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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
TEL 046-874-9475
FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
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褥瘡治療の理論的背景:湿潤療法の重要性
褥瘡治療とは、軟膏の種類を変えてみたり、創傷被覆材を変えてみたりすることではありません。 褥瘡を治すには、「なぜ褥瘡ができるのか」、「傷(キズ)が治るということはどういうことなのか」といった、理論的な背景を知っておく必要があります。...
2024年9月9日読了時間: 2分


がん緩和ケア医療を科学する29
がんの皮膚浸潤に伴う悪臭について(乳がん,頭頚部がん,皮膚がん) 原因は 腫瘍の自壊+皮膚常在菌からの揮発物質(アミン、カタベイン、イソ吉草酸、酪酸) ➤悪臭を取るためには、腫瘍の自壊部分を取り除き、洗浄+原因菌を除去していく必要があります。 処置方法として...
2024年9月9日読了時間: 1分


入院すると認知症が悪くなる?
それまで日常生活において特段問題なかった患者さんが入院により、認知機能障害が顕在化することがよくあります。認知症という言葉は、非常に一般的ですが、この病気は様々な特徴ある病態により病名が異なってきます。また症状においても中核症状と周辺症状と呼ばれる病状です。周辺症状は BP...
2024年9月8日読了時間: 2分


がん緩和ケア医療を科学する28
癌患者さんに限らず在宅医療におけ腹部膨満感に関してイレウス、サブイレウスを見逃さないことが重要です。 臨床所見としては腹痛、嘔気、嘔吐 腹部打診にて鼓音、聴診にて金属音が重要です。 治療選択としては ステロイド: イレウスの腫瘍性閉塞に対するステロイド...
2024年9月8日読了時間: 1分
在宅医療における糖尿病治療の問題点
糖尿病は放置すると様々な病気を引き越します。透析へ移行する慢性腎不全の一番の原因は糖尿病性腎症です。また心筋梗塞や脳梗塞などの血管障害の原因ともなる病気です。また高齢者では軽症の糖尿病においても感染などを契機に糖尿病性のケトアシドーシスが起こり、大変重症な病態となることがあ...
2024年9月7日読了時間: 4分


がん緩和ケア医療を科学する27
消化器系に癌の在宅療養において、時に大きく問題となるのが 腹部膨満感のです。 そしてそ原因は腹水だけではなく対処法が様々です。 主な原因だけでも下記のようなものがあり イレウス・サブイレウス 便秘 腫瘤の圧迫 尿閉 などが挙げられます。 まず 腹部膨満感の一つである...
2024年9月7日読了時間: 1分


一般臨床医が認知症治療薬をどの様に使うべきか
科学的認知症診療 5Lessons | 小田 陽彦 |本 | 通販 | Amazon 認知症診療に関する記載として、非常に有用な本です。そしてこの筆者の最も言いたいところは、「 一般臨床医は抗認知症薬を使わないのが基本 」だと思います。この意見には、非常に同意します。病院勤...
2024年9月6日読了時間: 2分


がん緩和ケア医療を科学する26
せん妄の薬 Up Date 在宅医療においてせん妄の治療は、非常に難しい場合が多いです。 抗精神病薬を軸に決めては睡眠薬(BNZ)併用、軽症は抗うつ薬併用の3点セットで治療します ・死亡直前の終末期せん妄は90%の患者に生じ、家人・スタッフの強いストレスとなる...
2024年9月6日読了時間: 1分


がん性皮膚潰瘍の臭いと治療方法~がん性皮膚潰瘍臭に対するロゼックスゲルの適正使用
画像は転移性腫瘍が皮膚上に表在化して自壊したものです。 こうしたがん性皮膚潰瘍の処置について、当クリニックはロゼックス®ゲルを頻用しますので、これについて詳述します。 がん性皮膚潰瘍の病態 がん性皮膚潰瘍は、皮膚に浸潤もしくは転移・再発したがんが体表面に現れ、潰瘍化した状態...
2024年9月5日読了時間: 3分


がん緩和ケア医療を科学する25
癌疼痛のある患者にステロイド投与は推奨されるか? という問いに上記のような効果が期待できます。 自身は糖尿病、感染などの使いにくい理由がない限り、全例にデカドロン4mg,8mgを投与します。 ガンという身体の中で高い炎症反応伴う高サイトカイン血症の病状では、多くの場合ステロ...
2024年9月5日読了時間: 1分


