんなどにおいて、発熱は常につきまとう症状です。人は寝ている間も無意識下に嚥下しています。これは唾液もそうですし、食事した際の食べ物や胃液が逆流してくる場合も同様です。こうした患者さんに都度検査や抗生剤の使用を行うことは患者さんの負担にな...
2024年4月14日読了時間: 2分


高齢者における亜鉛不足と健康リスク
亜鉛が不足すると出現する症状として 脱毛、皮膚炎②貧血③味覚障害③食欲不振④下痢 何か在宅医療・高齢者には、いくつか必ず当てはまるような症状です。特に慢性肝疾患、糖尿病、腎不全、慢性炎症性腸疾患があると、亜鉛欠乏に陥りやすいと言われています。慢性炎症性腸疾患以外は、高齢者に...
2024年4月13日読了時間: 2分


褥瘡治療の革命
脳外科医として勤務医をしていたころ、創部感染の問題は時起こっていました。脳卒中患者の褥瘡も頭を悩ませる問題です。研修医の頃は、毎朝傷を消毒してガーゼ交換することが至上の命題であり、唯一の病院内での存在意義でもありました。そうした頃に創処置に革命的な本が出版されました。...
2024年4月12日読了時間: 2分


食生活と不定愁訴の関係性を考える#食生活
勤務医時代に私と同世代の方が、めまいがする、足ジンジンする、耳鳴りがするので調べて欲しいと外来に来られてました。私自身、体調不良というものを現在まで殆ど経験したことがなく、正直型通りの画像、検査などにて問題ありませんとしておりました。ただ、こうした患者さんの多くが食生活に少...
2024年4月11日読了時間: 4分


膝関節注射の方法:正しい刺入点と注意事項
膝関節注射(ヒアルロン酸注射)の方法について解説します。 ①膝は伸展位とします。伸展位では、膝蓋骨が動くようになるので注射するスペースができます。 ②膝蓋骨の位置を指で触って確認します(写真の〇)。 ③膝蓋骨を動かしながら、膝蓋骨の裏のスペースに注射できるように、刺入点を決...
2024年4月7日読了時間: 2分
亡くなる人は浴槽内が圧倒的!ヒートショックの恐怖とは?#入浴中の突然死
ヒートショックの原因として寒い脱衣所や洗い場では交感神経が高まり、血圧上昇により心血管イベント(心筋虚血、不整脈、脳内出血)が増加するとされています。しかし、実際脱衣所や洗い場で亡くなる人はわずか(3.4%)であり、浴槽内で見つかることが圧倒的に多いのです(93.7%)。J...
2024年4月5日読了時間: 2分


冬のヒートショックが危険!1年間2万人が命を落とす衝撃の事実#ヒートショック
高齢者においては入浴中に亡くなることは非常に多いことは、最近知られるようになりました。ちなみに熱中症の死亡者数は、最大でも2000人以下とされています。一方冬のヒートショックで死ぬ人は年間2万人と概算されています。 日本では夏に暑くて亡くなる人=年間2000人弱...
2024年4月4日読了時間: 1分


認知症治療におけるアリセプトの限界と可能性
アリセプトは、神経伝達物質のうち、アセチルコリンの働きを良くします。これによって短期記憶障害を改善されます。しかしアリセプトの本来の作用は、短期記憶障害の改善だけではないと私は考えます。アリセプトは、短期記憶障害以外にも改善が確認される場合が珍しくない。MCI(軽度認知機能...
2024年4月2日読了時間: 1分


アリセプトの誕生秘話:日本発の認知症治療薬の誕生背景
認知症治療薬として現在日本で使用可能な薬は4種類ありますが、その先駆けとなった薬は日本発の薬であるアリセプトです。アリセプトは杉本八郎博士が開発し、彼はこの薬の開発で、薬の世界のノーベル賞と言われる英国ガリアン賞・特別賞や恩賜発明賞などを受賞しており、まさに日本を代表する世...
2024年4月1日読了時間: 3分


高齢者の疼痛に劇的な改善!#高齢者の頸部肩臀部の痛み
リウマチ性多発筋痛症(polymyalgia rheumatica:PMR)は、急性発症の頸部、肩、臀部などの著しい痛みとこわばりを特徴とします。私自身、脳外科医としての勤務医時代には脊椎の手術と外来も行っていたのでこうした症状の患者を沢山診ておりました。本疾患は診断されず...
2024年3月30日読了時間: 2分


在宅医療の重要性:高齢者の食事と命を考える #内服が難しくなってきたら
高度成長期にスーパーという概念を日本に普及させたダイエーの創立者である中内功さんは、強烈な戦時体験をしています。南の島で補給が絶たれた戦況で銃弾でなく、飢餓や病に仲間が倒れていく中で、命を繋ぎとめた思いとして「日本に帰りすき焼きを食べたい」という思いだったそうです。そして、...
2024年3月27日読了時間: 2分
貼り薬の新革命: フェントステープの使い方とポイント #内服困難
患者さんの活気がなくなり、経口も難しくなってきた場合痛みをとる治療の一つとして麻薬の貼り薬があります。フェントステープはフェンタニル(麻薬)の貼付薬であり、在宅医療の現場では非常に重宝します。特に癌患者さんで、内服できなくなったが痛みが出ている方、そろそろ内服できなくなりそ...
2024年3月26日読了時間: 2分


在宅医療におけるポリファーマシーの課題とは?
薬の飲みすぎをポリファーマシーと呼びます。カタカナの方が何か学術的な印象もあるので、ポリファーマシーとします。私自身、勤務医時代におけるポリファーマシーの原因は、処方する側7割、処方される側3割と考えてました。 「先生、歩くと少しフラフラするんです。腰も痛いし」脳外科外来に...
2024年3月24日読了時間: 3分


CO2ナルコーシスの原因とは?意識障害の恐怖 #CO2ナルコーシス #意識障害
慢性閉塞性肺疾患 (以下COPD)の患者さんが意識障害を生じている場合は、かなり緊急度の高い病態です。ただし、こうした患者さんは恒常的に血中二酸化炭素(CO2)の濃度高く酸素投与に注意が必要とされています。その理由は正常の人は血中CO2濃度の上昇によって呼吸中枢が刺激され呼...
2024年3月23日読了時間: 2分


高齢者の誤嚥性肺炎を予防する方法とは? #高齢者 #誤嚥性肺炎 #予防
在宅医療における高齢者において肺炎は非常に起こりやすい感染症の一つです。人は無意識に嚥下をしてますが、これは何も食事をしているときばかりでなく、寝ている時も唾液などを無意識に嚥下しています。嚥下をするという機能も脳からの命令で行われているものであり、様々な機能低下の一貫とし...
2024年3月22日読了時間: 2分


高齢者の不定愁訴に効果的な漢方薬
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)はいわゆる「ヒステリー球」という、喉に何かが詰まったような違和感に効くとされている漢方薬です。 当院の患者さんで、半夏厚朴湯がよく効いた患者さんがいたので報告します。 症例:90代女性 診察の度に、「喉が詰まる」「トカトカする」「夜中に起きて...
2024年3月21日読了時間: 2分


高齢者の皮膚ケアに効果的な外用薬
ヒルドイド(ヒルドイドソフト軟膏やヒルドイドソフトクリーム)が皮膚に対し乾燥剤として作用していることがよく分かる症例を提示したいと思います。 90代男性。両足関節前面に非常に強い乾燥があり、痒みもあった患者さんです。皮脂欠乏性湿疹の診断で、ヒルドイドが塗布されていました。...
2024年3月19日読了時間: 1分
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