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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
TEL 046-874-9475
FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
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がん治療後の食欲不振と倦怠感に悩んだ男性に、漢方が奏功した例
がん治療後の食欲不振や倦怠感に悩まされる方は少なくありません。今回ご紹介するのは、 肺扁平上皮がん術後再発 と**早期食道がん(ESD後)**の治療歴をもつ60代男性のケースです。 ■ がん治療後も続く、原因不明の食欲不振と倦怠感...
16 時間前読了時間: 2分


【喘息とCOPDが両方ある?】「ACO」という病態をご存じですか?
「咳が長引く」「季節の変わり目に息苦しくなる」「昔はぜんそくと言われたけど、最近はCOPDと言われて…」そんな方が対象となる可能性があるのが 「ACO」 です。 ◆ ACOとは? ACO(Asthma-COPD Overlap) とは、...
2 日前読了時間: 2分


「菌が出た=治療」ではありません
~90代の施設入居者さんの膀胱カテーテル管理から考える~ 今回は、 膀胱留置カテーテル を長期間使用されている患者さんの症例をご紹介します。 90代・施設入居中の方で、 約3年前より尿閉のため膀胱カテーテルを留置 されています。最近、当院の訪問診療を開始しました。...
4 日前読了時間: 2分


骨粗鬆症治療薬の順番、間違えると効果が落ちる?〜プラリアとフォルテオの話〜
骨粗鬆症の治療薬は年々進歩しており、現在ではさまざまな種類の薬が使用可能です。しかし、**薬の「使う順番」**によって効果が大きく変わることをご存じでしょうか? 今回は、**「フォルテオ(テリパラチド)」と「プラリア(デノスマブ)」**という2つの代表的な骨粗鬆症治療薬を例...
7 日前読了時間: 3分


高齢者の「転倒予防」、実は“歩く”だけでは危険なことも?
転倒を防ぐには、ただ「歩けばいい」わけではありません。 高齢者の転倒は、寝たきりや骨折の原因としてよく知られています。そこで今回は、**「運動介入によって転倒はどれだけ防げるのか」**を示した注目の論文をご紹介します。 出典 Sherrington C, et al. J...
7月3日読了時間: 2分


ご自宅での輸血、実は可能です
~在宅医療における輸血の流れと安全対策~ がんや血液疾患、慢性疾患の進行により、定期的な輸血を必要とする患者さんは少なくありません。しかし、高齢や体調の問題で「病院に通うのが難しい」という方もいらっしゃいます。 当クリニックでは、こうした患者さんに対し「ご自宅での輸血」を行...
7月2日読了時間: 2分


高齢者の「いつもと違う」は、危険のサインかもしれません
高齢者の救急対応が難しい理由の一つに、「症状が非典型的である」という点があります。さらに、認知症などの影響でうまく症状を伝えられないことも多く、病気のサインを見逃してしまいがちです。 たとえば、 高齢者の肺炎では約1/3のケースで、咳や発熱といった典型的な症状が見られない...
7月1日読了時間: 2分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する21~創傷ケアの基本:やさしい洗浄で感染リスクを減らす
創傷ケアでは、「洗う」こともとても大切なステップです。付着した滲出液(しんしゅつえき)や軟膏をやさしく取り除き、創面(きず)を清潔に保つことで、感染のリスクを減らすことができます。 ◆ 洗浄の目的 創傷面やその周囲の皮膚にダメージを与えないよう注意しながら、細菌や、その“え...
7月1日読了時間: 3分


「熱が出たら連絡ください」と言われたら?本当に38℃で判断していいのか?
施設スタッフの方からよくこんな質問をいただきます。 「何℃以上の熱が出たら先生に連絡すればいいですか?」 多くの医師が「38℃以上なら連絡してください」と伝えると思いますが、実は「発熱だけ」で重症かどうかを判断することはありません。 医師が重症度を見極める際には、...
6月29日読了時間: 2分


高齢者の発熱、どのタイミングで連絡すればいい?
〜SIRSの視点から考える在宅での対応〜 脳卒中後や意識がはっきりしない高齢の方をケアしていると、 発熱はつきものの症状 です。 人は寝ている間でも無意識に嚥下しています。唾液はもちろん、食事の際に逆流してきた内容物や胃液も無意識下で処理されています。しかし、嚥下機能が低下...
6月28日読了時間: 3分