認知症患者の身体拘束: 尊厳を踏みにじる現実 #在宅医療
以前も書いたのですが、認知症患者さんが入院されるとかなりの頻度で身体拘束されます。程度はベッドから起き上がれないくらい本格的なものから、車いすに固定される程度まで様々です。これは転倒などの危険防止や脱走防止です(実際、院外で保護されるなどのことがあります)。身体拘束は、廃用...
2024年9月4日読了時間: 3分


がん緩和ケア医療を科学する24
鎮痛補助薬のポイントは 私見ですが ・膵癌の腹腔神経叢浸潤、脊髄神経-末梢神経圧迫に鎮痛補助薬は有効 ・眠気:ミロガバリン<<プレガバリン などが重要と考えます。 You Tubeにて在宅診療の知識を学んでみませんか?☟より...
2024年9月4日読了時間: 1分


湿潤療法の効果とは? 傷口の治療法にラップ適用の注意 #在宅医療
傷口にラップっていいの? 熱傷・褥瘡、専門家の見解は:朝日新聞デジタル ( asahi.com ) この記事の中で、日本熱傷学会は傷口にラップは「絶対に使ってはならない」、日本褥創学会は「やむ得ない場合は考慮してもよい」との見解を出しています。...
2024年9月3日読了時間: 3分


がん緩和ケア医療を科学する23
癌疼痛のある患者に対して オピオイド+抗うつ薬、抗痙攣薬、抗不整脈薬、ケタミンは推奨されるか オピオイドの増量にて充分な鎮痛が得られない場合が時にあります。自身は骨肉腫などの筋骨格筋系の悪性腫瘍にて疼痛管理に苦慮した経験が多く、そうした場合ケタラールなどのを併用して有効な鎮...
2024年9月3日読了時間: 1分


ACOとは:ぜんそくとCOPDの特徴を併せ持つ疾患
喘息×COPDの併存するACOとは ACOとは、ぜんそくとCOPDの特徴を併せ持つ疾患「ぜんそく・COPDオーバーラップ」です。 基本的には「40歳以上で気管支拡張薬吸入後の1秒率が70%以下」 COPDでありながら、ぜんそくの既往やいまなお変動性(日内、日々、季節)発作性...
2024年9月2日読了時間: 2分


がん緩和ケア医療を科学する22
呼吸困難の時Up Date! 抗不安薬・オピオイド・ステロイドの3点セット!(内服困難時はミダゾラム注も) とりわけ在宅診療において肺がん、COPDの末期などでは鎮静が重要です。 自身はミダゾラムによる鎮静が速やかに行えることがとても重要と考えており、薬液詰めなどの時間含め...
2024年9月2日読了時間: 1分


大動脈解離を見逃すな!
症例1 症例2 先月は当クリニックにて立て続けに2例大動脈解離を経験しましたので、緊急往診にて自宅で撮影したレントゲンを共有いたします。幸い2症例とも破裂前に受診、搬送し事なきを得て一安心しております。症例1の病歴は①胸を掴まれる様な感じ、②冷や汗、③喉の痛み、④嗄声で、少...
2024年9月1日読了時間: 2分


がん緩和ケア医療を科学する21
緩和医療で欠かせない持続皮下注射(CSI: Continuous Subcutaneous Injection)ですが、持続静脈注射と同等の効果で、かつ血管確保の必要がない簡便な投与経路であることが重要です。 注意すべきは下記の2点があります。...
2024年9月1日読了時間: 1分


認知症と薬の真実:再生不可能な神経細胞と治療の難しさ #認知症
認知症が薬で治るか?という問いの前に認知症とは病気なのでしょうか?人の神経細胞は再生しません。一応、これは原理原則であり、実際再生される部位もあります。但し、人間神経細胞が再生しないことは、理に適っていると私は考えます。もし、脱落した神経細胞が元通りに戻ればよいのですが、エ...
2024年8月31日読了時間: 4分


がん緩和ケア医療を科学する20
高度腎機能障害 のある患者において、どのオピオイドを使用すればよいか?は時に生じる問題です。 高度腎機能障害のある患者(eGFR30未満)の癌疼痛患者においてはフェンタニル、ブプレノルフィンの投与が推奨されます。 注意して投与可能は、...
2024年8月31日読了時間: 1分
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