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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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在宅医療における認知症について20~脳血流シンチグラフィで分かる認知症の特徴と限界
レビー小体型認知症 レビー小体型認知症(DLB)の脳血流低下パターンはアルツハイマー病と似ていますが、 後頭葉の血流低下 が特徴です。ただしPETでの糖代謝低下に比べると診断力は劣ります。 研究では、DLB患者23人・アルツハイマー病患者50人・健常者20人を対象に後頭葉血...
8月15日読了時間: 2分


高齢者の「隠れアルコール依存症」――孤独と生活の変化が招く飲酒リスク
「少しだけなら大丈夫」「晩酌が楽しみ」――そんな気持ちで始まった飲酒が、いつの間にか日常を蝕んでいるかもしれません。特に近年、 高齢者のアルコール依存症が増加傾向 にあることが報告されています。背景には、 孤独や生活の変化 が潜んでいます。...
7月30日読了時間: 3分


不穏へのアプローチ④ ― 薬物治療の実際と薬剤選択のポイント
「不穏」とは、せん妄や認知症に伴う幻覚・妄想、興奮、暴言・暴力、不眠などの状態を指し、患者さん本人にも周囲にも大きな負担となります。非薬物的アプローチで対応しきれない場合、薬物療法が重要な選択肢となります。 今回は、不穏に対して用いられる代表的な薬剤とその選び方について、実...
7月29日読了時間: 3分


「不穏」に対するアプローチ③―薬物的アプローチとその実際―
「不穏な状態が続いてどうにもならない」「環境調整や声かけだけでは限界がある」そんなとき、 薬物的アプローチ は現場にとって重要な選択肢のひとつです。 今回は、主に せん妄 や**BPSD(認知症に伴う行動・心理症状)**に対する薬物治療について、その基本的な考え方や注意点を...
7月28日読了時間: 3分


「不穏」に対するアプローチ②―非薬物的アプローチの基本と限界を知る―
◆ 非薬物的アプローチ vs 薬物的アプローチ 不穏な状態を呈する背景には、「せん妄」や「認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)」が代表的です。対応としては大きく分けて、 非薬物的アプローチ 薬物的アプローチ の2つがありますが、どちらが重要というよりは、...
7月27日読了時間: 2分


「不穏」に対するアプローチ①
―「不穏」とは何か?その本質を考える― 在宅や病院、施設の現場で、「不穏な患者さんへの対応に困っている」という声は少なくありません。今回は、そうした「不穏」状態の基本的な理解と、はじめの一歩としての対応の仕方について考えてみたいと思います。 ◆ そもそも「不穏」とは?...
7月26日読了時間: 3分


口腔ケアで守る命──誤嚥性肺炎を防ぐためにできること
超高齢社会における歯科医療の使命 日本は世界でも類を見ないスピードで高齢化が進行しています。要介護高齢者が増える中、歯科医療の現場では、「健康寿命」や「生活の質(QOL)」の維持に、どう貢献できるかが問われています。中でも注目されているのが「口腔ケア」の役割です。...
7月25日読了時間: 3分


高齢者に多い感染症とは?施設や在宅で注意したい主な疾患と特徴
高齢者は年齢とともに 免疫力(感染への抵抗力)が低下します。そのため、介護施設や在宅医療の現場では感染症のリスクが高く、重症化もしやすい ことに注意が必要です。 この記事では、高齢者に多く見られる感染症について、 感染経路・症状・注意点 を整理してご紹介します。 1....
7月24日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について12~アルツハイマー病の進行と重症度分類 〜FAST分類を用いた見取り図〜
アルツハイマー病は、ゆっくり進行する病気です アルツハイマー病は、ある日突然発症するのではなく、少しずつ認知機能が低下していく「進行性の神経変性疾患」です。平均的には、 MMSE(認知機能検査)スコアが1年に3.3点ずつ減少...
7月24日読了時間: 3分


高齢者の脱水にご用心!
――熱中症搬送の4割は高齢者、自宅でも油断は禁物 こんにちは。連日、猛暑が続いていますね。2025年の夏も例外ではなく、5月から8月20日までの間に 4万5千人以上 の方が熱中症で救急搬送されたという報告があります。 そして驚くことに、その 42.1%が65歳以上の高齢者...
7月23日読了時間: 3分