パルスオキシメーター、正しく使えていますか?
在宅医療やご家庭でも広く使われている「 パルスオキシメーター 」ですが、その 測定方法や注意点 を正しく理解していますか? 今回は、**より正確にSpO₂(動脈血酸素飽和度)**を測るためのポイントをご紹介します。 ◆ パルスオキシメーターとは? パルスオキシメーターは、...
6月27日読了時間: 2分


【褥瘡(じょくそう)の感染をどう見極める?どう治療する?】
褥瘡(床ずれ)が感染しているかどうかは、以下の「感染の4徴候」があるかで判断します。 熱感(触ると熱い) 発赤(赤くなっている) 腫脹(腫れている) 疼痛(痛みがある) これらのサインがある場合、褥瘡感染を疑うべきです。 【感染しているからといって“消毒”していませんか?】...
6月26日読了時間: 2分


在宅医療でも“精密投与”が可能に~クーデックエイミーが切り拓く、新たな疼痛・鎮静管理~
在宅医療では、末期がんや慢性心不全の患者様に対し、麻薬(オピオイド)や鎮静薬を精密に持続投与するケースが多くあります。これまでは、こうした精密投与には専用の輸液ポンプをレンタルする必要があり、準備にも時間がかかっていました。...
6月23日読了時間: 2分


【在宅診療での腹部膨満感への対応】〜腹水だけじゃない、イレウスの可能性にも注意を〜
がん患者さんの「お腹の張り」は、消化器がんに限らず婦人科がんや泌尿器がんなど、多くのがん種でみられます。しかし、腹部膨満=腹水と短絡的に考えるのは危険です。 ■ 腹部膨満の裏に潜む「イレウス(腸閉塞)」 がん患者さんの腹部膨満感の原因として、**イレウス(腸閉塞)やサブイレ...
6月22日読了時間: 4分


【在宅医療の現場から】背中のしこり…「粉瘤(ふんりゅう)」が化膿したときの対応とは?
今回は、 背中にできた粉瘤(アテローマ)の感染症例 をご紹介します。粉瘤とは、皮膚の下にできる袋状のしこりで、皮脂や角質がたまってできる良性腫瘍の一種です。通常は無症状のことが多いですが、細菌が入り込んで 赤く腫れたり、痛んだり、膿んだりすることがあります 。 🔍...
6月19日読了時間: 2分


若年性アルツハイマーと向き合う日々~在宅療養の継続を支えた一つの薬~
若年性アルツハイマー型認知症を患うAさん(70代前半・女性)は、数年前から記憶力や言語機能が低下し、徐々に日常生活への介助が必要となっていました。特にここ1年は会話も難しくなり、食事は全介助、歩行も手引きが必要という状態。加えて、ご家族が最も悩まされたのが「BPSD(行動・...
6月18日読了時間: 4分


神経障害性がん疼痛へのリドカイン使用という選択肢
~オピオイド抵抗性疼痛に在宅医療でどう向き合うか~ 最近、印象深い症例を経験しました。がんの痛みは一般に「体性痛」「内臓痛」「神経障害性疼痛」の3つに分類されますが、 神経障害性疼痛 は、腫瘍が神経に浸潤することで生じるため、しばしば...
6月17日読了時間: 3分


幻聴と妄想に悩まされていた高齢患者さんが、レキサルティで落ち着いた話
ある患者さんのお話です。 ショートステイで過ごしていたある日、廊下から「やっぱりこいつだ」という男性の声が聞こえたと訴えました。 ご自宅に戻ってからも、天井から声が聞こえるようになり、天井に向かって「面と向かって言え」などと話しかけるようになったそうです。加えて、押し入れを...
6月16日読了時間: 2分


【在宅医療の現場から】胸水貯留に対する在宅ドレナージの実際と注意点
在宅医療の現場では、 がん性胸水 をはじめとした 胸水貯留に伴う呼吸苦 を抱える患者さんに対応することが少なくありません。近年、在宅でも胸水の排液(間欠的・持続的いずれも)を行うケースが増えており、当院でも常時数名の患者さんに対応しています。 今回は、...
6月14日読了時間: 3分


若年糖尿病患者の腰痛に潜むリスク ― 壊死性筋膜炎の見逃しを防ぐために
脳神経外科医として病院勤務していた当時、私は脊椎手術も多く手がけていました。特に静岡勤務時代には、高名な整形外科医の先生が立ち上げた「脊椎センター」にて、週1回の外来と年間40〜60件ほどの脊椎手術に関わっていました。 外来には腰痛を訴える患者さんが数多くいらっしゃいました...
6月13日読了時間: 2分
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