在宅医療でどう診る?末期認知症の肺炎と緩和ケアの指針
高齢化が進む今、認知症を患う高齢者の数は年々増加しています。そして、肺炎はその終末期における代表的な合併症のひとつ。特に在宅や施設で療養されている方々にとって、病院のような医療体制がない中での診断・対応には、現場の工夫と知見が求められます。...
7月22日読了時間: 3分


在宅医療における「尿閉」対応の基本と実際~バルーンカテーテル留置から膀胱穿刺まで~
在宅医療では、尿閉(尿が出せなくなる状態)はときに緊急対応を要するトラブルの一つです。今回は、実際の対応方法について、実践的なポイントを紹介します。 1. 導尿(バルーン留置)の基本手技と注意点 在宅での導尿において、以下の3つの点を意識することで成功率が高まります。...
7月21日読了時間: 3分
脳外科医から在宅医へ──20年を経て見えてきた「本当に人の役に立つ医療」
自己紹介に代えて:脳外科という世界に魅せられて 脳外科医を志してから、気づけば20年以上の月日が経ちました。これまで本当に多くの手術を担当させていただき、まさに「手術の世界」に魅了された日々でした(はい、過去形です)。 脳動脈瘤、脳腫瘍、血管障害…。特に未破裂脳動脈瘤に関し...
7月20日読了時間: 2分


高齢者の排尿障害と尿路感染の因果関係~高齢者の尿路感染リスクと適切な治療法
高齢者における排尿障害(排尿困難、尿閉、頻尿、残尿感など)と尿路感染症(尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎など)は、密接な因果関係があります。加齢に伴い、膀胱や尿道の機能が低下し、排尿トラブルが増えることで、尿路感染症のリスクが高まります。本記事では、排尿障害と尿路感染の関係について...
7月19日読了時間: 4分


慢性的な咳に新たな選択肢 ― リフヌア錠(ゲーファピキサント)とは?
長引く咳が続いて困っている方にとって、新しい治療薬「**リフヌア錠(一般名:ゲーファピキサント)」**が注目されています。従来の治療でなかなか改善しなかった“原因不明の慢性咳”にも効果が期待できる薬剤として、2022年に日本で承認されました。 ■ どんな薬? ―...
7月18日読了時間: 3分


高齢者に多い「腹部の皮膚炎」──実は夏場に要注意!
高齢者において、腰が高度に曲がっている場合(亀背と言います)、腹部の皮膚が折りたたまれるように重なり、垢や汗により雑菌や真菌が繁殖し皮膚炎を起こすことがあります。乳房の下も同じようにただれやすいです。特に汗をかきやすい、これからの時期によくみられます。...
7月16日読了時間: 2分


高齢者の転倒を防ぐために 〜繰り返す転倒の背景と薬の見直し〜
高齢者にとって転倒は、大腿骨骨折や頭部外傷など重大な後遺症を引き起こすリスクがあるため、日頃からの予防が重要です。本記事では、転倒を繰り返す2症例の検討を通じて、転倒リスクの因子と薬物の見直しの重要性について考察します。 転倒のリスク因子...
7月15日読了時間: 3分


座位中心の生活で悪化した臀部の褥瘡が、クッション変更で改善!
👤 80代男性/要介護高齢者 🔍 状況とご相談内容 ケアマネジャーさんより、「 お尻が赤くてなかなか治らない 」とのご相談がありました。すでに 低反発マットレス と クッション は導入済みとのことでしたが、臀部の発赤が持続しており、改善傾向が見られない状況でした。...
7月12日読了時間: 2分


がん治療後の食欲不振と倦怠感に悩んだ男性に、漢方が奏功した例
がん治療後の食欲不振や倦怠感に悩まされる方は少なくありません。今回ご紹介するのは、 肺扁平上皮がん術後再発 と**早期食道がん(ESD後)**の治療歴をもつ60代男性のケースです。 ■ がん治療後も続く、原因不明の食欲不振と倦怠感...
7月11日読了時間: 2分


【喘息とCOPDが両方ある?】「ACO」という病態をご存じですか?
「咳が長引く」「季節の変わり目に息苦しくなる」「昔はぜんそくと言われたけど、最近はCOPDと言われて…」そんな方が対象となる可能性があるのが 「ACO」 です。 ◆ ACOとは? ACO(Asthma-COPD Overlap) とは、...
7月10日読了時間: 2分
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